【ネタバレあり】『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』解説と考察

(C)2018 BONES/Project EUREKA MOVIE

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

今回はですね映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』についてお話していこうと思います。

本記事は作品のネタバレになるような内容を含む解説・考察記事になります。

作品を未鑑賞の方はお気をつけください。

良かったら最後までお付き合いください。

映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』

あらすじ

テレビシリーズでも重要な役割を果たした人気キャラクターのアネモネを軸に、父をなくしたアネモネの魂の軌跡を、シリーズで初めて東京を舞台に描く。

実験部隊「アシッド」が実行する作戦の要として、7年前に父が散った戦場でもある東京に降り立ったアネモネ

そこで彼女は、人類の敵である「7番目のエウレカ=エウレカセブン」と戦わなければならなかった。

エウレカセブンによって追い詰められた人類はアネモネに希望を託すしかなく、彼女はエウレカセブンへの内部へと入り込むが……。

映画com.より引用)

スタッフ・キャスト

本作の監督を務めるのは、エウレカセブンシリーズには欠かせない京田知己さんですね。

『交響詩篇エウレカセブン』『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』『エウレカセブンAO』とシリーズ全作品に携わってきた人であり、このひと抜きにエウレカセブンを語ることはできません。

そして脚本を担当されるのがこれまたシリーズには欠かせない佐藤大さんですね。

個人的にはこの佐藤さんがエウレカセブンのキーマンだと思っております。

というのも佐藤さんが携わっていないのが『交響詩篇エウレカセブンポケットが虹でいっぱい』と『エウレカセブンAO』なんですが、これがどちらも出来としてはイマイチなんですよ。

そう考えると、エウレカセブンシリーズにおいて作品の出来を左右するのはこの方なのかもしれません。

キャラクターデザインには、オリジナル版でもお馴染みの吉田健一さんが参加されています。

さらに特技監督にはこちらもオリジナル版に参加されていたアニメーターの村木靖さんが起用されています。

この村木さんはエウレカセブンのアニメーションを作り上げていく上では欠かせない人物です。

というのも本作に登場するいわゆる「サーカス」と呼ばれるアクションモーション作画は板野一郎が数人のアニメーターにしか技術を継承しておらず、その内の1人が村木さんなんです。

また劇伴音楽には『交響詩篇エウレカセブン』の「交響」の部分を作り上げた佐藤直紀さんが参加しています。

このシリーズは彼の音楽なしには成立し得ませんからね・・・。佐藤さんが参加していない『エウレカセブンAO』の劇伴音楽が物足りなく感じるのも必然でしょう。

そしてキャストですが、主人公のアネモネ役をオリジナル版から引き続いて小清水亜美さんが演じておられます。

もちろんエウレカ役の名塚佳織さんも続投ですし、レントン役の三瓶 由布子さんも変わりません。

ただ、デューイ・ノヴァクを演じている辻谷 耕史さんが亡くなってしまわれたということで、その代役に藤原啓治さんが起用されているんですよ。

ナガ
エウレカセブンシリーズのスタッフは藤原さんの使い方が荒いよね・・・。

そもそも藤原さんはエウレカセブンシリーズにおいてホランド役を務めています。

しかも彼は役によってあまりボイスアクトに大きく差異を出すタイプの声優ではありません。

そのため『エウレカセブンAO』で大人レントンを藤原さんが演じた時に、かなり賛否両論あったんですよね。

ここは正直言って、気になってしまいますね。

そして辻谷 耕史さんのご冥福をお祈り申し上げます。

作品の詳しい情報が知りたいという方は、公式サイトへどうぞ!

参考:『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』公式サイト

主題歌:There’s No Ending

本作の主題歌を担当したのはRUANNさんです。


ナガ
RUANNさんは現在15歳の現役中学生アーティストだそうですよ。

アネモネが主人公の物語にはぴったりな人選なのかもしれませんね。

ちなみに本楽曲の作詞にはエウレカセブンシリーズではお馴染みの元SUPERCARのいしわたり淳治さんも参加しています。

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『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』解説

エウレカユニバースの新たな1歩として

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いやはやとんでもない映画の誕生を目撃してしまったような気がします。

これまでのエウレカセブンシリーズを振り返ってみると実に『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』という作品は感慨深い内容です。

まず、『交響詩篇エウレカセブン』の劇場版として製作された『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』はその世界線を分離させることで新たな神話を紡ごうとしました。

一方で、続編として製作された『エウレカセブンAO』は非常に意欲的な試みだったと言えます。

スカブコーラルという物質が時間や空間を超越するデバイスとしての機能を果たすという設定を付与したことで、エウレカユニバースの可能性を拡張したと言えます。

昨年公開された『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』は、リブートということでオリジナル版をの設定を変えて新たにレントンの物語を再スタートさせました。

そして満を持して公開された『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』はまさにそんなこれまで分岐し、捩れ、複雑化してきたエウレカユニバースを1つの方向へと導いた作品と言えます。

そのユニバースを繋ぐ役割を果たしたのが、スカブコーラルということになりますよね。

今回の劇場版を見ても分かりますが、オリジナル版の比較的序盤にエウレカはスカブに1度取り込まれています。

この時にオリジナル版の世界線とハイエボリューションの世界線がある種の分岐を始めたということになるのでしょうか。本作のエウレカセブン内では、エウレカがテレビシリーズの世界を繰り返し「再生」しています。

実はスカブに取り込まれるという事象は他の作品にもリンクしていて、例えば一連のアクペリエンスに基づいて世界線がリンクしているのが『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』の世界です。

