【ネタバレ】『ジュマンジ2:ウェルカム・トゥ・ジャングル』感想:続編に求めるものが何も無かったよ。

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

今回はですね映画「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」についてお話していこうと思います。

今回は作品の批判が大半を占めるかと思いますので、読みたくないという方はここで読むのを止めて頂いて構いません。

良かったら最後までお付き合いください。




あらすじ・概要

 

 1995年製作の大ヒット作「ジュマンジ」の続編で、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソンが主演を務めたアドベンチャーアクション。高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。共演に「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのカレン・ギラン。「バッド・ティーチャー」のジェイク・カスダンがメガホンをとった。(映画com.より引用)

予告編

感想:MX4Dで鑑賞したんだけど・・・。

ナガ「ちんくん、ちんくん!!ジュマンジだよ、ジュマンジ!!」

ちん「ジュマンジってあのロビンウィリアムズ主演の・・・?」

ナガ「そうそう同名のボードゲームを映画化した作品なんだ。子供の頃あの『ジュマンジ』の世界にすごく惹きつけられた自分としてはもうこの上なく楽しみにしていた続編なんだ。」

ジュマンジ (字幕版)
ロビン・ウィリアムズ
2013-11-26

 

 


ちん「あの世界観はやっぱり子供なら誰しも憧れるよね。もしもボードゲームのイベントが現実に起こったら・・・なんてね。」

ナガ「そんな『ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル』が一足先にMX4Dの吹き替え版で見れるということだったから、つい見に行ってしまってね。」

ちん「おー今日はテンション高いレビューが聞けそうだね。」

ナガ「それがさ・・・。そうでもないんだよ・・・。」

ちん「え・・・どうしたの?もしかしてあんまり面白くなかった?」

ナガ「その話は後にしよう。先に言っておきたいことがあるんだ。」

ちん「一体どうしたっていうんだよ。」

ナガ「実は・・・MX4Dには臭い機能もついてるんだけど、この映画はジャングルが舞台ということでジャングル風の臭いを場内に充満させてるんだよ。」

ちん「うんうん。それで・・・?」

ナガ「それが尋常じゃないくらい臭かったんだよ!!」

ちん「えっ?そんなことなの?」

ナガ「さっきツイートしたんだけど、3日間洗わずに吐き続けた靴下を竹の葉に巻いたみたいな臭いなんだ。僕は普段から芳香剤とかの臭いが苦手でね。どうしても臭いには敏感なんだ。」

ちん「靴下・・・竹の葉・・・?」

ナガ「とにかく臭いに敏感な人に『ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル』の4D版はオススメできないよ。他の4D作品もいくつか見てきたけどこんなに臭いに悩まされた作品は正直初めてだったよ。」

ちん「それは災難だったね・・・。」

「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」の4D版はモーションもかなり派手で楽しいです。ただ臭いが気になる方はもしかすると気分が悪くなってしまうかもしれません。私は結構臭いに敏感なタイプなので、すごく気になってしまいました。

MX4Dで足元に風が来る機能があるんですが、この機能が結構活きていて、とあるシーンの演出でかなり驚かされました。

良かったらチェックしてみてください。

*ここからは本編のネタバレになるような内容を含みます。




*ここからは本編のネタバレになるような内容を含みます。

感想:私が続編に求めるものが何1つ無かったよ。

今回のレビューはいつものような論拠を示しての解説と言うよりも個人的な映画の好みと本作「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」に対する愚痴がメインになります。

「ジュマンジ」という作品は元々ボードゲームを元に作られた映画でそのプロットや設定の革新性から当時大反響を巻き起こした作品だったんです。私は子供の頃にこの作品を見てもうジュマンジの世界観の虜になりました。

ジュマンジ (字幕版)
ロビン・ウィリアムズ
2013-11-26


自分が普段何気なく生活している空間がジュマンジというゲームに浸食されていくあの日常を侵食していく非日常の魅力に惹きこまれました。

さらにその精神的続編として位置づけられたのが、「ジュマンジ」の設定を踏襲した「ザスーラ」ですね。

ザスーラ (字幕版)
ジョシュ・ハッチャーソン
2013-11-26


この作品は舞台が宇宙になり、より壮大な物語になりました。自分が住み慣れた家が突然宇宙の彼方へと飛ばされて・・・という突飛ですが、夢のある設定に目をキラキラさせながら見ていたのを思い出します。

そしてその「ジュマンジ」の正統続編が本作「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」になるわけですね。

私が続編に求めるものを分かりやすくお話するには、「スターウォーズ」シリーズを引き合いに出すのが最適かと思いましたので、今回はその方向で書いていきます。

まず私は「スターウォーズ」シリーズが大好きです。やはり一番好きなのはオリジナルトリロジーと呼ばれるエピソード4~6です。ただ私は世間的に評価の低いプリクエルトリロジーも大好きなんでです。

確かにプリクエルトリロジーはメロドラマテイストが多いですし、プロットそのものもオリジナルトリロジーには遠く及びません。しかし、続編を作る姿勢という点で考えた時に私はエピソード1を見た時のワクワク感が忘れられないんです。


