【ネタバレ無/あらすじ・解説】「交響詩篇エウレカセブン」の魅力を伝えたい!

アイキャッチ画像:©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

皆さんは、「交響詩篇エウレカセブン」というテレビアニメを知っていますでしょうか?

12年ぶりにテレビシリーズスタッフが再結集して、劇場版として「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション」を製作するということで、今再び話題になっている作品です。

私が、この「交響詩篇エウレカセブン」をテレビで見ていた頃、まだ自分は小学校に通っていました。そして、幾度となくこの全50話もあるテレビシリーズを見返してきました。

私は、人間が生きていく上で大切なものの全てが、この「交響詩篇エウレカセブン」に詰まっていると考えています。私の考え方や行動原理にも大きな影響を与えた作品であることは間違いありません。

1つのアニメ作品にここまで影響を受けたのは、最初で最後だと思います。

だから私は声を大にして言いたいのです。

「交響詩篇エウレカセブン」とは「人生」である。

自分がここまで影響を受けた作品だからこそ、1人でも多くの方に見て欲しいと思うのです。そして、劇場版「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション」が公開されるということで、これはもう本作を広める最高のきっかけだと思いました。

ですので、今回は「交響詩篇エウレカセブン」の魅力を伝えるための記事を書こうと思います。

ネタバレ有りで書くか、ネタバレ無しで書くか非常に迷ったのですが、やはり本作を自分の目で確かめて欲しい、そのきっかけになるような記事を書きたいという思いが強かったので、今回はネタバレ無しで書いていこうと思います。

この記事を読んで1人でも多くの方に「交響詩篇エウレカセブン」を見たいと思っていただけるように一生懸命書いていきますので、最後までお付き合いいただけたらと思います。

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「交響詩篇エウレカセブン」ってどんなアニメ?

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

みなさんは、「交響詩篇エウレカセブン」ってどんなアニメだと思いますか?何となくロボットが出てくるアニメ・・・くらいのイメージを持っている方は多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、先ほども申し上げたように、「交響詩篇エウレカセブン」とは「人生」なんです。恋愛、友情、約束、使命、絶望、希望、勇気、家族・・・。ありとあらゆる人生の要素がこの全50話にギュッと凝縮されています。

こんなに濃いアニメって今、もう作れないと思うんですよね。というか「交響詩篇エウレカセブン」以来そんなアニメには未だ出会えていません。

とは言いましても、こんなざっくりとした説明ではなかなか作品をイメージしにくいですよね。ということで本作「交響詩篇エウレカセブン」を一言で言い表した名セリフを紹介したいと思います。

「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。」

このセリフは劇中で何度も登場するのですが、このセリフこそが本作の魂といっても過言ではありません。

本作の主人公はレントンという14歳の少年です。その14歳の少年が全50話を通して、さまざまな困難、喜びそして出会いを経験する中で、成長していき、そして最後には彼は大切なものを勝ち取ります。その過程を描き出した作品というのが、「交響詩篇エウレカセブン」というわけです。

つまり、本作の主軸は、1人の少年の成長物語であり、そして1人の少年が全50話を通して大切なものを勝ち取る物語であるということです。

本作をもっと詳しく解説します

もっと詳しく作品を知っていただくために、冒頭部分のあらすじや世界観、重要用語の説明も交えながら、簡単にではありますが、本作の解説をしていきたいと思います。

まずは、本作の主人公を簡単にではありますが、紹介しておきます。本作の主人公はレントン・サーストンという14歳の少年です。

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

彼は、かつての「サマー・オブ・ラブ」という大災害から世界を救ったとされるアドロック・サーストンの息子です。しかし、その際に父親を失っています。

また母親もレントンを生んだ際に亡くなっていて、物語のスタート時点では、祖父のアクセル・サーストンと一緒に暮らしていました。

サマー・オブ・ラブ

テレビシリーズでは「ファースト・サマー・オブ・ラブ」と呼ばれているこの出来事は、人間がスカブコーラルを自分たちの星から駆逐しようと、戦いを挑んだ際に起きた大災害のことです。