(ポケ虹のアゲハ神話の挿絵に羽根の生えたエウレカが登場しているのは、第47話の「アクペリエンス4」の時にスカブがエウレカを取り込んだことが契機であるとされています。)

また、レントンがスカブの中をエウレカに調査させていた時に『エウレカセブンAO』と『交響詩篇エウレカセブン』の物語がクロスオーバーしています。

パンフレットの解説に「アドロックは、起動してクォーツ化したシルバーボックスの暴走を止めようとする。」という一節があります。これを鑑みるとやはり『エウレカセブンAO』もハイエボリューションの物語とリンクを有していると言えるでしょう。

このようにこれまで矛盾点はありつつも、スカブコーラルをデバイスとしてある種の繋がりを見せていたエウレカセブンシリーズなんですが、『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』にて1つのリブートの方向性が打ち出されました。

前作『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の最後に上映された本作の予告編の時に「ワンワールド、ワンフューチャー」というフレーズが印象的に語られていました。

実はエウレカセブンシリーズは劇場版や続編を製作したことによって、世界線がいくつも分岐していき、その中で登場人物たちが選択した未来があるという状態になってしまっていたわけです。

「ワンワールド、ワンフューチャー」と次なる1歩

さて、いくつもの世界が存在し、その中で「選ばれた世界」というものだけが認識され、そしてその他にも『選ばれなかった世界」と冠して数々の世界線を有することになったこのシリーズ。

今作『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』はそんな分岐し、複雑化したエウレカユニバースを1つ「未来」へと確かに方向づけて見せたわけです。

そもそも本作の世界はデューイ・ノヴァクが「偽りの神が創っては廃棄した無数の不要な世界、言わばゴミの山」と評していたようにエウレカユニバースにおいて「選ばれなかった世界線」の1つなんだと解釈しました。

そしてアネモネはダイブシステムを活用することでエウレカセブン内に閉じ込められたテレビシリーズの世界線(これまでの作品の世界)とリンクしていきます。

その物語の果てにアネモネは1つの決断を迫られますよね。

自分の父親を救って、これまで生きてきた世界と決別するのか、それとも自分の父親が命を賭して守った世界を守るのか。

これはエウレカセブンシリーズがこれまでの物語からの決別する覚悟はあるのか?という問いにも置き換えられるわけです。

アネモネが最終的に決断したのは、後者であり、そしてエウレカセブン内に存在していた無数の世界線は、1つの「未来」へと還元されていきました。

そうしてエウレカは、巨大なスカブコーラルから解放され、1つの「現実世界」に降り立ちました。

東京に現れた巨大なスカブコーラルが「エウレカセブン」と名付けられているのは、おそらくそれ自体がこれまでの「エウレカセブン」シリーズのメタファー的な役割を果たしているからでしょう。

つまり、今作『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』というのは、これまでオリジナル版からの分岐という形で、オリジナル版を否定しない形で続編を作り上げてきたコンテンツが、ようやくオリジナル版を払拭し、真の意味で新たなる一歩を踏み出した作品なのです。

この作品を作ってくださった京田監督、佐藤大さんを初めとするスタッフたちには感謝してもしきれない思いです。

当ブログ管理人の2018年年間ベスト映画は、今この瞬間にこの作品に決まりました。

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『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』考察

過去作品の映像を織り交ぜる意味

前作『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1』の時に、過去作の映像が多すぎるということで多大な批判を浴びていたことは記憶に新しいです。

ただ、今作を鑑賞すると、そんな過去作を多用する演出が「手抜き」などではなく、極めて確信犯的に設計されていたことが分かります。

つまりリブート作にもかかわらず過去作の映像を流用するというのは、漸次的な完全新シリーズへの移行のプロセスなんですよね。

それはエウレカセブン内では過去作の映像が使われ、外の世界では新作映像が使われていたという分岐を鑑みても明らかといえるでしょう。

また第1作では実に7割のシーンが過去作のものだったのに対して、今作では作品の2割ほどにまで激減しています。

おそらくですが、来年公開のハイエボリューション3は完全新作という運びになるのではないでしょうか?

何はともあれ、本作を見ることでハイエボリューション1もまた違った視点で見ることができるということです。

ぜひぜひこの機会に見直してみてください。

加えて、このリブート第2作ではスマホの画面サイズ、アネモネがこじ開ける扉のサイズ、オリジナル版の映像のアスペクト比、新作映像のアスペクト比のコントラストが、アネモネが父へと迫っていくプロセスを表現するに当たって重要な役割を果たしていたように思います。

こういう演出も非常に巧いなぁと個人的には感じました。

共生の物語としてのハイエボリューション

前作『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1』はレントンとエウレカの物語を、レントンと父アドロックの物語に再編してみせました。

一方で今作はテレビシリーズでは孤独な少女だったアネモネに家族という設定を付与することで彼女と父の物語を描こうとしました。

そして、そこにはオリジナル版から脈々と受け継がれてきた「何かを犠牲にしないと、何かは手に入らん。何を失い、何を得るか。未来を選ぶのはお前だ。」の精神が息づいています。

また物語はレントンのケースであっても、アネモネのケースであっても、自分の父親が守ってくれた「世界」を守ろうと決意する方向へと導かれていきます。

自分の父親と向き合うという行為を媒介として、そんな父親が守ってくれた世界と向き合うという物語を演出しているわけです。

そういう何かを犠牲にしながらも、選択し、「未来」を掴み取ろうとするプロセスを描いているという点は本作においても変わっていないわけです。

しかし、『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』はそれだけでなく、おそらくエウレカの物語になるであろう次回作に向けてもう1つのエウレカセブンシリーズの大切な魂が反映されています。

それは「共生」のテーマなんですよね。

このテーマはエウレカセブンシリーズにおいて常に中心に据えられているものであり、一度もブレたことはありません。

ただこれまでの作品においてその共生の象徴として描かれてきたのは一貫してレントンとエウレカなんです。

それは子供世代の物語へと移行したはずの『エウレカセブンAO』でも一貫して変わっていません。

レントンとエウレカが本作の共生というテーマを常に体現してきたのです。

そして『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』という作品は、それすらも脱構築しようと試み、実際にやってのけたわけです。

テレビシリーズではほとんど交わることのなかったアネモネとエウレカという本作の代表するヒロインがぶつかり合いながらも手を取り合い、重い扉をこじ開ける終盤のシーン。

ナガ
あれを見て、涙を流さないエウレカファンがこの世にいるんでしょうか?

