みなさんこんにちは。ナガと申します。
今回はですね映画『事故物件 恐い間取り』についてお話していこうと思います。
『スマホを落としただけなのに』や『貞子』といった最近の作品は、立て続けに「ハズレ」と言わざるを得ない出来栄えでしたし、本当にあの『リング』を撮った監督なの?と勘繰りたくなってしまうことばかりでした。
テレビのスペシャルものとして放送されていた『リモートで殺される』も幾分中途半端な出来栄えでしたし、中田監督にはもう期待できないのかなと思った矢先に、今回のようなとんでもホラーをぶつけてきたわけです。
基本的にホラー映画って「怖がる」に主眼が置かれがちですが、海外のホラー映画を見ても「笑い」の要素を取り入れたホラーコメディのようなテイストの作品は非常に多いのです。
日本だと最近は『貞子VS伽椰子』のような少し毛色の違うホラーが公開されていますが、これなんかは個人的には「笑える」タイプのホラーでしたし、なかなか面白い試みだと感じました。
Jホラーの金字塔を作り上げた中田監督が、今回明らかに正統派・王道とされる路線を外れ、笑いの要素を多分に取り入れた総合エンターテインメントのようなある種の「お祭り映画」を撮るというアプローチは個人的に評価したいです。
ド定番の実録ホラー風な映像や演出の連続から、終盤のいきなりの転調とそこからスタートする『ハリーポッター』や『スターウォーズ』のワンシーンでも見ているかのような除霊バトルには、ゲラゲラと笑ってしまいました。
今作は芸人が主人公ということで、そういった怖さと笑いの絶妙な融合が、その設定とシンクロしていたのも良い方向に左右したと感じています。
今回はそんな『事故物件 恐い間取り』について自分なりに感じたことや考えたことを綴っていきます。
本記事は作品のネタバレになるような内容を含む感想・解説記事です。
作品を未鑑賞の方はお気をつけください。
良かったら最後までお付き合いください。
目次
『事故物件 恐い間取り』
あらすじ
売れない芸人・山野ヤマメは相方の中井と共に「ジョナサンズ」というコンビで活動し、売れるを夢見て10年間努力し続けてきた。
しかし、なかなか結果は出ず、中井は放送作家になるとしてコンビの解散を申し出、ヤマメは途方に暮れる。
そんな折に、彼はとある番組のプロデューサーから「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」という無茶ぶりをされ、最初は冗談だと思っていたが、事故物件に実際に住み、撮影することとなる。
何も起こらないだろうと高を括っていたヤマメだったが、入居初日に「オーブ」と呼ばれる例の一種を撮影することに成功し、視聴者は興味津々、プロデューサーからも取れ高に期待が寄せられる。
売れないヤマメをずっと応援してきた梓は、ある日彼の家を訪れた際に、その家で起きた事件のイメージが「見えて」しまい、怯えるようになった。
なんとその家では「赤い服の女」が男に殺害されており、その霊が成仏せずに残っているというのだ。
梓からの警告もありながらも、その家に住み続けていた彼はある日、中井と別の場所で同じ時間に「赤い服の女」の幽霊を目撃する。
その刹那、2人は同時に車に撥ねられ、病院へと搬送された。
中井や梓は、徐々に事故物件に住むことの危険性や周囲の人に与える危害にも気がつき始め、ヤマメに警告するようになったが、彼はそれからも次々に新しい事故物件に居を構えていき…。
スタッフ・キャスト
- 監督:中田秀夫
- 原作:松原タニシ
- 脚本:ブラジリィー・アン・山田
- 撮影:花村也寸志
- 照明:志村昭裕
- VFXスーパーバイザー:浅野秀二
- 特殊造形:松井祐一
- 編集:青野直子
- 音楽:fox capture plan