スカブコーラルの司令クラスタが大暴走して、人間の住む惑星を飲み込もうとしました。そんな大災害から、アドロック・サーストンは人類を救ったのでした。

スカブコーラル

地表を覆うサンゴのような物質で、人類の脅威となっています。しかし、スカブコーラルは知的生命体で、人類との対話を目指していました。

しかし、スカブコーラルはどんどんと勢力を広げていき、最終的には地球全体を覆うほどになってしまいました。そのため人類は宇宙へと移住して、自分たちが住める惑星を模索し続けました。

そして、なんとそれから1万年という長い時を経て、人類はとある惑星にたどり着き、そこに定住するようになります。その惑星こそが本作の舞台です。

レントンはベルフォレストという街で退屈な毎日を過ごしていました。そんなある日、空から降ってきた少女エウレカとニルヴァーシュというLFOに出会います。

このことがきっかけで彼は街を出て、ゲッコーステイトという反政府組織に入団することになります。

LFO

本作品における巨大な人型機動マシンの総称です。地中から掘り出された人型の天然パーツ「アーキタイプ」を骨格として、それに操縦系統や装甲、武器を取り付けたものです。(ボードにとって空中をサーフィンしながら戦うのが特徴的です。)

そしてゲッコーステイトに入団したレントンは、そのメンバーたちと共に幾多の困難を乗り越え、世界を救うために戦っていくこととなります。

映画「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」に向けて

劇場版「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」のためにテレビシリーズをチェックしてみたいという方は実際多いと思います。しかし、なかなか全50話と聞くと腰が引けてしまう気持ちも分かります。

そこで実際のところ、「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」を楽しむためには、テレビシリーズをどこまで見ておけば良いのか?ということをお話ししておきたいと思います。

テレビシリーズ「交響詩篇エウレカセブン」をものすごくざっくりと2つに分割、つまり前編と後編という形で分割するとします。そうすると、以下のようになります。

前編(第1話~第26話)

→レントンとエウレカが出会い、さまざまな戦いや困難を乗り越えて、ようやく2人がお互いを理解しようとする、お互いがちゃんと向き合うまでの物語です。

後編(第27話~第50話+第51話『ニューオーダー』)

→レントンとエウレカが世界を救うために戦う物語です。

ものすごくざっくりとした解説になりましたが、単純に2つに分割するならば、このような構成になっています。

そして、「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」の内容というのは、ずばりテレビシリーズでは描かれなかった「ファースト・サマー・オブ・ラブ」の真相とこの前編をあらたな主題の下に再構成した物語を組み合わせて、90分の映画にしたというものです。

本当は、全50話全て見てから、劇場に足を運んでほしいという思いはもちろんあります。しかし、この構成からわかる通り、前編、つまり第1話~第26話までを見ておけば、劇場版「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」を理解することはできるということをお伝えしておきたいと思います。

ですので、時間が無いけれども、何とかして「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」を楽しみたいということであれば、第26話まで予習した上で、見に行くのも私はアリだと思います。

正直、テレビシリーズ未見で見に行くのは、自殺行為に近いのでお気を付けくださいませ。

当ブログでは映画『交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1』の解説記事を書いておりますので、そちらも良かったらご覧ください。

参考:【ネタバレあり】「モーニンググローリー」を再定義した『ハイエボリューション1』の凄み!

