【ネタバレなし】映画「お嬢さん」感想・解説:ひとりバレンタインはこの映画で決まり!

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

さて、みなさま2月14日が何の日かご存知でしょうか?

今や知らない人はいませんよね。そうですバレンタインです。

一体誰が考えたんでしょうね?こんなイベント。チョコレートがもらえないだけで惨めになる1日が年に1回訪れるわけですよ・・・。

あのゴディバが「日本は義理チョコをやめよう。」なんてキャッチフレーズを打ち出しましたが、「日本はバレンタインをやめよう。」にしてくれと思った方がどれくらいいるでしょうか?

もうこんな日にはう〇ちっぽいチョコレートでも、チョコレートっぽいう〇ちでも貰えるなら喜んで食ってやるという気分になりますよね?(ならない)

貰えなくてチョコレート食べたい。食べたい。食べたい。

ということで自分で買っちゃいました!!

真っ赤なガーナを贈ろう!でお馴染、ガーナチョコレート88円・・・。

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コーヒーを啜りながら、部屋で一人食べるガーナチョコレートの味は甘くない。甘くないですよ。

そんな憂鬱な気分を救ってくれるのは映画しかない!映画しかないんです!

ということで、今回は「ひとりバレンタイン」にピッタリな映画を1つ紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは、韓国が生んだ奇作「お嬢さん」です。

ネタバレ無しで本作がなぜ「ひとりバレンタイン」に適した映画なのか?その魅力を余すところなくお話していこうと思います。

良かったら最後までお付き合いください。




あらすじ・概要

 「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督が、イギリスの人気ミステリー作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案に、物語の舞台を日本統治下の韓国に置きかえて描いたサスペンスドラマ。1930年代、日本統治下の韓国。スラム街で詐欺グループに育てられた少女スッキは、藤原伯爵と呼ばれる詐欺師から、ある計画を持ちかけられる。それは、莫大な財産の相続権を持つ令嬢・秀子を誘惑して結婚した後、精神病院に入れて財産を奪い取ろうというものだった。計画に加担することにしたスッキは、人里離れた土地に建つ屋敷で、日本文化に傾倒した支配的な叔父の上月と暮らす秀子のもとで、珠子という名のメイドとして働きはじめる。しかし、献身的なスッキに秀子が少しずつ心を開くようになり、スッキもまた、だます相手のはずの秀子に心惹かれていき……。秀子役を「泣く男」のキム・ミニが務め、スッキ役は無名の新人女優キム・テリをオーディションで抜擢。伯爵役は「チェイサー」のハ・ジョンウ、秀子の叔父・上月役は「最後まで行く」のチョ・ジヌンがそれぞれ演じた。(映画com.より引用)

予告編

「ひとりバレンタイン」に映画「お嬢さん」を見たい理由

謎の優越感に浸れるぞ!!

平成ノブシコブシの吉村さんが以前にバラエティ番組で自宅であるマンションの最上階にベランダから街を見下ろしながら、みんなが働いている中で俺は悠々と暮らしているんだという優越感に浸りながら〇〇〇ーをするなんて話をしていたのをふと思い出しました。

バレンタインと言うのは、言わば少女漫画のような甘酸っぱい、プラトニックイベントなわけですよ。意中の相手にチョコレートを渡す。思いを伝える。甘い甘い。実に甘い。

「お嬢さん」を見ていると、そんな「お子ちゃまの恋愛ごっこ」には興味ねえぞ!!って気分になれます!!チョコレートなんてお子ちゃまの食べ物だ!!自分はもっと大人の味を知ってるからな!!ってね。

というのも映画「お嬢さん」はですね、もうエロスの塊なんですよ。とにかくエロい。

しかし、エロいエロいとは言っても、バレンタインに男女が交わるシーンなんて見ようものなら、「ひとりバレンタイン」を過ごす、憂鬱な男性諸君は血反吐をはいて息耐えてしまうやもしれません。

ただ映画「お嬢さん」では、そんな心配は無用です。

何と本作の性描写、ほとんどが百合です。秀子とスッキという2人の女性が徐々に惹かれ行くさまを描いている作品なのですが、まあこれが艶めかしいんです。美しい女性が一糸纏わぬ姿で乱れ合っている。こんな贅沢が他にありますか?

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(C)2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED

これを見ながら、世間のバレンタインのチョコレートで一喜一憂している人たちを見下ろしながら「チムチムドンドン」してやれば良いんですよ(笑)

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チョコレートなんて甘い甘い。俺たち「ひとりバレンタイン」組はその先を行くんだぜ。

板チョコの甘さに感動している君たちを見ながら、俺たちは芳醇な鴨のローストを頂くんだ!

これが大人の味わいってもんだろ?(笑)

本当に聞きたい言葉は「好きです!付き合ってください!」か!?