記事の冒頭でも紹介しましたが、今作の監督を務めたのは『リング』や『スマホを落としただけなのに』などホラーからサスペンス、サイコスリラーまで数多くの作品を手掛けてきた中田秀夫さんです。
そして、今作の原作を著したのが、主人公のヤマメのモデルであり、実際に「事故物件住みます芸人」として活動され、これまでに10件の事故物件に住んできた松原タニシさんです。
個人的には読んだことがないのですが、今回の映画で扱われている4つのエピソードも松原タニシさんが実際に体験されたこととして掲載されているようですね。
そして脚本には『RAILWAYS』シリーズや『こどもつかい』のブラジリィー・アン・山田さんが起用されています。
撮影には、『センセイ君主』や『かぐや様は告らせたい』などのティーン映画を多く手掛ける花村也寸志さんがクレジットされていますね。
今回の映画はホラー映画ではありますが、エンタメ性が強い作品と言う色も強く、その点ではこの人選がマッチしていたと言えるかもしれません。
編集には『スマホを落としただけなのに』の青野直子さんが起用され、VFXについては黒沢清監督作品なども手掛ける浅野秀二さんが担当しています。
劇伴音楽を手掛けたのは、『コンフィデンスマンJP』シリーズでおなじみのfox capture planでした。
- 山野ヤマメ:亀梨和也
- 小坂梓:奈緒
- 中井大佐:瀬戸康史
- 横水純子:江口のりこ
- カオリ:MEGUMI
- 下中裕美:真魚
- 瀧川熊谷:瀧川英次
- 松尾雄二:木下ほうか
今回の主人公を演じたのは、亀梨和也さんですね。個人的には、彼の演技を見るのは『PとJK』以来でしょうか。
『PとJK』の時の役どころは彼にマッチしていたのか、演技も非常に良い印象だったのですが、今回はちょっとキャラクターにも合っていなかった印象は強いですね。
売れない芸人のラブストーリーをメインに据えるなら彼の役者としての特性は活きたと思いますが、どうもホラーテイストの展開には不向きを感じる演技だったようには感じました。
とりわけ今作については関西弁が絶望的なほどに上手くないというのが、関西人としては少し笑えるポイントでして、まあそのあたりはご愛嬌かなとは思います。
そして、今作で断トツの存在感を発揮していたのが何と言っても江口のりこさんですね。
あの顔面から漂う胡散臭さと迫力が唯一無二のものでしたし、彼女が不動産の女性役を演じたことで作品が引き締まった印象を受けました。
また、ホラー映画と言えば「怖がるヒロイン」が1つの見どころでもありますが、今作については奈緒さんがその枠をしっかり押さえてくれていました。
他にも瀬戸康史さんやMEGUMIさん、真魚さんらが出演されています。
『事故物件 恐い間取り』感想・解説(ネタバレあり)
怖いと笑い、実録ホラーと除霊バトルが融合した総合エンタメ!
本作は、松原タニシさんの著書が原作になっているということもあり、基本的には実録風の作りになっています。
そのため、映画としてはプロットに多少のぶつ切り感はありつつも、4つの事故物件に住んだときの事例をある種の1話完結の単発エピソードとして描きつつ、そこにリンクをもたらしていくというアプローチをとっているわけです。
これについては映画というよりは、テレビで放送されている「ほんこわ」のようなテレビ番組の演出や構成が持ち込まれているように感じました。
その一方で、今作は芸人が主人公であるという特性を活かし、かなり「笑い」の要素を多く持ち込み、王道のホラー映画からは大きく脱線した作りになっているのが特徴的です。
というのも、淡々と事故物件とそれに纏わるエピソードが紹介されていくのですが、4件目の事故物件で突然アクション映画ないし除霊バトルもののようなテイストに作品が一気に転調していくんですよ!