「交響詩篇エウレカセブン」の魅力

メインヒロインのエウレカの〇〇の変化がすごい

アニメ等における登場人物の髪型ってせいぜい変化しても1度じゃないですか?しかし、「交響詩篇エウレカセブン」のヒロインであるエウレカはめちゃくちゃ髪型が変化します。もちろん彼女の髪型の変化は、物語の展開に大きく関わっています。

まずは、登場時のエウレカ。ピン止めで髪を留めるスタイルですね。

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

そして、ベリーショートのエウレカ。ボーイッシュですね。これも物語の展開に大きく関係していますので、ぜひ本編でその真相を確かめてみてください。

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

次に、セミロング。このエウレカが個人的には一番好みですね。この髪型になるのも、すごく重要な意味があります。これもぜひ本編で確かめてみてください。

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

最後にこれは旧劇場版の「交響詩篇エウレカセブン:ポケットが虹でいっぱい」に登場するロングヘアのエウレカです。これも良いですよね。

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©2009 BONES/Project EUREKA MOVIE 「交響詩篇エウレカセブン:ポケットが虹でいっぱい」より引用

1つのアニメでここまで髪型が変わるキャラクターもなかなかいないと思います。ぜひ、エウレカの髪型がなぜこんなにも作中で変化していくのか、確かめてみてください。

音楽がすごい

「交響詩篇エウレカセブン」は主題歌、そして劇伴音楽が本当にすごいです。正直、エウレカを見た事は無いけれども主題歌は知っているという人も多くいると思うのです。代表的なものをいくつか紹介しておきます。

「DAYS」:FLOW

→言わずも知れた名曲中の名曲ですよね。そして「交響詩篇エウレカセブン」の物語の内容を象徴する楽曲にもなってきます。

本作を最後まで見終わってかつもう一つのエンディングと言われる第51話「ニューオーダー」までご覧になると、この曲の歌詞の本当の意味が分かります。

「交響詩篇エウレカセブン」の代表曲であり、本編を見れば見るほど、深みを増していくまさに最強のアニソンです。

「少年ハート」:HOME MADE 家族

→この楽曲もめちゃくちゃ有名ですよね。「交響詩篇エウレカセブン」のレントンの成長や、本編のワクワク感を象徴するような曲です。

そして、「交響詩篇エウレカセブン」を見て、この曲を聴くたびにいつも少年の心に戻れるような気持ちがするんですよね。「あの頃のように、光放つ、少年のハート」という歌詞は本当に力強いです。

「sakura」:NIRGILIS

→この曲は本当にやばいですね。「交響詩篇エウレカセブン」を見た人は、この曲を聴いただけで涙がこぼれるんじゃないでしょうか?

バックコーラスのアメージンググレイスから始まるこの曲は本当にエウレカセブンを象徴する楽曲だと思います。

この楽曲もまた「交響詩篇エウレカセブン」の第51話「ニューオーダー」を見た時に真の意味が分かる楽曲だと思っています。

別れは終わりなんかじゃない、「フォーリンラブ」は永遠である、まさに本作の真の主題を表現した一曲だと思います。

「秘密基地」:高田梢枝

→この曲は、レントンの旅立ちを象徴した曲なんですよね。ベルフォレストの退屈な暮らしから飛び出し、ゲッコーステイトのメンバーとなり大空を駆ける彼の気持ちを表現しています。

またこの楽曲も本編を通して見た後に聞き直すと、違った側面で聴けるようになっています。名曲です。

ただ、ですよ。「交響詩篇エウレカセブン」がすごいのは主題歌だけではありません。挿入歌や劇伴音楽も本当に素晴らしいのです。

佐藤直紀

→「交響詩篇エウレカセブン」の音楽を彼の名前を出さずに語るなんてことはできません。彼は、この作品に「交響」の2文字を加えてくれました。ロボットアニメに交響曲がマッチするのか?懐疑的な人もいるかもしれません。

しかし、本編を見ればそんなものは杞憂であることがすぐに分かります。「交響詩篇エウレカセブン」が美しく、荘厳でそれでいて熱く盛り上がれるロボットアニメになり得たのは、彼の劇伴音楽の賜物でしょう。

もちろん彼は今回の劇場版「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」の劇伴音楽も製作しています。

「STORYWRITER」:SUPERCAR

→SUPERCARは1997年にデビューしたロックバンドで、2005年には解散してしまいました。エウレカの放送も2005年ですので、解散間際に製作した楽曲ということになりますよね。