エピソード4~6とはキャラクターやビジュアルなんかもほとんど一新に近い形で更新され、映像的にも飛躍的に進化した本作は監督であるジョージルーカスの常に新しいものを見せたいという姿勢の表れのようにも感じました。

まだ誰も見たことの無い世界観を見せてくれる。そんな期待に興奮が止まりませんでした。確かにエピソード1は他のエピソードと比べてもプロットの完成度は高くないですが、それでも続編を作るに当たって全く新しい、誰も見たことの無い映画を作ろうという製作陣の気概を感じました。だから私は続編として大好きなんです。

こういう考え方をしているためか「スターウォーズ:フォースの覚醒」には大きな失望を感じたのを覚えています。10年越しに「スターウォーズ」を掘り返してまで作った続編にも関わらず、プロットやヴィジュアル面での目新しさが皆無で、心が死んでいくのを感じました。


一方でスターウォーズファンの間でも賛否が真っ二つに分かれた「スターウォーズ:最後のジェダイ」はもう個人的に大絶賛なんです。ようやく従来の「スターウォーズ」の壁を破って、新時代の幕開けを見せてくれたと思いました。

どうなるんだどうなるんだ・・・というハラハラ感とこれまで見たことの無かったヴィジュアルにワクワクする気持ちが上映中止まらず、やっぱり続編映画には「わざわざ続編を作った意義」をしっかりと見せて欲しいという思いが一層強くなりました。

「ジュマンジ」の第1作の公開は1995年。「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」の公開は2017年です。つまりこの間に20年以上の年月が経過しています。それだけの年月を経て、あの名作を掘り返して続編を作ろうというのですから、その意義を見せてくれないと、私は納得できないと思いました。そして案の定この「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」にその意義は見出せませんでした。

①なぜジャングルを舞台にしたんだろ?

本作のゲームの中の世界はジャングルに設定されています。

まあジュマンジと言えばジャングルみたいなところはありますから、前作に忠実に行くなら間違いではないと思います。前作でアランが飲み込まれていたゲームの中の世界の飛び込むという
設定ですからね。

ただですよ。もうジャングルも襲い掛かってくる動物も前作で見てしまってるんですよ。映像の技術が進化したからと言って、今更同じような映像を見せられてもはっきり言って何のワクワク感もありません。ひたすらに退屈です。

この映画は言ってしまえば、映像先行型で、ビジュアルで観客を虜にしなければならないわけですから、既視感があるというのはもはや致命的な弱点だと思います。

ボードゲームをテレビゲームに変えてしまうという改変を施したわけですから、せっかくなら舞台も前作のギミックで登場していない舞台にしてほしかったです。「ザスーラ」が舞台を宇宙に映したようにね。

ザスーラ (字幕版)
ジョシュ・ハッチャーソン
2013-11-26

 

 

 

②ぺらっぺらの人間ドラマ

前作「ジュマンジ」の本編時間は104分。今作「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」の本編時間はなんと119分なんです。それなのに本作のドラマパートはとにかくペラペラで薄いんです。104分しかない前作の父子の物語の密度の濃さに圧倒的な敗北を期しています。

今回の「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」はよくあるアメリカンハイスクールの生徒4人を主人公に据えた、友情ものに路線を切り替えましたね。まあメインキャラクターの年齢層や構成を変えたところまでは良いんですが、とにかくその内容が無さすぎて、脚本を書いた人に一体どういうことなのかと問うてみたい気分になりました。

そもそもメインキャラクター4人は現実世界でそれほど仲の良い4人組ではありませんでした。しかしひょんなきっかけからジュマンジの世界に迷い込むこととなります。

そしてジュマンジの世界で数々のこんなに直面し、仲間と共に協力しながらそれを乗り越えていくこととなります。

ただその主人公たちの心理的な葛藤とそれの解決の仕方が非常に雑なんですよね。基本的に悩んでくじけて、励まされて立ち直る。このサイクルの繰り返しなんです。

友人かどうかも微妙な関係性の人間に励まされたくらいで立ち直れる悩みや葛藤なんですか?と。

せっかくティーンエイジャーたちの年齢特有の悩みや課題の克服という面白くなるエッセンスを詰め込んでいるのに、119分もかけてあの程度のドラマしか生み出せないとは驚きです。

映画はあくまで見せるものです。セリフで解決してしまうのは逃げに他なりません。

③アレックスの物語必要か・・・?

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©2017 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved

ただでさえ薄いメインキャラクター4人の物語をさらに薄めてしまった原因がアレックスのドラマですよね。ゲームに入ってから20年間閉じ込められた彼と、彼を失った父親の苦悩。そんな親子の物語を「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」は取り入れているわけです。

ただこれってもう前作「ジュマンジ」で終えてる話でしょうに。アランの父子の物語で十分語り尽して、物語の主軸をティーンエイジャーに移したにもかかわらず、前作とほとんど同じような父子の物語を何のひねりも無く、ほとんど同様の描写で描く意味はあったのでしょうか?