いきなり、その家の地縛霊たちが部屋のあちこちから姿を現してヤマメに迫っていくのですが、そのカメラアングルがどう考えても『アベンジャーズ』のニューヨーク決戦を意識しているんですよね。
映画『アベンジャーズ』より引用
地縛霊たちをぐるぐると回転するカメラワークで捉えていくという手法が、ニューヨーク決戦時のアベンジャーズの面々を映し出す時のそれにそっくりなんです。
それだけではなく、最後の家でこれまでの事故物件を通底する根源的な死の化身のような存在が登場し、ヤマメの前に立ちはだかります。
こいつのビジュアルがどうみても『スターウォーズ』シリーズのダースシディアスなんですよね(笑)
© LUCASFILM
そして、それに立ち向かうのが、ヤマメと中井、梓の3人なんですよ。
ただ、どちらかと言うと、主人公のヤマメがハンソロの位置づけで、サブキャラクターの中井がルークポジションなのが面白いんですよ。
ヤマメは悪霊のボスを目の前にして操られ、梓と2人で無理心中するように誘導されます。この描かれ方がどことなく『スターウォーズ 帝国の逆襲』のハンソロとレイアの有名な「I love you.」「I know.」のシーンに似ていると言えます。
そこに修業を積み遅れて参戦してくるのが、ルークであり、そして今作『事故物件 恐い間取り』においては中井なんですよね。
しかし、彼らが持ちいるのはライトセーバーでもフォースの力でもありません。
清酒やお札、そしてなんと線香でダースシディアス風の悪霊のボスに戦いを挑むのです!
当然、その力は強大で攻撃はことごとくはじき返されてしまうのですが、そこを何とかキングスマンばりの傘さばきで耐え凌きます。
映画『キングスマン』より引用
飛ばした線香の火花が弾丸のようにして、傘に当たり、そしてそれが「聖なるバリア ミラーフォース」がごとく跳ね返っていき、悪霊のボスに直撃。
ヴォルデモートVSハリーポッターを彷彿させるような、迫力満点の除霊バトルが幕を閉じるのです。
何を言っているのかは、本編を見ないことにはイマイチ分からないと思いますが、ここまで書いてきたことはそれほど盛っているというわけでもなく、比較的ありのままを書いています。
という具合に、序盤から中盤にかけては正統派なジャパニーズホラーテイストではあるのですが、終盤に差し掛かると一気に異能バトル・除霊バトルのような様相を呈していき、そのギャップに思わず笑ってしまいました。
「ジョナサンズ」のネタはツッコミとボケが入れ替わる瞬間が面白い。
これは梓がヤマメたちのコンビを評して発した言葉だったわけですが、この映画そのものにも言えることになっているのにお気づきでしょうか。
最初は「怖い」が先行していた本作の雰囲気を終盤に一気に「面白い」が先行する展開へと転調させていく、そこに今作の面白さがあるのだと予見していたようなセリフでもありました。
そして、このことは『事故物件 恐い間取り』という作品のテーマ性にもしっかりと寄与しています。
なぜなら、この作品はヤマメが「笑いで人を幸せにする」という自分の本質を一度見失いながら、取り戻す作品にもなっているからです。
「怖い」と「笑い」。ホラーとコメディ。
これらは相性が良いとされますが、『事故物件 恐い間取り』はそれを絶妙に混ぜたというよりは、水と油のように分離させた状態で作品の中に共存させ、芸人が主人公という設定も生かしつつ、上手く1つの物語に仕立て上げたという印象です。
逃れられない恐怖と死を背負って生きていく
(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
今作『事故物件 恐い間取り』を見た多くの人がそのラストで想起するのは、『イットフォローズ』ではないでしょうか。
去ったと思った恐怖が違った形で自分たちの身近に存在し続け、そして常に背中を追いかけ続けてくるのだということが仄めかされるわけです。
これは原作者の松原タニシさんが今も事故物件に住み続けているというコンテクストを反映したラストとも言えるでしょうか。