この曲は本編のここぞという盛り上がりで必ず流れる挿入歌です。この曲を聴くだけで、本編のさまざまなシーンが走馬灯のように脳裏を駆け抜けていきます。

監督の京田さんや脚本の佐藤大さん、プロデューサーの南雅彦さんというエウレカ生みの親と言われる3人もこの曲は私たちにとって特別な曲になっていますと話されています。ぜひ、本編と一緒にこの楽曲にも注目してみてください。

余談ですが、劇場版「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」の主題歌尾崎裕哉が歌う「Glory Days」の製作には、このSUPERCARのメンバーであったいしわたり淳治さんが参加しています。

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作画がとにかくすごい

「交響詩篇エウレカセブン」を製作したBONESという会社は、アニメファンならまず間違いなく知っている会社ですよね。そして、BONES製作のアニメといえば、やはりその圧倒的な作画力が一つの魅力です。

最近のロボットアニメってもうほとんどがCGになってしまったんですよね。あのロボットアニメの帝王ガンダムですら、CGに頼ることも珍しくなくなってきました。

しかし、「交響詩篇エウレカセブン」のロボット、そしてロボットの戦闘シーンはすべてが手描きです。とんでもない作画量だと思います。しかし、もうこんなにかっこいいロボット戦闘アニメがあるだろうか?というくらいに素晴らしいです。

特にすごいのが伝説の「サーカス」ですよね。板野一郎という大御所アニメーターがいるのですが、その方の十八番で「板野サーカス」という技があります。

「板野サーカス」とは何ぞや?と思われる方もいると思いますが、これは板野さんが演出する空中での立体的超高速戦闘演出なんですね。彼は「イデオン」という作品でこの演出を披露し、一躍有名になりました。

板野一郎さんはこの技術を3人のアニメーターに伝承したと言います。それが庵野秀明、後藤雅巳、村木靖の3人と言われています。

そして、「交響詩篇エウレカセブン」に参加しているのが、この板野一郎さんの後継者である後藤雅巳さんと村木靖さんの2人なんですね。

そのため戦闘シーンではLFOやKLFが、追尾ミサイルを高速でかわしながら空中を滑空するというとんでもない「サーカス」描写がたびたび登場します。もうこの戦闘シーンは必見と言わざるを得ません。

さらに村木靖さんは、今回の「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」にも特技監督として参加しております。

加えて言うなれば、「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」のロボット作画には一切CGを使っていないそうです。

CGが全盛の時代にあえて手描きのロボットアニメにこだわるところに、スタッフ陣の気概を感じずにはいられません。

キャラクターたちの魅力がすごい

本作の主人公は、確かにレントンとエウレカです。しかし、本作には魅力的なキャラクターたちが多く登場します。今回はその中から3人を例として紹介したいと思います。

ホランド・ノヴァク

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

レントンとエウレカが所属するゲッコーステイトのリーダーです。私はこのホランドというキャラクターが声優藤原啓治さんのベストアクトだったと今でも確信しています。

彼はホランドのことを、「カッコいいオトナ」そして「人間臭い人間」と評しています。

「カッコいいオトナ」というのは、もう本作を見た誰もが感じるところだと思います。私も、小学生の時にこのホランドからカッコいい大人の何たるかを学んだように思います。

しかし、一方で、すごく人間臭いキャラクターでもあるんですよね。一見大人びているんですが、すごく幼い部分や弱い部分も抱えています。それでもゲッコーステイトのリーダーとして葛藤しながらも、みんなを引っ張っていこうとする姿にすごく胸を打たれるんですよね。

完璧なリーダーなんかじゃ決してないんですが、それでもリーダーとして、エウレカやレントンを見守るものとして少しづつ成長していく姿にもぜひ注目してほしいと思います。

ドミニク・ソレル

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©2005 BONES/Project EUREKA 「交響詩篇エウレカセブン」より引用

