「半分、青い」第1週:批評:今あるものに”アイデア”を!!

〇はじめに

 みなさんこんにちは。ナガと申します。

 今週から出来ればですが、毎週「半分、青い」の短評を書いてみようと思います。

 良かったら読みに来てやってください。




〇批評:創作とは、今あるものに”アイデア”を吹き込むことだ。

 「創作」という言葉があります。

 その言葉の意味を調べてみると「最初に作り出すこと。」と書かれています。

 では「創作」とは0から1を作り出すことだけを指してそう言うのでしょうか?

 私は決してそうではないと思うんです。

 例えば、第4回の放送の中で鈴愛が律を呼び出すシーンです。「半分、青い」の時代背景は1970年代ですから当然、呼び鈴ないしブザー、チャイムというものが自宅にはついていた時代だと思います。律の家は比較的裕福な家庭でしたし、チャイムがついていないということはないでしょう。

 しかし、鈴愛は自前の笛で直接律の部屋に向かって音を鳴らすんです。既存のものを、チャイムやブザーを使えば良いのに、わざわざ効率の悪い方法で律を呼び出します。ただこれも1つの”アイデア”なんですよね。

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©NHK 「5分で『半分、青い。』第1週~生まれたい!」より引用

 第1回の冒頭の鈴音の言葉を借りるのであれば、「これを効率が悪いと捉えるか?面白いと捉えるか?」それだけの違いなんです。

 ブザーやチャイムという1が存在して、それに自分の”アイデア”を加えて2に3にそして10に膨らませていく。これは間違いなく「創作」なんです。

 本作のOP映像に注目して見てください。鈴愛が平凡な日常の風景に絵を描いていき、それらをキラキラと輝かせます。

 雲に描いた動物たち。黄身が割れた目玉焼きに描いたニワトリ。焦げたトーストに描いた宇宙。ストローで作る潜水艦。ミニトマトに描いたテントウムシ。お皿に描いたケーキ。傘に描いた鳥たち。

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©NHK 

 今あるものに”アイデア”を加えることが、今よりも少しだけ生活を楽しく、豊かにしてくれます。

 そして第1週の山場とも言える川越しの糸電話のシーン。横を見れば、橋が架かっています。つまり橋を歩いて渡れば、コミュニケーションを取ることは可能なんです。それでも鈴愛は川に糸を渡して糸電話をすることにこだわります。

 大人しく橋を渡って、話せばいいじゃないか・・・。と思ってしまうのも分かります。しかも糸電話を渡して、2人は名前を呼び合うだけですからね。

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©NHK 「5分で『半分、青い。』第1週~生まれたい!」より引用

 ただこれも「効率が悪いと思うか?面白いと思うか?」なんです。

 今あるものに”アイデア”を加えて、日常を面白くする。鈴愛の才能はもうその片鱗を見せ始めているのです。

 「創作」とは0から1を作り出すことだけではありません。1を10に100にすることも立派な「創作」なのです。

〇おわりに

 毎週末に1週間の放送分(6回分)を総括してこのような形で短評を書いて更新していこうかと考えております。

 第1週の糸電話のシーンは非常にグッときましたね。鈴愛の死んだ祖母と会話をしたいという動機も泣かせるのですが、オトナの力を借りずに子供たちだけで何かを成し遂げるというシーンは、彼らの喜びや達成感がダイレクトに伝わって来て、非常に心を揺さぶられます。

 「創作」とは堅苦しいものでは無く、焦げたトーストに宇宙を思い描くが如く、日常の何気ない部分でも起こせるものであると「半分、青い」という作品は教えてくれているような気がしました。

 退屈な日常を楽しめるかは自分次第。

 「これを悲しいと思うか?面白いと思うか?はその人次第。」

 第1回冒頭の鈴愛のセリフがとても心地よく耳に残ります。

 今回も読んでくださった方ありがとうございました。




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