劇中のヤマメは梓との生活のために事故物件に住むことを止めるわけですが、現実では松原タニシさんは事故物件に住み、その闇を一身に受け続けています。
そのため、松原タニシさんは悪霊が憑りつきすぎているだとか、周囲で怪奇現象が頻発するだとか、余命が残りわずかだとかいろいろな噂が上がり、とりわけ「死」の恐怖や危険に晒されているわけです。
今作でも描かれましたが、主人公は芸人として「売れる」ために事故物件に住み、それをエンタメにして自分が売れるための階段にするという行為をやってのけました。
この行為はもちろん、その家で亡くなった方からすると冒涜的な振る舞いにも思えます。ただ、そういった過激さをテレビや視聴者は安全圏に居ながら求めているという現状もあります。
自分は危険を冒したくないけれども、誰かがそれを肩代わりしてくれるならば非常に興味があるというのが本音ですよね。
「売れる」ために事故物件を利用した。
だからこそ、彼はその罪を背負って生きなければならないのですし、同時に誰よりも「死」というものが身近に迫って来るものとして感じられるのです。
しかし、この『イットフォローズ』的なラストにおいても、序盤に登場したとあるセリフが非常に意味を成す作りになっています。
『イットフォローズ』では、「愛」が「死の恐怖」に対抗するための唯一の手段であるというような描かれ方をしていました。
その一方で『事故物件 恐い間取り』においては、「笑い」が「死」に対抗する手段として描かれていたのです。
「173秒。人間は1回笑うごとに173秒寿命が延びるんや。」
人間は人によって意識の差はあれど、常に「死」というものの存在を感じながら生きています。
しかし、そんな「死」をひと時でも忘れ、そして遠ざけることができるものがあるとすれば、それが「笑い」なのだと本作は言っているわけです。
こういうメッセージ性があるからこそ、終盤の除霊バトルを「怖い」というより「面白い」のテイストで味付けをした意図が何となく理解できるような気もします。
あの展開や演出は、笑いで根源的な死の恐怖に立ち向かうというある種のイメージを具現化したものなのかもしれません。
ちゃんと「怖さ」もあるよ!
(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
ここまで『事故物件 恐い間取り』の「笑い」の側面ばかりを書いてきましたが、もちろんホラー映画として最低限の「怖さ」は内包した作品です。
全体的に明るいシーンが多いので、その点でレビューサイトを見ていても「怖くない!」「明るすぎ!」という声をしばしば見かけました。
ただ、個人的には「明るい」は「怖い」と相反するものではないと思っていますし、それは『ミッドサマー』のような映画が証明してくれています。
とりわけ今回の『事故物件 恐い間取り』は4軒目の描写にピークを持っていくために、それまでの3軒の描写において、あえて明るい印象を与えるように作ってあると思いました。
最初の3軒については、部屋の中のシーンも比較的日中の描写が多かったり、部屋には照明がきちんと確保されているシーンが多かったりと、確かに少し「怖さ」は軽減されるような作りにはなっています。
ただ、ホラー映画においては「明るい」「光」はある種の安心感や安全感を与えるものとして用いられるわけで、だからこそ明るい場所で起きる怪奇現象というものは、そういった固定概念を静かに壊していく方向に作用するのです。
その積み重ねがあるからこそ、クライマックスの4軒目で一気に、暗い夜の描写メインで展開されていく演出が非常に効いてきます。
まず良かったのが、彼が4つ目の事故物件に住み始めた最初の夜に誰もいないのにインターホンが鳴り、と向かいの建物の防犯用のライトが点滅するシーンですね。
このシーンは、ここまで本作が「明るい場所で何かが起きる」というイメージを積み重ねているからこそできた演出だと思います。
なぜならこのシーンって闇の中にいるヤマメが覗き穴から、外の明るい光を覗くという構図になっているからです。
本来であれば、闇の側に恐怖があり、そして光の側に安全があるというのが人間の心理だと思いますが、それを巧く逆転させることによって、「ヤマメが光を覗いている」構図が怖いという状況を作り出しています。