この手は離さないと告げたアネモネの姿に一瞬レントンの姿がフラッシュバックしたことからも、この「共生」のシンボルの脱構築は明確に意図された上で行われていると言えるでしょう。

アネモネとエウレカ

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アネモネとエウレカというと作品を代表する2大ヒロインになるわけですが、その関係性は非常に興味深いものがあります。

というのも同じ人型コーラリアン(アネモネは人間を改造して作られたエウレカの模造品)でありながら、対照的なキャラクターに仕上がっているんですよ。

パンフレットの中で小清水さんが言及されていますが、まさしくアネモネって「エウレカになりたかった少女」として描かれています。

そもそもアネモネがエウレカの代用品として作られた存在であることは重要なポイントです。

また、テレビシリーズ第42話でレントンとエウレカがグレートウォールを通過していく一方でアネモネは通過することが出来ません。

それは彼女の隣には自分を本当の意味で愛してくれる人がいなかったからです。

だからこそアネモネからエウレカに向けられた眼差しは息が詰まるほどに切ないのです。

アネモネはエウレカのようになりたかった。

だからこそ第48話「バレエメカニック」そんなアネモネへの救いとして機能し、多くのファンの涙を誘いました。

そして今作『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』ではそんなエウレカとアネモネの立場を反転させています。

アネモネは父やドミニクの存在に支えられ、1人ぼっちのエウレカに手を伸ばします。

テレビシリーズで印象的だった彼女の目の赤い線が消えているのも、そういう関係性の変化の現れなのでしょう。

パンフレットの中でキャラクターデザインを担当された吉田さんがアネモネの目にある赤い線は、エウレカの目の赤い円と対比的に設定されたもので、アネモネがエウレカの代用品であることを示しているそうです。今作において、アネモネの目に赤い線がないのは、そんな「模造品」としての立場を払拭しているからとも言えますよね。

エウレカのコピーとしてではない唯一無二のアネモネ像をこの作品はきちんと確立していたように思います。

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ハイエボリューション1との繋がり

自分も含めて多くの人が首を傾げているのが前作ハイエボリューション1との繋がりだと思います。

今回は個人的な解釈も交えながら、考察してみようと思います。

まず、10年前にアドロック・サーストンとファースト・サマーオブラブの物語が紡がれました。

ここでハイエボリューションシリーズの肝になる決戦弾頭シルバーボックスが登場しています。これが要はスカブコーラルをコントロールするための設備でした。

ただ作戦の最中にこの設備が暴走してしまい、パンフレットによると「クォーツ化」してしまいます。

クォーツというのは、『エウレカセブンAO』で登場したスカブの核で、これを使って平行宇宙へと移動することができるデバイスとなっています。

そして10年の月日が経過した後に、エウレカとレントンが出会い、レントンは旅立ちます。

物語がどこから分離し始めたのかというお話になりますが、これは『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1』の開始から81分ほどが経過した辺りのレントンが「助けて、助けて、助けて」と慟哭しているシーンかと思われます。

パンフレットの解説によるとこのシーンは「エウレカがシルバーボックスに触れて、アクペリエンスを引き起こした。」という風に書かれています。

このシーンでレントンが死亡してしまうわけですが、その後エウレカはクォーツ化したシルバーボックスの力を使って、レントンが生きられる世界線を模索しています。

そのプロセスとして描かれたのが『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1』でたびたび登場するPlay ForwardとPlay Backの演出ということになりますね。

ちなみにハイエボリューション1のラストから続く世界線の物語の顛末は今作の中で描かれていました。(エウレカをキャッチしに来たレントンが登場したシーン。アネモネがニルヴァーシュを攻撃した後に、レントンが消失してしまい、エウレカは「仕返しをしてやる」と激高)

エウレカが何度も世界線を乗り換えたがために、その捨てられた世界線がスカブとしてアネモネのいた「現実世界」にも表出し、世界を覆い尽くそうとしていました。

これって個人的な解釈ですが、エウレカセブンというコンテンツがエウレカによって操られ、繰り返され、閉じ込められることで、そこから隔てられた様々な可能性を有する他の世界線が浸食されてしまっているということを表しているんじゃないかと考えました。

つまり、エウレカセブンというコンテンツがこれまでの物語を脱した新たな物語を作り出そうとしても、既存の物語の残骸が飛来して、それが新たな物語の可能性を摘んでしまうという構図です。