アレックスの物語に尺を割く位ならもっとメインキャラクター4人の物語を深くしてほしかったと思いました。

オマージュのつもりだったのかもしれませんが、正直不要かと。

④現実とのリンクの弱さ

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©2017 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved

今作は完全に異世界モノという感じになってましたね。

ジュマンジの世界は完全に現実とは切り離されています。これがどうも腑に落ちなかったですね。

というのも異世界モノ、ゲームの中の世界に、なんて話はもう腐るほど世の中に存在しているんです。日本で言うと「ソードアートオンライン」なんかは有名ですよね。

前作のジュマンジの個人的な最大の魅力は日常を非日常が侵食していくワクワク感だと言いました。普段見慣れた風景が突然姿を変えることこそが重要だったのです。

本作「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」はそれを放棄したところまでは良いとして、それに代わる新たなワクワク感を提供できていないのが惜しいですね。

というのも本作って基本的によくあるテレビゲームの設定を踏襲しただけでジュマンジのゲームそのものに全く魅力がないんですよね。目新しいものを見れることへのワクワク感よりも、「あっこれゲームによくあるよね。」というあるあるの確認になってしまっているのが致命的です。

もう少し現実世界とのリンク要素を絡めれば、魅力的な作品になったのではないかと思いますね。

⑤本作が生かしたかったあの設定

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©2017 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved

本作において私が唯一良かったと感じた設定がゲームの中で現実世界と異なる人間になるというものです。体格や特技、能力が現実世界とは全く異なるものに設定されるのです。

この設定はもっと生かせると思いましたね。本編中で少しだけ描かれていましたが、主人公のスペンサーが現実の世界に戻りたくないという提案をマーサにしましたよね。このパートはすごくさらっと流されてしまいましたが、深めればもっと面白くなったと思うんです。

現実世界とは異なる自分になって、しかもその自分の方が現実の自分よりも優れているとなったら、現実に戻りたくないという葛藤が生まれても何らおかしくはありません。この部分のスペンサーの葛藤をもう少し掘り下げてくれれば、ドラマパートに深みが出たのではないかと思います。

他にもべサニーとフリッジは現実世界よりもスペックが落ちた自分になっていましたよね。容姿や運動能力の面でそれが現れていました。この2人の現実よりも劣った自分という設定ももっと生かせたのではないでしょうか。

終盤にフリッジが結局アメフトの知識でもって状況を打開しようとしましたが、そこはアメフト以外の何か他の方法で解決しようとしてほしかったですね。

現実世界と異なる自分になるという設定は、他者との関係性を考える時期であるティーンエイジャーたちの心理描写をするうえで効果的な演出だったと思うのですが、それをもっと人物の描写の深化に役立てて欲しかったですね、せっかくの良い設定を持ち腐っている感じがしました。

結局「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」という作品に対する不満をまとめると、革新性の無さなんですよね。前作と似たようなヴィジュアル。似たようなプロット。よくあるテレビゲームの設定。ありがちでペラペラのティーンエイジャードラマ。

よくある要素を繋げただけのような脚本で、正直すごく期待に胸を膨らませて劇場に足を運んだ私としてはがっかりの内容でした。




感想:「ブレックファストクラブ」のオマージュとは言うけれど・・・

本作はしばしば「ブレックファストクラブ」のオマージュであるなんてことが言われていますね。

ブレックファスト・クラブ (字幕版)
モリー・リングウォルド
2013-11-26


青春映画・ティーン映画の金字塔とも言われる本作に「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」が大きな影響を受けていることは間違いないでしょう。キャラクター設定・配置、プロット等の多くの点でその影響が見られます。

最近、私はオマージュオマージュの風潮自体がそれほど好意的には見えなくなってきたんですよね。確かに作品の中の細かい要素要素で他作品のオマージュや引用があると、その作品へのリスペクトとして受け取ることができます。

ただもうプロットやキャラクター設定等の作品の基本となる部分がオマージュや引用だらけの作品ってどうなの?って思うんです。だったら元ネタ見たら良いじゃないか!!ってなりませんか?

「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」が既視感の塊なのはこういう過剰過ぎるのではないか?というオマージュにもあると思いました。

おわりに

「ジュマンジ」というもはや不朽の名作とも名高い傑作の続編ですから、難しいのは分かります。しかし、それでもわざわざ続編を作ろうと決意したのであれば、それに見合うだけの作品を見せて欲しかったと思います。

ただ前作を見たことがない、前作を知らない世代の子供たちには「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」は大きなワクワク感をもたらしてくれる作品なのではないでしょうか?

前作ほどの革新性は無いにせよ、私が「ジュマンジ」を見た時に感じていたあの気持ちに近いものを今の子供たちは「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」で感じることができるように思います

そう考えると「ジュマンジ」を次の世代へ伝えるという意義を本作は持っていたのかもしれません。

ただやっぱり前作を見た人でもワクワクできる映画にしてほしかったですね。

万人に受ける映画なんてものは作りようもないですが、この作品はもっとできただろうにというポテンシャルが垣間見えたので、余計に惜しかったです。

この「ジュマンジ:ウェルカムトゥジャングル」を見た方で、前作や「ザスーラ」を見ていない方は良かったらチェックしてみてください。

今回も読んでくださった方ありがとうございました。




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