そして彼が扉を開けると、そこには何もおらず、ここで改めて「明るい=安全」という印象づけが為されます。
ただ、面白いのがその直後にトイレのドアをひとりでに開かせ、そこに広がる漆黒の闇と「何かいる…」感を演出することで、今度は暗闇が恐ろしいという本来の人間の心理を刺激する方向へ展開していくのです。
だからこそ、クライマックスの除霊バトルの直前に、部屋の照明が落ちるという演出が非常に効いてくるんですよね。
先ほどのシーンで「明るい=安心感」という状況をあえて確認させ、その上で今度は照明という光の根源を奪うという演出を通じて、恐怖感を煽るのです。
そうして「うわっ!ここから一気に恐怖のどん底に陥れられるのか!」と戦々恐々としていると、いきなりお化けのパレードと除霊バトルコンバットがスタートするので、その「裏切り」が笑えてしまうんですけどね。
総括してみると、確かに恐怖の「量」で言うと、期待していたほどではないと感じる方が多いのもまあ頷けます。
しかし、演出としてはかなり巧妙に感じられましたし、実際に当ブログ管理人はヤマメが4軒目の玄関の覗き穴を覗くシーンでビビりまくっていました。
そのため、瞬間的ではありますが「質」的には高い恐怖が提供される作品ではあったと個人的には感じている次第です。
この映画の何が1番怖いの?
(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会
私が個人的に感じた『事故物件 恐い間取り』という作品の最大の恐怖ポイントは「事故物件は誰かが1度住みさえすれば、その後は事故物件として扱われなくなる」という点でした。
映画のラストシーンで江口のりこさんが演じる不動産屋の女性が、事故物件ではない家ということで数件主人公カップルに物件を紹介していましたが、その中の1つに梓が不穏な空気を感じ取っていました。
つまり、あの家は「今は」事故物件ではないけれども、かつて事故物件として扱われたことがある家であるということですよね。
幽霊ってもちろんその筋の人からすれば「見える」ものなのだと思いますが、疎い人からすると意識するかしないかみたいなところはあると思うんです。
つまり、かつて事故物件として扱われていた家だとしても、自分が不動産屋に行って契約する際にそんなことを言われなかったとしたら、自分の家が「事故物件」だと思って住むはずもないので、必然的に不穏な気配を感じ取ることはありません。
しかし、「事故物件は誰かが1度住みさえすれば、その後は事故物件として扱われなくなる」という事実を知ってしまうと、自分の今住んでいる家が妙に恐ろしく感じられるんですよね。
ですので、結論を申し上げますと、私がこの映画を一番怖いと感じたのは、作品を見て真っ暗な自宅に帰ってきた瞬間でした。
映画はそれほど怖さマシマシではないので、恋人や友人と見に行って「なんだよこれ、全然怖くねぇじゃん!」と強がっていたあなたも、家に帰ると1人…。
あの、急に怖くなってきますので本当に気をつけてくださいね。
「事故物件は誰かが1度住みさえすれば、その後は事故物件として扱われなくなる」
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は映画『事故物件 恐い間取り』についてお話してきました。
中田監督の作品は、ここのところ裏切られることが多かったので、今回もそれほど大きな期待をしていったわけではないのですが、個人的には大いに楽しめる内容でした。
「怖い」もある程度担保されたうえで、しっかりとホラー的な「笑い」を狙っていくという王道を外れたアプローチに笑わせていただきましたし、そこに芸人が主人公だからという意味づけがあったのも良かったですね。
また、ヒロインを演じた奈緒さんの恐怖に歪む表情が、非常に出来栄えが良く、こちらも見ていて思わずガッツポーズという感じでした。
個人的には、見て損はない作品だと思います。
ぜひぜひ劇場でご覧くださいませ。
今回も読んでくださった方、ありがとうございました。