そう考えるとハイエボリューション1から続く本作の世界観が少し面白く見えてきました。

やっぱり『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』とんでもない作品だと思います。

スタッフたちは本当に「エボリューション」を起こそうとしているのかもしれません・・・。

おわりに

鑑賞直後に1時間ほどの時間で、自分が感じた内容を一気にまとめたのでかなりまとまりに欠ける文章になっているかと思います。

映画館であと2~3回は最低でも鑑賞する予定なので、もっと追記していく予定ですし、もっと内容をブラッシュアップしていく予定です。

とにかく鑑賞してすぐのこの熱い思いをすぐに文章で残しておきたいと思い、執筆している次第です。

良かったらコメント欄等で皆さんのご感想もお聞かせいただけると嬉しいですね。

今回も読んでくださった方ありがとうございました。

パンフレット購入のススメ

当ブログ管理人も本作に関して一部、前作ハイエボリューション1との兼ね合いで不明瞭な点があったんですが、パンフレットの作品解説を読んで、すっきりしました。

価格も926円+税と1000円ほどなのですが、キャスト陣、スタッフ陣の詳しい作品解説や、ハイエボリューション1と2の時系列や起こった事象を事細かく解説してくれているページが存在します。

作品を見て、分からないところがあったと感じた方はぜひぜひパンフレットを劇場で購入してください。

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関連記事

当ブログ管理人がこれまでに書いたエウレカセブンシリーズの記事を一気にご紹介しておきます。

・『交響詩篇エウレカセブン』

私が「人生」であると称賛してやまないオリジナル版『交響詩篇エウレカセブン』についてネタバレなしでその魅力を語った記事になっております。

参考:【ネタバレなし】『交響詩篇エウレカセブン』解説・あらすじ:この名作の魅力を伝えたい!

・『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』

当ブログ管理人が前作の『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』公開のタイミングで久しぶりに見返した際に書いた記事になります。個人的には意外と悪くない作品だと思っております。

参考:【ネタバレ解説・考察】『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』

・『エウレカセブンAO』

こちらもかなり賛否があったオリジナル版の続編になります。時系列等が非常に複雑になっているため、かなり困惑しましたが、きちんと理解できると面白さもあると思いますよ。

参考:【ネタバレあり】『エウレカセブンAO』感想・解説:名作の続編は駄作だったのか?

・『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』

2017年に公開された前作(リブート劇場版第1作)の解説記事になります。エウレカファンからも賛否あった作品ですが、当ブログ管理人は絶賛しております。

参考:【ネタバレあり】『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』感想・解説

ナガ
ぜひぜひ上記の関連記事も読んでみてください!

37件のコメント

はじめまして。
私も先ほど鑑賞を終えて感想記事を探していたところ、ヒットしたので拝見させていただきました。
エウレカがアネモネの手を取るシーン、私も思わず泣いちゃいました。
個人的に漫画版エウレカ好きなので、ちらっと出てきたのも嬉しかったです!

ファイさんコメントありがとうございます!!

あのシーン熱かったですよね…。涙が止まりませんでした( ;∀;)

まさにこれまでの全てのエウレカセブンと繋がってる感があって最高でした!!

わたしも最前列で先程見てきました。
「ん?恐竜映画かな?」から「あぁ、なるほどねー」って感じで、来年のファイナルが楽しみな終わり方でしたね。
できれば3DのCGではなく、吉田健一さんの絵柄を生かした手描きの幼い2人を見たかったですねー。

わんささんコメントありがとうございます!

来年のリブート第3作がますます楽しみになりましたよね!

3DCGに関しては確かに手書きにこだわってきたエウレカセブンシリーズとしては、わんささんの仰るように違和感があるものだったようには思いました。

ただ、あの未熟なCGで形づくられたアネモネとエウレカがシリーズの新しい扉を開いたという点を鑑みると面白い演出ではあったのかもしれませんね。

アネモネの目の線が無いのはこっちの世界のアネモネだからですよ。ヘルメットみたいなのをかぶってあっちの世界にいってるアネモネの目には線があったのよ。あと仮面ライダーデイケイド的とかエヴァンゲリオン的とかゴジラまでいる?的な感じでしなね。涙涙でしたが後半少し笑えましたね。

大分おじさんになりましたさんコメントありがとうございます!

設定的には大分おじさんになりましたさんの仰る通りでエウレカセブン内の世界と今作の世界のアネモネを区別するための演出だと思います。

意味論的に捉えた時にパンフレットで吉田さんが触れておられるんですが、テレビシリーズのアネモネの目の線はエウレカの目の赤い円と対比的につけられたもので、「アネモネがエウレカの代用品である」ことを示しているそうです。

そのため、本作でアネモネの目から赤い線が無くなったのは、彼女がエウレカの模造品としての立場を抜け出したことを表現する1つの演出でもあります。

そういう意味合いも込めて、拙記事ではアネモネの目の線について触れさせていただきました。

確かにキービジュアルもそうですが、終盤にエヴァンゲリオン的な演出が見られましたね。

オリジナリティを見せて欲しかった部分はありましたよね…。

アネモネとても面白くて感動もしました!
ですが少し分からないところがあったので質問させて下さい。

漫画や小説、ポケ虹やアニメ50話の世界は、ハイエボ2のエウレカがエウレカ7の中で作った世界のうちの1ということなのでしょうか?

また、アクペリエンスに失敗してレントンが消えたのはどの世界線のいつ頃だと思いますか?ハイエボ1では失敗の後レントンは普通に月光号から去ったようにおもえたのですが…

質問ばっかりですみません。記事とても面白かったし参考になりました!ホランドやレントンが出てきそうな3作目もとても楽しみです!

トマトさんコメントありがとうございます!

