【ネタバレあり】『マンマミーア ヒアウィーゴー』感想・解説:最高に笑えて、少し泣ける続編!

アイキャッチ画像:(C)Universal Pictures

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

今回はですね映画『マンマミーア ヒアウィーゴー』についてお話していこうと思います。

良かったら最後までお付き合いください。

あらすじ・概要

前作『マンマミーア』の時系列から10年が経過したギリシアのカロカイリ島での物語。ソフィは島でホテルのリニューアルオープン記念パーティーを迎えるのですが、離れて暮らす夫のスカイとはすれ違い気味でした。

彼女はカロカイリ島で同じく身籠った母のドナの若き頃の姿に自分を重ねます。若き日のドナと現在のソフィの物語がクロスオーバーしながら進行する物語、そんな中でソフィの妊娠が発覚。リニューアルパーティーに訪れる嵐。そしてラストに待つ最高に幸せな奇跡とは??

前作から引き続き、アマンダ・サイフリッド、メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドら豪華キャスト陣が出演しており、さらに若き日のドナや3人の父親を演じるキャストには若い俳優陣が終結しています。

『シンデレラ』『ベイビードライバー』などの作品に出演し、大きな注目を集めたリリージェームズが若き日のドナを熱演しており、軽快なダンスと美しい歌声を披露しています。

若き日のサムを演じたのがこちらも現在注目のイギリス人若手俳優ジェレミーアーヴァインです。彼は『ストーンウォール』や『マイビューティフルガーデン』にも出演しています。

監督を務めたのは『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』で脚本を務めたことでも知られるオルパーカーです。

北米で公開されるや否や前作を超えるヒットよ評価を獲得し、大きな話題を獲得しました。Rotten Tomatoesでも前作が54%の支持に留まったのに対して、今作は79%の批評家からの指示を獲得しており、続編としては成功作と言われています。

感想:世代を超えてリンクする家族の物語に感動!

前作『マンマミーア』は3人の父親候補が現れて、誰がソフィの父親なのか?という騒動に奔走するドタバタコメディミュージカルという印象が強い映画だったんですが、続編である『マンマミーア ヒアウィーゴー』は親子の物語に強くフォーカスされていて、前作以上に感動路線が強まっています。

ナガ
思い出したのは『花咲くいろは』の劇場版だなぁ~!!

そうなんですよ。普段映画を見ていて、アニメはあまり見ないという方には伝わりにくいかなぁとは思うんですが、『花咲くいろは HOME SWEET HOME』というアニメ映画とテーマ的にも物語構造的にも非常に似ています。

母親のドナがかつてサム、ビル、ハリーたちとどんな時間を過ごしたのか、彼女はどんな経緯でカロカイリ島に移り住むこととなったのか、どんな気持ちでソフィを産んだのかといった知られざる物語が、ソフィの現在とリンクしながら描かれていきます。

さらにはソフィの妊娠が発覚することで、一層2人の姿が重なっていきます。スカイと気持ちがすれ違い不安にさいなまれる日々、上手くいかないホテルのリニューアルオープンパーティーに隠せない失望。

思いを寄せた男性たちに裏切られ、1人で自分を産むことになった母親は一体どんな気持ちだったんだろうか?という問いに、自らが妊娠し、母親になることを控えたことで答えを見出していきます。

母の思いを知りながら、自分が如何にたくさんの人に支えられてきたのかを知り、そして少しずつ前に進もうとするソフィの姿に終盤は思わず感動し、涙がこぼれます。

底抜けに明るく、盛り上がれるコメディミュージカル純度の高かった前作と比べると、少しウェットな展開を孕みつつも、脚本の整合性なんて知るかぁ!!という勢いでぶち込まれる突然の展開の連続に笑いが止まりません。

思いっきり笑えて、少し泣ける。夏の終わりには最適の映画と言えるでしょう。

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解説:やっぱりABBAの楽曲は最高だぜ!!