本作のもう一人の主人公と言われています。私が、先ほど「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション1」の予習として勧めた前半部分ではあまり活躍しないのですが、終盤にはもはや彼が主人公なのではないか?と思うくらいに輝く、非常に魅力的なキャラクターです。

彼は連邦軍に所属していて、本作の最大の敵デューイ・ノヴァクの腹心です。つまりレントンとエウレカから見ると敵という立ち位置になります。

彼がどんな苦悩と葛藤を抱えて、そしてどんな決断を下すのか。これが描かれる本編終盤は彼にくぎ付けになること間違いありません。ぜひぜひ確かめてみてください。

アネモネ

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©2009 BONES/Project EUREKA MOVIE 「交響詩篇エウレカセブン:ポケットが虹でいっぱい」より引用

本作のもう1人のヒロインと言われるキャラクターです。ピンク色の回身の毛が特徴です。彼はデューイ・ノヴァクを慕っていて、彼のためにジ・エンドというLFO(KLF)に乗って、レントンやエウレカと対峙します。

彼女は実験により、戦闘能力を高める薬物の過剰投与が可能ということで、デューイにジエンドのライダーとして抜擢されました。

そのため出撃時には、大量の薬物を投与されています。またその副作用からか、しばしば強烈な頭痛に悩まされていて、常人の致死量の鎮静剤を常用しています。

彼女も物語終盤にかけてどんどんと魅力を増していくキャラクターです。終盤は完全にエウレカからヒロインの座を奪ってしまうほどに魅力的なキャラクターとなります。

自分の寿命を削りながらもデューイのために戦い、傷つき、そしてその彼女が見つけ出す本当の願いに、我々は涙を堪えきれません。ぜひ、物語終盤にはアネモネにも注目していただきたいと思います。

見た後に影響を受けずにはいられない

アニメを見て価値観や生き方が変わるなんてことはそうそうないと思います。しかし、この「交響詩篇エウレカセブン」を見て、何も影響を受けないなんてことはないと私は思います・・・。

本作の一番伝えたいメッセージはもちろん「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。」です。

このメッセージだけは、どんなに時代が変わっても色褪せることはありません。そして人が生きていく上ですごく大切な考え方です。

受動的な生き方をしていても人間というものは何だかんだ生きていけるものです。でも人生において本当に大切なものって自分で勝ち取らなければ絶対に手に入りません。

私自身も小学生の時にこのアニメを見て以来、この言葉を忘れずに生きてきたつもりです。誰かに頼ることももちろん大事です。しかし本当に大事な局面において、それを打開できるのは自分だけです。

人生において本当に大切なものは誰からも与えてもらえません。自分で勝ち取らなければ、手に入れることはできないのです。

この言葉だけではありません。「交響詩篇エウレカセブン」という作品は、本当に多くのことを教えてくれますし、そしてそれは我々が生きていく上ですごく大切なものです。

ぜひ本作を見た人が、「交響詩篇エウレカセブン」から生きるためのヒントをもらえるといいなあと思うばかりです。

おわりに

ネタバレ無しで語るということでしたので、なかなか語れることも限られる中で、『交響詩篇エウレカセブン』について熱く語らせていただきました。

私の人生に影響を与えたアニメを挙げてくださいと言われれば、この「交響詩篇エウレカセブン」を真っ先に挙げると思います。それくらいに私はこの作品に大きな影響を受けました。

何と今年はオリジナル版のスタッフたちが集結して新たに作り出す「交響詩篇エウレカセブン:ハイエボリューション」3部作の第1作目が公開されます。このタイミングでぜひとも、あの名作を一人でも多くの方に見ていただきたいと思っています。

まずは、映画を見るために・・・でも構いません。とりあえず1話だけでも構いません。この記事を読んで少しでも興味を持っていたけたならば、見ていただきたいという風に思います。

今回も読んでくださった方ありがとうございました。

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ナガ
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