個人的にはこれまでのエウレカコンテンツ全てが本作のエウレカセブン内に閉じ込められた可能性の1つなんじゃないかと解釈しております。

ハイエボ1の終盤にレントンが「助けてぇ〜」と絶叫するシーンがあったかと思いますが、あそこでエウレカがシルバーボックスに触れ、アクペリエンスを誘発し、レントンを亡き者にしてしまったんだと思います。

そもそもハイエボ1においてPlay ForwardとPlay Backを操っていたのが、エウレカということになります。つまりハイエボ1ってPlay ForwardないしPlay Backが表示されるたびに世界線が分岐してるんじゃないか?とも思うんです。エウレカがレントンと共に生きられる世界線を模索しているプロセスということですね。

レントンが月光号を去って行く描写というのは、レントンがアクペリエンスでは死ななかったが、結局その先に何らかの形で死がもたらされてしまう世界線の1つだと思います。

さっき映画を観てきましたが、僕は全然良い映画だと思いませんでした……
原作アニメは3回は一から見ましたし、エウレカの大ファンですが、今回のはパラレルとしても受け入れがたいです
無理矢理な感動を押し付けてる感じと、説明不十分な箇所が多いのと、cg嫌いな京田監督がキャラにcgを使っていた所、少ないとはいえいきなりアネモネの性格が変わった様に見える原作アニメの使い回しなど
他にも嫌な部分はありますが、長くなるので省きます
そして原作アニメの雰囲気とは違う気がします、クールさと熱さを兼ね備えたエウレカセブンではなくなってると思いました

ただ今回良かった部分を少し言うとテクノ好きな自分には嬉しいken ishiiの名前が使われてたりdj kagamiの小ネタと藤原啓治さんが戻ってた事です

3部目に期待をします

acid303さんコメントありがとうございます!!

自分とは真逆の意見ではありますが、興味深く拝読させていただきました。

CGは確かにこれまでエウレカセブンでは頑なに避けてきた技術だったので、驚きました。パンフレットの中で京田監督が今回の3DCGに関して言及されていて、面白い内容だったのでおすすめです。

アネモネの性格はテレビシリーズのエウレカの模造品としての彼女からの決別ということで意図的に変えているのでは?と個人的には思っております。

DJ KAGAMIネタは自分も好きでした。あそこでTiger Trackが流れたのも良かったですね。

何はともあれ完結篇となる3作目が待ち遠しいですね(^^)

記事に誤字があります。「人型コーラリオン」ではなく「人型コーラリアン」かと。もっと言ってしまうとアニメ版アネモネは元絶望病患者の改造人間であってコーラリアンじゃありませんよ。
ここからは映画の感想
「あー原作から巣立っちまったなぁ」って感じが凄いです。CG活用もそうですがアニメ版は元より劇場作品や続編であったAOにもない「常時、苛烈さがない穏やかな声質のアネモネ」「めっちゃ暴言を吐くエウレカ」等劇場で見てすこぶる驚きました。特にエウレカの暴言w
アニメ版ではライバル、ポケ虹では先達、そして今作では友達という立ち位置の変化にはアネモネファン的には凄く良かったと思います。終盤みるまで「ボンズ版エヴァにピクサーが混じった作品」感がハンパなかったですが。

個人的に気になったのはガリバー・ジ・エンドの存在です。
アネモネを語るに当たってガリバーという謎生き物と愛機であるジ・エンドの存在は必要不可欠なのは理解出来ますが何故混ぜたし、というのが第一印象です。
スマートな体躯にしなやかな挙動しかし苛烈なアネモネによって暴虐無尽な活躍をしたジ・エンドがパッと見ペンギンのごとくずんぐりむっくりな姿には劇場内で少なくない動揺が走ったのは記憶に新しいです。変形するとまんまペンギンですし。
今作におけるアネモネとアニメ版におけるアネモネの境遇の差異がガリバー・ジ・エンドという結論に達したのだと強引に納得しましたがぶっちゃけどこかでアーマーパージしてかっこよくなるのを期待しましたw

総じて論するなら「ハイレボ3で絶対ハッピーエンドにしてくれ」です。

名もなきアネモネファンさんコメントありがとうございます!

誤字のご指摘ありがとうございます!エウレカの模造品として作られた擬似コーラリアンという意味合いで書いたつもりなんですが、説明不足だった点、お詫び申し上げます。

アネモネとエウレカの精神の不安定さ加減がこれまでの作品とは逆になってましたよね。

自分もアネモネが大好きだったので、今作の新解釈はすごく気に入っております。

おそらくこれまでの作品のようにジ・エンドで戦ってしまうと、区別がつかないのでということでガリバー ジエンドが作られたんだと思いますが、デザインはなんじゃこりゃ!?な驚きが大きかったですね。

とりあえずハイエボ3を楽しみに待つのみですね…!!

素晴らしい映画でしたね……
まさか、ここまで「冒険」をしてくる作品だとは夢にも思いませんでした。
交響詩篇エウレカセブン以降の作品と言うのは、過去作のシーンを使う事はあっても、決してそれ頼りにせず、新しい物語を作ろうと動いていました。
新たな意味を付け加えたり、少し違った描写としてメッセージに取り入れたり……
視聴者様に好みはあれど、スタッフ陣は様々な工夫を取り入れて作ってきた作品だと常々感じていた次第です。
そして、だからこそ、今回の感動があったのだなと改めて感じます。
エウレカが何度も何度も「レントン!!」と悲しく苦しく叫ぶシーン毎に、胸が張り裂けそうになりました。
アネモネが自らの立ち位置に苦悩しながらも前に進み続ける描写に、心が締め付けられました。
そして、そんな彼女達がそれぞれ抱いている「想い」を胸に、手を取り合う姿を観れるなんて、感動以外の何物も浮かばないでしょう。
ナガさんの感想を読んで改めてその思いを強く実感したと同時に、自分は本当に本シリーズで救われてきたのだなと実感した次第です。
本当に、ありがとうございました。

過去作を全く蔑ろにしなかったスタッフさん達のエウレカ愛に乾杯の作品でした、毎週見に行きます。

タカさんコメントありがとうございます!