今作も前作から引き続きABBAの名曲たちが数多く採用され、作品を彩っています。『マンマミーア』と言えば、ABBA、ABBAと言えば『マンマミーア』というくらいに切っても切り離せない関係にありますね。

When I Kissed the Teacher

ナガ
今作で初登場!!すごく耳に残る一曲でした!!

序盤に登場するこの曲は若き日のドナ・アンド・ザ・ダイナモスが卒業式で披露しました。軽快なノリとティーンエイジャーのイメージが反映された歌詞が魅力的な一曲です。

ドナたちの歌声が卒業式を包み込み、学生たちを巻き込み、教師たちをアッと言わせる様子は圧巻で、それはまるで「不意をつかれてだってほぼ化石」状態でしたね。

One of us

ナガ
切なくて切なくて震えまくる一曲です!!

こちらも前作では登場していなかった楽曲ですね。元々は別れてしまった恋人たちが、愛し合った日々を思い、後悔の念に駆られるという切ないラブバラードなのですが、映画の中では離れて暮らすソフィとスカイの心のすれ違いを表す一曲として登場しました。

2人のデュエットで奏でられるABBAの切ないナンバーが、絶妙に物語にマッチしていて思わず引き込まれます。人は愛し合うことの喜びを知るからこそ、それを失った時にどうしようもない孤独感を感じるものですね。

Waterloo

ナガ
やっぱりABBAと言えばこの曲だよね!!

こちらは前作のエンディングでも使われた楽曲ですね。舞台版の『マンマミーア』ではこの曲は本編中ではなく、アンコールの時に使用されていたそうで、前作では舞台版に敬意を表して、この楽曲をエンディングに採用しました。

続編となる『マンマミーア ヒアウィーゴー』では、本編中でこの楽曲が使われています。若き日のドナとハリーがデュエットで歌うポップチューンは2人の恋のはじまりを告げています。ちなみにWaterlooというのは、ワーテルローのことで、ナポレオンの最後の戦い「ワーテルローの戦い」のことを指しています。

Why Did It Have to Be Me?

若き日のビルとドナが船の上で軽快に踊るダンスチューンなのですが、刹那的に燃え上がるような恋の炎を感じる楽曲で、非常に盛り上がりますね。

ドナはビルとの恋を拒もうとするんですが、燃え上がる恋の炎は止められない!!という勢いに満ちていて、非常に楽曲とドナの心情がリンクしているように思いました。

I have a dream

ナガ
前作の冒頭のソフィの姿とリンクして泣ける泣ける!!

前作『マンマミーア』の冒頭でソフィが3人の父親に結婚式の招待状を送るシーンで使われていた楽曲ですね。舞台版でもこの楽曲が作品の最初に歌われたそうです。

続編である本作では若き日のドナがカロカイリ島の廃屋にやって来た時に歌われます。ドナとソフィは共に不安を抱えながらも、それぞれに1つの決断を下しました。この楽曲を通して親子の物語がリンクするのも素晴らしいですね。

I’ll cross the stream
I have a dream

(『I have a dream』ABBAより引用)

自分の夢のためには、どんな荒波も乗り越えてみせるという強い決意を歌ったこの楽曲が、たった1人でカロカイリ島にやって来て、不安を抱えながらも大きな決断を下したドナの心情に重なり思わず涙がこぼれます。

Andante, Andante

ナガ
今回新登場のABBA楽曲ではこれが一番好きでした!!

アンダンテというのは、「ゆるやかに歩くくらいのスピードで」という意味を表す音楽記号なんですね。先ほどのWhy Did It Have to Be Me?とはうって変わって、アンダンテのリズムでゆっくりと愛を深めていこうというラブソングになっています。

本編ではラブソングというよりも、ドナのこれからのカロカイリ島での人生を表現したような歌になっていて、アンダンテのリズムでサムと一緒にゆっくりと自分のペースで人生を歩んでいきたいという気持ちが表れている一曲に聞こえました。

