【特集】映画の続編で監督を変更・交代するのってどうなの??

アイキャッチ画像:©けものフレンズプロジェクト/KFPA アニメ「けものフレンズ」より引用

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

今回はですね、映画にまつわる雑談をしていきたいと思います。

今まさに話題になっているのが、アニメ「けものフレンズ」の監督たつきさんの新シリーズからの交番騒動ですよね。KADOKAWAがソシャゲ展開などで盛大に失敗した「けものフレンズ」プロジェクトを立て直した立役者といっても過言ではないたつき監督の降板は大きな波紋を広げています。

続編で監督が変わるという話は、そんなに珍しいことではないと思います。ただ今回の問題がここまでの大炎上となったのは、あのたつき監督のツイートに含まれていた「残念です。」の一言が原因でしょう。「けものフレンズ」プロジェクトを一大ムーブメントにまで押し上げた功労者にそんなことを言わせてしまった点は批判されてしかるべきです。

ただ真相は分からない以上、情報が出てこない限りは追及することもできませんし、続編の出来が必ずしも悪いものになるとも決まったわけではありません。




KADOKAWAの失策

ただ、KADOKAWAはこの続編での監督・スタッフすげ替えに関して数々の黒歴史を持っているので、心配になる気持ちは分かります。

「生徒会の一存」の第2期では、監督やスタッフさらにはキャスト陣までもをすげ替えて、さらにそれがひどい出来とあったがためにファンから大きな批判を浴びました。セル版の販売枚数も対1期比でなんと10%にまで落ち込むなど、続編製作の最悪の例として今なお語り継がれています。

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もう1つ有名なのが「みなみけ」という作品です。コメディ調の日常モノとして大人気になった「みなみけ」第1期を受けて、満を持して送り出された「みなみけ:おかわり」だったのですがこれが今や黒歴史となり、ファンの間では2期なんて存在しなかったと、存在が否定されるレベルの作品となっています。オリジナル脚本での唐突なシリアス調(もはやホラー)に加え、作画崩壊などとんでもない仕上がりになっていました。その原因の最たるものが、1期スタッフをほとんど総入れ替えに近い形で、新スタッフにすげ替えてしまったことなんですね。結果的にセル版の売り上げも1期から50%以上ダウンするという名実ともに黒歴史となってしまったアニメでした。

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このような黒歴史を抱えているがために、「けものフレンズ」の続編がこれらの作品の二の舞になるのではないかと、多くのファンが危惧しているのです。

続編における監督変更は吉か凶か?

映画の世界では、続編で監督が変わることなんて日常茶飯事ですよね。日本では、同じ監督にという傾向が強いので、珍しく感じるかもしれませんが、海外ではしばしば続編で監督や脚本と言ったメインスタッフが変わっています。

ただこれが、シリーズに良い影響を与えているのか?否か?というのは正直あんまり考えたことがありませんでした。そこで今回はですね、さまざまな続編で監督が変更されたシリーズを引き合いに出しながら、続編での監督(その他スタッフ等)変更の是非について少しだけ考えてみたいと思います。

まあ監督だけで映画の出来が左右されるわけではないですが、一つの指標としてご覧ください。


なお今回の記事は、最初にも書いた通りで、私の雑談的な内容になりますので、余り深く考えずに緩いスタンスで書いていきますので、よろしくお願いいたします。

作品の評価に関して

今回は、作品の評価をもってしてその続編が成功だったか失敗だったかという短絡的な判断をしていこうと思います。ただ私個人の評価だと、ちょっと偏りが生じてしまうので、レビューサイトの評価を参考にさせていただいた上で、話を進めていこうと思います。

今回は、以下のレビューサイトの評価を参考にさせていただきます。

・Rotten Tomatoes:https://www.rottentomatoes.com/

・IMDb:http://www.imdb.com/

シリーズ洋画評価グラフ

エイリアン

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「エイリアン」:リドリースコット
「エイリアン2」:ジェームズ・キャメロン
「エイリアン3」:デヴィッド・フィンチャー
「エイリアン4」:ジャン=ピエール・ジュネ

→エイリアンは毎回、監督が変わっています。一般的には、1と2が評価が高くそれに続く3と4はあまり評価が芳しくありません。私個人的にも3と4はイマイチな出来だったと思います。

ジョーズ

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「ジョーズ」:スティーブン・スピルバーグ
「ジョーズ2」:ヤノット・シュワルツ
「ジョーズ3」:ジョー・アルヴス
「ジョーズ4」:ジョセフ・サージェント

→続編における監督交代の失敗の典型例かと思います。私自身も2までしか見れていないので、3以降の内容は存じ上げませんが、やはりスピルバーグは偉大だったということでしょうか?