仰る通りで、まさに「冒険」という言葉が似合う作品ですよね。そしてこれまでに作ってきた様々なエウレカセブンコンテンツの全てを受け入れて前に進もうとするスタッフ陣の気概に感激でした。

> そんな彼女達がそれぞれ抱いている「想い」を胸に、手を取り合う姿を観れるなんて、感動以外の何物も浮かばないでしょう< ここは私も感動しました。涙が止まりませんでした。 出来るだけ予定を開けて、繰り返し見たいですね!!

ナガさん

解説ありがとうございます。
半分感動、半分消化不良、ということで
解説を探して、たどり着きました。

あと何回か観て&パンフレット読んで
自分なりの落とし所を見つけたいと思います。

個人的には
ーアネモネ、エウレカのハグ!
ーガリバー大量出現
がインパクト大きかったです。

やまさんコメントありがとうございます!

なかなか一度に消化できるものでもないですよね…。かなり複雑で入り組んでましたし。

ガリバー大量出現とガリバージエンドはインパクトありましたね〜!

先ほど二回目を観てきて、自分の中の考えと他の方の考えを観に来ました!最高でしたね!来るとわかってるラストのレントンに鳥肌通り越して涙出ました笑

もうある程度語られていると思うのですが一点、あまり言及されてないこととして、ニルヴァーシュとジ・エンドが声を発している点についてです。
まぁジ・エンドはガリバーくん入ってるからまぁ?として、ラストのニルヴァーシュも喋ってましたよね!
そもそもガリバーが「もきゅ」って鳴いててポケ虹や!思ったんですが、よく考えればもきゅはニルヴァーシュですよね!「はきゅ」だったらわかるんですけど…
その後にジ・エンドと合体することも考えるとはきゅじゃ無いかなとか思うんですけど、KLFの鳴き声についてはどう思いますかね?

あと最後に…

吉田健一さんですよねキャラデザの!

佐藤さんコメントありがとうございます!

鳴き声の件は1回見た際には注意を払っていなかったので、2回目を見た時に確認してきますね!

誤字のご指摘もありがとうございます!修正させていただきます!

考察読ませていただきました。エウレカセブンはアニメでも1番好きな作品なので公開を楽しみにしてきました。
?な所があったのが解決していきました!
分かりやすい解説ありがとうございます!
もう一度見に行きたくなりました!
個人的にはいつもとは違うワガママなエウレカというのも良かったです。あの復習してやる!って怒ったところとか良かったですねぇ レントン愛されてるなぁと。
パンフレットも買いに行きたいと思います!
あと今回は次回予告無かったですよね。
続く が聞けなくて少し悲しくなりました笑

長々と長文失礼しました。

ずみさんコメントありがとうございます!

アネモネとエウレカの気質がひっくり返ってるのも面白かったですよね。

パンフレットおすすめです!ぜひぜひ!

次回予告無かったの確かに悲しかったですね!てっきりエンドロール後にあると思ってました…。

2回目ですみません。

つまりTV版や小説や漫画の世界はハイエボ2のエウレカが試行錯誤を繰り返して創った世界のうちの1つで、それらの世界ではエウレカだけがそれを知りながら行動していたということなんでしょうか?つまりハイエボ2と1前半の世界と登場人物達だけが本物で、それ以外は全部エウレカに創られたってことですか?

また、TV版や漫画など、それぞれの世界のレントンはその後なんらかの原因で死んでしまったり、世界自体がアネモネに壊されたりしたということですか?ハイエボ1のラストで走り出したレントンもあの後死んでしまったんですかね?

あと、ハイエボ2のラストのレントンが、アクペリエンスに飲み込まれて死んだと思われていたオリジナルのレントンになりますか?

もしそうだとしたら、TV版の大ファンの自分にとっては結構ショックなことになりますが…

どう思いますか?

トマトさんお返事ありがとうございます。

なるほど。難しいところですね。
テレビ版の世界線があるハイエボ2の世界線の中にあるのは確かだと思いますが、分岐点となったハイエボ1のアクペリエンスがどのタイミングで起こったのかというのも、重要かな?とは思います。

テレビシリーズの後半はレントンがエウレカの手を掴んだことで物語が進展しますが(モーニンググローリー)、ハイエボの中ではアネモネがエウレカの手を取ることで始まる物語へと舵を切っています。

そう考えると、やはりこれまでのエウレカセブンを再定義していくのがハイエボということになるのかな?と思っている次第です。

ハイエボ1のラストで走り出したレントンは、ハイエボ2の劇中で死んでます。(エウレカが仕返ししてやると激昂したシーン)

ラストシーンのレントンがエウレカの夢から吐き出されたものなのか、アネモネの世界に元から存在していたものなのかをハイエボ2の情報だけで特定するのは難しいかな?と思います。

本作がオリジナル版を再定義するような形で作られていっていることに関して、いろいろ意見があるのは当然だと思います。

何はともあれハイエボ3を見ないことにははっきりさせられない部分も多いんじゃないでしょうか?