バレンタイン。チョコレートを渡して意中の相手に思いを伝える日。

「好きです!付き合ってください!」

誰もが夢見るその言葉。でも本当に聞きたいの、その言葉ですか?

本当の本当に?本当にそれで良いの?

全くお前って奴は・・・。正直じゃないんだからさ・・・。

肩にバナナついてるぜ!

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男性諸君、本当はそんな言葉が聞きたいんじゃないでしょ??

本当に聞きたいのは、綺麗な女性の口から発せられる卑猥な言葉でしょ!?(違う)

でもさ、現実の女性にそんなことを言わせようものならドン引きされるだけ(笑)誰しもが胸に秘めたその思い。叶うことの無い夢。

その思い、映画「お嬢さん」が叶えます。

可愛らしい幼女が!!

美しい少女が!!

艶めかしい熟女が!!

男たちに言われるがままに卑猥な小説を朗読させられるのです!!

う〇ち!!

ち〇こ!!

ま〇こ!!

この映画の中で、美しい女性たちによる卑猥な小説の朗読に息を荒くする劇中の男性たちと同じ気分で映画を鑑賞できるのです。

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本作を見ている内に、あなたが本当に聞きたかった言葉は「愛してる。」でも「好きです。」でもないことに気がつくことでしょう。

そうあなたが一番聞きたかったのは・・・

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単純に惹きこまれる極上のサスペンス!!

「ひとりバレンタイン」に面白くない映画をいくら見ても、正直気が紛れないというのが本音です。むしろ見ている映画が退屈だと、かえって孤独感が助長されて、憂鬱さが増してしまいます。

ということは「ひとりバレンタイン」に適した映画として、まず作品が面白いということが大前提であり最重要項目になってくるわけです。

しかし、映画「お嬢さん」その点も抜かりありません。めちゃくちゃ面白いです。3部構成になっていて、それぞれのパートが違う人物の視点からの物語になっているんですが、もう展開が二転三転して読めない読めない。

この極上のサスペンスに気がつくと2時間30分近い時間を溶かしてしまいます。それくらいにサスペンス映画としてしっかりしていて、見ている人を飽きさせません。

簡単にあらすじを説明してみますね。

あるところに成り上がりの変態詐欺師と可愛らしい女の子がいます。

そしてお屋敷に縛り付けられた令嬢がいます。

ちなみに令嬢のお父さんは娘にエロ本を読ませて興奮するド変態です。

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令嬢は屋敷での暮らしに飽き飽きしていて、何とかして自由が欲しい。

変態詐欺師は金と令嬢が欲しい。

女の子は金が欲しい。

お父さんは娘の口から出る卑猥な言葉が欲しい。

そんな時に変態詐欺師は、令嬢と結婚して遺産の相続人になり金をむしり取る計画を立てます。

イケメン変態詐欺師の求愛に令嬢はメロメロ。

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まさに一晩で法隆寺建てられちゃうよ・・・状態!!

しかしその計画の補佐のために侍女として令嬢に仕えることになった女の子と令嬢は少しずつ恋に落ちていきます。

お金が欲しい侍女。

お金と令嬢が欲しい変態詐欺師。

自由が欲しい令嬢。

娘の口から「ま〇こ」が聞きたいパピィ。

4人の思惑が交錯し、絡まり合っていきます。

誰が騙しているのか、誰が騙されているのか?

その境界が曖昧になる時、あなたの頭の中から「バレンタイン」の6文字は綺麗さっぱり消え去っていることでしょう。

ぜひ本作「お嬢さん」を見て、残酷な現実から目を背けましょう!!

おわりに

えーここでさんざん強気なことを書いてきた当ブログ管理人の本音をお話します。

チョコレート欲しいんじゃああああああああ!!!

ゴホン・・・。え~大変失礼いたしました。

思わず溜めこんでいた思いを吐き出してしまいました。

今なら、母親から貰うチョコレート風飲料ミロでも嬉しいよぉぉぉ!!



今なら義理泥水とかでも喜んで啜るよぉぉぉ!!



今なら本命う〇ちでも喜んで受け取るよぉぉぉ!!



とりあえず茶色いものなら何でも良い!!そんな気分です(笑)

当ブログ管理人は映画が大好きで、映画の力をいつでも信じてきました。映画は人生を変えてくれる。映画が暗闇の底から救い出してくれると。

でも今日ようやく気がつきました。

映画は・・・。映画は・・・。映画はチョコレートにはなれない!!!!

みなさん!強く生きましょう!

いいか、忘れんな。お前を信じろ!映画が信じるお前でも無い、お前が信じる映画でも無い、お前が信じる…お前を信じろ!!

ということで本当に最後になりましたが、こんな形で紹介してしまったえいが「お嬢さん」に謝りたい気持ちでいっぱいです。素晴らしい映画でした。自信を持ってオススメ致します!!



今回も読んでくださった方ありがとうございました。




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