X-MEN

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「X-MEN」:ブライアン・シンガー
「X-MEN2」:ブライアン・シンガー
「X-MEN3(T.L.)」:ブレット・ラトナー
「X-MEN新1(F.C.)」:マシュー・ヴォーン
「X-MEN新2(F.P.)」:ブライアン・シンガー
「X-MEN新3(Ap)」:ブライアン・シンガー

→ブライアン・シンガーが中心になって製作されているX-MENシリーズですが、監督の変更は1度は成功、1度は失敗という結果になっています。旧三部作のラスト「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」は完全なる失敗作でしょう。一方で、リブート版第1作のマシューヴォーン監督作「X-MEN:ファーストジェネレーション」は素晴らしかったと個人的にも思います。

スターウォーズ

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「スターウォーズ4」:ジョージ・ルーカス
「スターウォーズ5」:アーヴィン・カーシュナー
「スターウォーズ6」:リチャード・マーカンド
「スターウォーズ1」:ジョージ・ルーカス
「スターウォーズ2」:ジョージ・ルーカス
「スターウォーズ3」:ジョージ・ルーカス
「スターウォーズ7」:J・J・エイブラムス

→「スターウォーズ」シリーズはかなり監督交代が上手くいっているタイプの作品だと思います。ただ最近エピソード8以降の監督問題がゴタゴタとしているのは気がかりですね。

ミッション・インポッシブル

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「ミッション・インポッシブル1」:ブライアン・デ・パルマ
「ミッション・インポッシブル2」:ジョン・ウー
「ミッション・インポッシブル3」:J・J・エイブラムス
「ミッション・インポッシブル4」:ブラッド・バード
「ミッション・インポッシブル5」:クリストファー・マッカリ―

→ミッション・インポッシブルシリーズも毎回監督が変わっています。次回作となるシリーズ6作目は、5作目の監督だったクリストファー・マッカリ―が続投するようです。このシリーズは、監督を変更しながらも、比較的高い水準を維持している作品だと思います。強いて言うなれば2と3はあまり評価が高くないイメージはあります。

アイアンマン

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「アイアンマン」:ジョン・ファブロー
「アイアンマン2」:ジョン・ファブロー
「アイアンマン3」:シェーン・ブラック

→アイアンマンシリーズもかなり高い水準を維持しています。2で少し評価を下げましたが、3の監督変更がハマり評価を高めました。個人的にも1と3が好きですね。

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キャプテンアメリカ

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「キャプテンアメリカ1(F.A.)」:ジョー・ジョンストン
「キャプテンアメリカ2(W.S.)」:ルッソ兄弟
「キャプテンアメリカ3(C.W.)」:ルッソ兄弟

→キャプテンアメリカシリーズは監督交代がズバリ的中したシリーズものですね。特に「キャプテンアメリカ:ウィンターソルジャー」はアメコミ映画の中でも屈指の出来と言われています。続編監督交代のお手本のようですね。

ターミネーター

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「ターミネーター」:ジェームズ・キャメロン
「ターミネーター2」:ジェームズ・キャメロン
「ターミネーター3」:ジョナサン・モストゥ
「ターミネーター4」:マックG
「ターミネーター:ジェニシス」:アラン・テイラー

→ターミネーターシリーズは監督が交代したら失敗するの典型例かと思います。ジェームズ・キャメロンが監督を務めた初期2作品以降は、微妙な出来の続編を連発し、リブート1作目も散々な評判で、新3部作が打ち切りになるとかならないとか?

キックアス

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「キックアス」:マシュー・ヴォーン
「キックアス2」:ジェフ・ワドロウ

→ターミネーターに続いて、監督が変わった瞬間に駄作になってしまったシリーズものの代表格かと思います。1作目がかなり評価が高かっただけに2作目の落ち込みぶりが目立ちました。「キングスマン」の続編はマシュー・ヴォーン自らメガホンを取りましたが果たしてどうなるでしょうか?

ジュラシックパーク

「ジュラシック・パーク」:スティーブン・スピルバーグ
「ロストワールド」:スティーブン・スピルバーグ
「ジュラシック・ワールド3」:ジョー・ジョンストン
「ジュラシック・ワールド」:コリン・トレボロウ

→「ジュラシック・パーク」シリーズは第1作目がやはり格段に評価が高いです。そしてスピルバーグ自身が監督を務めた第2作目の評価も芳しくないですが、さらに監督が変更になった第3作目もかなり評価を落としています。しかし、リブート第1作目の「ジュラシック・ワールド」は監督交代が的中し、素晴らしい作品に仕上がりました。

おわりに

結局今回の記事って何が言いたかったんでしょうね・・・(笑)。

書いていて自分が目的地を見失いつつありました。

 ただ、続編で監督やメインスタッフが変わるということは、海外の映画製作事情なんかを見てみますと、そんなに珍しい話ではないんですよね。

今回は、そんな海外の映画シリーズってかなり監督が変遷しているんですよってことも示せたかと思います。また、監督やメインスタッフを変更したからといって、必ずしも失敗するわけではありません。確かに失敗する可能性の方が若干高い傾向ではあると思いますが、逆に変更したことによって、とんでもない傑作が生まれることもあります。

ですので、監督が交代するからといって必ずしも悲観すべきことではないのかなあとは思います。

ただ今回の「けものフレンズ」の監督降板騒動は裏ですごく揉めたんだろうなあという邪推が容易にできてしまいますし、何よりプロジェクトの最大の功労者たるたつき監督に「残念です。」というツイートをさせる事態になってしまったことが非常に残念です。

今後、この騒動がどうなっていくのかは全く想像がつきません。おそらくこんな事態になって、たつき監督が復帰するという方向に進むことはまずないでしょう。KADOKAWAに望むのは、しっかりとした新監督・新スタッフを据えて、きちんとプロジェクトを立て直してから続編に臨んでほしいということですね。

監督を変えることが作品にとって必ずしも悪いことか?と言われたら決してそうではありません。今回の場合はそのやり方が不味かったのかもしれません。

しかし、真相は依然分からないままなので結局何にも言えないですよね。

とりあえず、「けものフレンズ」プロジェクトからは外れてしまいましたが、たつき監督の新作に大いに期待したいところではありますね。

今回も読んでくださった方ありがとうございました。




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