たびたび長文のコメントありがとうございます。いろいろと作品について考えるきっかけになりました(^^)

ブログ拝見いたしました。見て1時間ほどで、ここまでのものを書けることにエウレカシリーズへの愛を感じますね。

今回のハイエボリューション2を見終わってからモヤモヤしてましたが、パンフ読んだりハイエボリューション1を見直したりして頭の整理をしているうちになんとなく解釈できた内容がこの記事で間違ってなさそうと確信がもてました。(アスペクト比のところはさっぱり気づきませんでしたが。。)
ありがとうございます。

ただ、それでも「ワンワールド・ワンフューチャー」なのに、なのに、レントンが別の世界に取り残されている気がしてなりません。。
テレビ版のダイアンやアドロックのようにスカブの中で再開するんでしょうかね。。
ワンワールドのまま、どうレントンに再開するんでしょうね。どう予想されますか。

tsukkiiさんコメントありがとうございます。

ラストのレントンに関しては情報が少ないので、まだ何とも言えない部分が多いですね。

アネモネがこの世界にいるとは発言していたので、別の世界にいるってことはないのかな?とは思いますが。

あとは次回のキーマンになりそうなデューイノヴァクがどう動くか?も重要かなと。

答えになっておらず、すみません。

はじめてコメントする者です。
と言ってもナガさんの解説サイトを見つけたのは昨年のハイエボ1の時なんですけど。
自分は今大学生なのですが、初めてエウレカセブンに出会ったのは中学3年の時で、高校受験の助けになってたのが懐かしいです。
(具体的に言えば、名言である「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」という言葉です)

今日の昼に見に行きましたが、凄く面白かったです。特にガリバーの大量発生(笑)の所が危うく映画館内で声だして笑いだしてしまいそうでした。
ほかにも、交響詩編の世界だけかと思いきやAO、ポケ虹、漫画版の世界も繋がっている事に終盤のあるシーンで気付きまして感動ものでした。
3DCGのエウレカとアネモネが凄く可愛かったです(笑)
不満な点としてハイエボ1の時にニルヴァーシュ達?がサッカーをしてたシーンがあったかと思うんですがそのシーン、どこ行ったんですかね?
感想はその辺にして、考察を読ませていただきましたが、なるほどと思うことばかりでした。具体的には今までのは選ばれた世界観であるのに対し今作では選ばれなかった世界はどうなんだろうということですね。
自分はまた別のパラレルワールドかと思いましたけど、そういうのを解説で拝見して様々な考え方もあるのでエウレカセブンというアニメは奥が深いですね。
最後に他の方もおっしゃってたのですが「続く」と次回予告が無くて残念でしたけど私の予想ではデューイ・ノヴァク役の辻谷さんが収録中に亡くなった関係で追悼するために「続く」の所を差し替えたのではないでしょうか?
(私の直感的な予想なので真相は分かりません。)

長文失礼しました。

capu0945さんコメントありがとうございます。また、ハイエボ1の記事も読んでいただいて感謝感謝です。

高校受験の助けになったというエピソード、すごく共感できます!!自分もねだるな勝ち取れ精神が今までずっと支えになっていたように思います。

これまでのエウレカ作品の全てが詰まった最高の映画でした!!

京田監督が今日の舞台挨拶で、辻谷さんへの思いを語っていたそうで、それだけエウレカセブンにとって重要な人だったというのを感じました。

追悼文が最後に表示されましたし、capu0945さんが指摘されたような意味合いもあるかもしれませんね。

記事を読ませていただきました。
時間がないので、長くかけず、一言でしか、かけませんが、エウレカセブン愛に溢れたレビュー、考察で感動しました!
今24才の自分ですが、周りにはエウレカセブンを知る人が少なく、すごく嬉しい気持ちになりました!ハイエボ3たのしみですね!

あつやさん嬉しいお言葉をありがとうございます!!

自分も周りにエウレカ好きな人全然いないんですよ笑 ハイエボ3楽しみですね!とりあえずは今作を何回か見返しておきたいところです(^^)

ナガさん、感想読ませていただきました。トッシーです。
今回の劇場版アネモネ、自分にとってもめちゃめちゃ面白かったです。
ただ、アネモネの幼少時代と終盤でエウレカを連れ出す場面で使われたCGなのですが、個人的には違和感がありましたね。tv版等のアスペクト比については、監督の仰ってた通り意図的にやったものなので、解説を読んで納得したのですが、なぜあれらのシーンでCGを使ったのかわからないですね。
デューイはサマーオブラブの後にアネモネの世界に来たのでしょうか?
あやふやだった状態から、アネモネの世界を自分たちのいた世界に塗り替えることで完全な受肉を果たそうとしてたということなのでしょうか?
最終的には、アネモネとエウレカ の世界は統合されたみたいですが…
そういえば、デューイの容貌が聖書に出てくる預言者に似ていた気がしましたね。
それと、最後の方でガリバー・ジ・エンドがエウレカ のいる中心核に向かおうとした時に、バレエメカニックが流れた時には、感動しました。
後、AIのドミニクがガリバーと共にどうして実体化できたのかがわからなかったのですが、宜しければ解説していただきたいです。
次回でエウレカとレントンが再会するのが楽しみなのですが、先の展開が全く読めなくなったので楽しみですね。
実は生きてたスーパーシックスさんたちと世界の統合で召喚されたゲッコー号の面々、それとデューイ夫妻が活躍するのかなーとは予想してます。
解放されたデューイの動向も気になりますよね。

トッシーさんコメントありがとうございます!!

CGに関してはパンフレットには作画のカロリー分散が1つ要因だったというような記載がありましたね。
あとは映像の差別化という意図もあるのかな?と思いました。CG技術が次のアニメの扉を開けるというメタ的な構図を作画にこだわりを見せてきた京田監督の作品でやったのが面白いなぁと。

エウレカセブンの内部にあったのは、これまでのエウレカコンテンツそのものに近いのかな?と思います。月光号のメンバーが吐き出されていたのもそうですか、エウレカシリーズの世界をアネモネのいるハイエボの世界への解き放ったのが今作かな?と。デューイがいつ、どの世界線からアネモネの世界に連れて来られたのか?を考えるのは、難しいですが、少なくともシルバーボックスがクォーツ化した以後だとは思います。

劇伴の使い方よかったですよね!Tiger Trackの使い方は憎いなぁと思いました。

次回作も楽しみですね!