The Name of the Game

邦題として「きらめきの序曲」というタイトルがつけられたこの曲はまさに恋のはじまりを予感させる楽曲です。劇中では、若き日のドナがサムを思い歌いました。

恋愛を「ゲーム」に例え、少しずつ募っていくドナのサムへの思いが歌われていて、すごく魅力的に感じる一曲ですね。

Knowing Me, Knowing You

The Name of the Gameとはうって変わって、恋人たちの別れを歌った楽曲で、ドナとサムの切なすぎる別れを表現するのに最適の楽曲だったと思います。

Now there’s only emptiness
Nothing to say

(『Knowing Me, Knowing You』ABBAより引用)

サムのいなくなったカロカイリ島で、去っていくサムを見つめるドナの心情がリンクして涙がこぼれますね。彼がいなくなって残ったのは、空虚な気持ちだけ・・・。切なすぎる・・・。

Mamma Mia

ナガ
マンマミーアといえばやっぱりこの曲でしょ!!

タイトルにもつけられているいわゆる表題曲というやつですね。マンマミーアというのは英訳するとOh my god !という意味になります。前作ではソフィの招待状によって島にやって来ていた3人の元恋人たちにドナが再会したシーンで、思わず昔の思いが蘇って、舞い上がった彼女が歌った楽曲でした。

続編である本作では、若き日のドナ・アンド・ザ・ダイナモスがサムに捨てられたドナを中心にして歌います。別れてしまったサムのことを自分がどれだけ好きだったのか・・・という心情を歌う楽曲になっているのですが、そのシーンの後にすぐドナはビルとワンナイトラブですからね・・・(笑)

Dancing Queen

ナガ
ABBAの代表曲であり、ドナを象徴する曲でもある!!

『マンマミーア』のドナを象徴する楽曲ですよね。1作目では、サムたちの登場に落ち込んでいるドナを励まそうとターニャとロージーが歌い始め、最後はドナが中心になって海に飛び込んでいきましたよね。

この楽曲は今作『マンマミーア ヒアウィーゴー』でも一番盛り上がるここぞと言うシーンで使われているのですが、どうしてもネタバレできない本作のとある展開が絡んでくることで、少しエモさを感じてしまいます。

ぜひ、続編となる本作でのDancing Queenの使われ方に注目して見てください。前作と比べてみると、少し寂しさを感じることと思います。

I’ve Been Waiting for You

この曲は反則!!泣くに決まってるじゃん!!

曲のタイトルは「ずっとあなたを待っていた」という意味ですね。

I love you, I adore you
I lay my life before you
I’ll have you want me more and more
And finally it seems my lonely days are through
I’ve been waiting for you

(『I’ve been waiting for you』ABBAより引用)

この歌詞を見ても、ようやく巡り合えた運命の人との出逢いを喜ぶ歌に聞こえますよね。ただ『マンマミーア ヒアウィーゴー』においてソフィがダイナモスの2人と一緒に歌うこの曲において「you」というのはあの人のことですよね・・・。

Fernando

ナガ
今作最大のコメディ枠!!

今作『マンマミーア ヒアウィーゴー』で一番笑ったのは、多分この楽曲のシーンですね。この楽曲を誰が歌うのか、どんなシチュエーションで歌うのかは、当ブログでは伏せておきますので、ぜひ劇場で楽しんでくださいね!!

My Love, My Life

ナガ
この曲半端ないって!コイツ半端ないって!突然で登場して涙腺ぶっ壊すもん・・・。そんなんできひんやん普通、そんなんできる?言っといてや、歌うんやったら・・・。

本作の終盤で登場する楽曲。歌うのは・・・これもネタバレになるので当ブログでは伏せておきますね。まさか『マンマミーア』でこんなに感動するとは思いませんでした(笑)

So go away, God bless you
You are still my love and my life
Still my one and only

(『My Love, My Life』ABBAより引用)

日本語にすると、「もう行って 幸運を祈っているわ 離れていてもあなたは わたしの愛であり わたしの人生であり わたしにとって唯一の存在であり続けるのよ」というニュアンスでしょうか?

ぜひこの楽曲の『マンマミーア ヒアウィーゴー』の映像と共に体感してほしいです!!

Super Trouper

Super Trouperというのは強い光を放つ夜間用の照明のことを指しています。前作『マンマミーア』ではドナアンドザダイナモスが結婚式の前日のパーティーで披露しました。

そして今作ではエンディングにこの曲を配置しました。やっぱり『マンマミーア』におけるSuper Trouperはドナのことだよなぁ~と再確認させられるような曲でもありました。

これだけの魅力的な曲を一挙に楽しめるサントラの購入を検討してみてはいかがでしょうか?映画を見ると、もう一度ABBAの名曲に浸りたくなること間違いなしだと思います。

また前作から引き続き使われている曲なんかは、前作との使われ方の違いなんかに着目して見るとmより物語を深く堪能できると思いますよ!!

前作と辻褄が合わないツッコミどころ

さて、ここまで感想や楽曲紹介を書いてきましたが、最後にいくら『マンマミーア』がツッコんだら負けタイプのぶっ飛びミュージカル映画と言えども、大丈夫か?と思ってしまったポイントについて少しだけお話しておきます。

ナガ
多分前作を見てから今作を見た人は絶対に気になってるよね!!

一体それはどこなのかというと、前作で描かれた過去パートとの整合性なんですよ。いくらなんでもずれすぎてやいませんか??

サムたちの見た目違いすぎません?

(C)Universal Pictures

上記の画像が前作の回想シーンで登場したヒッピー風の出で立ちをした(おそらく若き日のサム)なのですが、本作では普通に爽やか好青年として登場します。ビルに関してはかろうじて許容ラインでしたがサムとハリーに関しては、前作のドナの回想に出てきた出で立ちとあまりに違いすぎませんか?

(C)Universal Pictures

ナガ
全員ただの好青年になってるじゃん!!

いくらなんでもこれくらいは前作との整合性をとって欲しかったですね・・・。

前作の日記と時系列が合ってない

ナガ
ドッ!ドッ!ドット!のあの日記は何だったんだ?

前作の冒頭でソフィが読んでいたドナの日記では、島でサムとビルと関係を持った後に、ハリーと島で一晩を共にしたという記述があったと思うんですが、『マンマミーア ヒアウィーゴー』では、それが描けていませんし、何ならハリーはカロカイリ島行きの船に乗れてすらいなかったのでドナと再会すらできていないじゃないですか・・・。

となると、前作でハリーがドナにプレゼントしたというあのギターは一体全体どのタイミングで手渡されたのでしょうか・・・?ひたすらに疑問が残るところですね(笑)

ナガ
それでもまあこの映画はツッコミを入れたら負けみたいなとこあるよね!

結局、前作もそうでしたしね(笑)。あまり深く考えずに楽しむのが良いでしょう。『マンマミーア ヒアウィーゴー』は前作を見ているとより楽しめるんですが、同時に矛盾点が気になってしまうというジレンマを抱えている続編でもあります。

おわりに

いかがだったでしょうか。核心に触れるようなネタバレは避けてお話してきました。

『マンマミーア』はやっぱり頭を空っぽにして見れるミュージカル映画ですよね!!ノリと勢いだけで最後まで突っ走る感じが大好きです。前作は主軸となる物語があまり好みではなかったので、評価が低めだったんですが、今作の世代を超えた親子のリンクの物語は非常に楽しめましたね。

徐々にソフィとドナの姿が重なっていく展開にも胸が熱くなりましたし、終盤は本当に涙が止まりませんでした。こういうウェットさを孕みつつも、前作から継承された底抜けの明るさは健在で、大いに笑わせてくれること間違いなしです。

ぜひ夏の終わりは映画館で『マンマミーア ヒアウィーゴー』を見て、最高に盛り上がりましょう!!

参考:『マンマミーアヒアウィーゴー』の興行収入情報はこちらから!!

当ブログでは同じくミュージカル映画である『ララランド』と『グレイテストショーマン』の記事を扱っております。こちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。

今回も読んでくださった方ありがとうございました。

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