考察読ませていただきました。今回の映画見てエウレカセブンはエウレカが「主体」ではなく、
スカブが根底にある物語だという思いを強くしました。TV版においてもエウレカとの関わり
は確かにありますが、むしろスカブとの関わりによって変わる人たちが描かれています。今作
においてはエウレカが世界を作っているように見えますが、エウレカ自身スカブを制御できて
いません。(ただスカブ自身主体的側面はというとTV版で一度だけで、願望器、記憶容量、観測機として自己を認定し対話を試みているように思えます。)とはいえこの映画三部作はエウレカの無数ある可能性への試みの結果であることは間違いないですね。

シェーリングさんコメントありがとうございます!

スカブの物語!なるほど面白いですね!

本作はまさにエウレカの新しい可能性への挑戦だと思いますし、次回作が非常に楽しみですね。

ナガさん

本日やっと観に行けて、興奮収まらず夜中までエウレカ関連検索してたらこちらのサイトに流れ着きまして初めて感想読ませていただきました!
わかりやすい解説と愛溢れる考察で一気に読んでしまいました( ´ ▽ ` )

さっきハイエボ1を見直してたらデューイの機体もサマーオブラブ後にハイエボ2の最後のニルヴァーシュがはいってた卵(?)みたいなのから出てきてたので殻を破って進化でもしたんでしょうか!?
デューイはそれに乗って来たりしたのかなぁとか考えてました笑
ナガさんの意見も聞かせて下さい~!

長文失礼しました(。ᵕᴗᵕ。)”

考察読ませていただきました。
初日に見てきた大学生の者です。

今回の作品、とても考えさせられましたが、
考察やパンフレットから理解が深まり、改めて何度か映画館へ足を運びたいと感じました。

個人的に、「東京に出現した”7番目のエウレカ”」という点がひっかかっています。もしかして、エウレカによって作り変えられた世界が今作品で7つ目になるのでは?と感じました。(TVバージョン、AO、ポケ虹、漫画などなど…)
そして7個目の世界である今作品にしてようやく、アネモネがエウレカを救い、いままでの作品が1つの世界線として集約されたのかなぁ〜なんて考えながら、劇場で買ったタペストリーを部屋に飾ってました(笑)
どのような基準で数えれば良いのかわからないので、正確に7つ数えるのは難しいような気もしました(笑)

来年の3作品目も待ち遠しいです。

今日観てきました!
途中から鳥肌立ちまくりの素晴らしい作品でしたね

エウレカはかなりマルチな展開をしていましたが、まさかこんな形で繋がるとは思いもよらず…
もともと好きだったポケ虹に新たな見方が産まれました。

ポケ虹の幸せそうなエウレカのその結末も1つの終着点だったのかもしれませんね

ナガさん

今日見てきたのですがとても考えさせられました。自分は高二なのですが、エウレカを知ってる人が周りにいなく、一人で見て頭を抱えているところ、この記事を読ませていただき、とても参考になりました。色々と謎が多いんですが、冒頭でアネモネが軍施設を通る際に使用したパスワードが、原作でホラントが乗ってる機体の名前と一緒だと思うのですが、果たしてそこに繋がりはあるのか気になりました。次作も期待が膨らむばかりです!

記事拝見しました。ナガさんが捉える「共生」のテーマ、ただただうなずくばかりです。個人的には「コミュニケーション」のテーマと捉えていたので興味深いですね。
それぞれの「共生」、次回はホランド達の世界と今回描かれたアネモネたちの世界の「共生」が描かれるかも?個の「共生」からやがてマクロな世界の「共生」へ・・・気が早いかw

anemone、最高でしたね。4回見ましたw
これまでのエウレカユニバース(シリーズとはあえて呼ばず)を追ってきた人にとって極上のサービスになってますし、エウレカセブンについて全く知らない人も間違いなく楽しめる。純粋に映画として面白かったです。映像と音が気持ちよくて全く飽きさせない。京田監督は庵野秀明の呪縛、エヴァの呪縛を乗り越えた。どなたかの感想ツイートでも読みましたが、「エヴァの向こう側を観た」、正にそんな印象です。
今回は扉が重要なイメージとして何度も出てきました。アネモネの父への後悔、ある種過去へのトビラのメタファーとして機能してます。アネモネが未来へ歩む決意をして以降は、玄関扉でなくただの長方形の穴になっていたのもうまい。
3Dパートも抜群で、エウレカの闇が消滅する過程が多幸感に満ち溢れた映像に仕上がってました。
フラッシュバックで一瞬ポケ虹のレントンが映るとことか、音楽も相まってあの一瞬で一気に涙が出てきましたw
それにラストの上昇感‼︎ああ、いい映画観たな・・・となりますw
あとやはり名塚さんに泣きの演技をさせるとピカイチですね。小清水さんもこれまでのアネモネとの演じ分けが上手くてちゃんと感情移入できました。

TV版見返しているんですが、
コンパクドライブに映る「エウレカ」の文字。あれは他の誰でもない(ハイエボの)レントンからエウレカへのメッセージでありTV版のレントン、つまりエウレカが見る夢の中のレントンは、それを傍受していたのかも知れません。
「星は夢をみている」やデューイの「私はこの星の尊厳と共に生きる」など、かなり意味合いが変わりそうです。星=コーラリアンに覆われた星であり、コーラリアン=エウレカであって、考察しがいがあります。1クール目のopも今聴くとまた違う趣きがありますね。

長くなってすみません、とにかくこの興奮を共有したくて・・・次回が待ちきれません。

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