『スターウォーズ:最後のジェダイ』:ローズはなぜ嫌われるのか?

アイキャッチ画像:(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. 

はじめに

みなさんこんにちは。ナガと申します。

今回はですね、映画『スターウォーズ:最後のジェダイ』についてのお話です。

その中でも今話題になっているローズというキャラクターに絞って記事を書いていこうと思います。

記事の都合上作品の一部ネタバレを含みますので、ご注意ください。

ナガ
そして本記事はローズを演じておられるケリー・マリー・トランを中傷する趣旨ではございません。

この点を踏まえたうえで、読み進めていただければと思います。

良かったら最後までお付き合いください。

 

『スターウォーズ:最後のジェダイ』のレビュー記事

当ブログの『スターウォーズ:最後のジェダイ』レビュー記事は以下にリンクを掲載しております。

ナガ
作品解説や考察が読みたいという方は是非ご一読くださいませ。

 

1ローズ=100ジャージャー?

Twitterでも既にローズというキャラクターが話題になっています。

ローズはジャージャービンクスの再来である!!

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「スターウォーズ:クローンの攻撃」より引用

なんてことが声高に言われているわけですが、今やローズのヘイトはジャージャービンクスを超えているということで「1ローズ=100ジャージャー」というレートが作られてしまっているようです。

ジャージャービンクスというと『スターウォーズ』シリーズで最もヘイトを集めてきたキャラクターですよね。

どれくらいヘイトを集めているのかということで有名なのが、ミキサーでジャージャーのフィギュアを粉砕する動画ですよね。

温和な表情のおじさんが「ジャージャーを次回作に出演できないようにしてやろう!」と発言し、そのままジャージャービンクスのフィギュアを粉砕してしまいます。

他にも『スターウォーズ:フォースの覚醒』の予告編公開の際には、『スターウォーズ:ジャージャービンクスの覚醒』というファンメイドの予告編映像が作られ話題を呼びました。

ナガ
このパロディ予告は笑ったね!!

このキャラクターがなぜヘイトを集めたのかということですが、『スターウォーズ』シリーズの一連の出来事って大体ジャージャービンクスが悪いんですよね。

ジャージャービンクスがヘリウムガスを吸った様な声でキーキーと喚くのが不快だとか、作中であまりにも不器用すぎて見ていてイライラするというご意見ももちろんあると思いますが、それ以上にジャージャーはシリーズ最大の戦犯です。

彼は、エピソード1でさんざんヘイトを集めたにもかかわらず、エピソード2では、自分に弁論の才能があることを悟って、政治家として活躍するようになりパルパティーン最高議長(後のダースシディアス)に非常時特権を与える決議を後押しするというシリーズ最大の愚行を犯しています。

つまり、クローン戦争開戦に踏み切らせたのは、彼の弁論だったわけです。

そしてパルパティーンに強い権力を持たせたのも彼です。よってざっくり説明しますと、エピソード3~6で起きている出来事、大体元を辿ればジャージャービンクスに辿りつくのではないか?ということが言えるわけです。

ナガ
さらには、それはエピソード7以降のことにも言えるんだよね(笑)

カイロレンはダースベイダーに影響を受けています。

ダースベイダーはダースシディアスの導きを受けてアナキンがダークサイド堕ちした姿です。

ダースシディアスはパルパティーン最高議長として非常時特権を駆使して暗躍しました。

そしてその非常時特権を与えるのに一役買ったのが、ジャージャービンクスです。

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ナガ
結局カイロレンもジャージャービンクスのせいなんですよ(こじつけ)

スターウォーズシリーズで起きる大半の出来事の元凶はよくよく考えるとこいつなんです(笑)

こういった事情もありジャージャービンクスというキャラクターはヘイトを集めています。

ただ、彼は『スターウォーズ』シリーズに不必要だったか?と言われると絶対にそんなことはありません。キャラクター設定はもう少し何とかなったかもしれませんが、シリーズにおいて彼が果たした役割は重要です。

一部界隈でこのキャラクターが黒人蔑視的であるとか、怠惰なカリビアン人のステレオタイプだとか人種差別的な方向からの批判を受けていますが、その辺りはさほど重要ではなくて、結局作中での役割と独特のキャラクター設定が相まってヘイトを集めてしまった形なんでしょうね。

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ローズはなぜ嫌われるのか?

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(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. 

さて、ここからは新作「スターウォーズ:最後のジェダイ」で一際ヘイトを集めているローズについてお話していこうと思います。

ここからは新作のネタバレを含みますのでご注意ください。

Twitterを見ていますと、ローズがアジア人だから、容姿的に魅力が無いからという理由で批判されていると勘違いしている方が多いようですが、彼女が批判されているのはそういった理由ではなくて、単純にキャラクターとして不愉快で、作中での登場意義があまりないという理由だと思います。

アジア人だから、容姿に魅力が無いから、そんなことは関係なくて、このローズというキャラクターは例え白人系の美人女優がやっていても同じようにヘイトを集めたと思います。

アジア人だから「スターウォーズ」の世界観に合っていないという心無いことを言っている方もいるようですが、それなら「東京タラレバ娘」のモテないアラサー3人組がドラマ化されたら全員美人すぎるとかの方がキャスト的な違和感は大きいと思います。

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http://furatto-mode.com/entertainment/tarareba-dorama-comic-cast-hikaku-2945より引用

まあ人種がどうとか容姿がどうとかそんなことは関係ないということです。

今回は「ローズのここがやばい!」と個人的に考えている点を3つほどお話ししようと思います。

 

私のところから逃げる奴絶対許さないマン

これに関してはフィンも悪い部分はあります。

自分の計画を上司の誰にも報告せずに勝手に実行に移してしまっていますし、ローズに対してあまりにも自分の計画を説明できていません。

ただそれにしてもフィンの話をちゃんと聞こうともせずに、スタンガンのようなもので失神させて、牢獄にぶち込もうとするのはヤバすぎません?(笑)

ファースト・オーダーの大群に追われていて、ただでさえ人手が必要という大切な時に、フィンという重要戦力をその行動の目的を知りもせずにスタンガンのようなものでバチンは流石に不可解です。

新キャラクターのファーストインプレッションって結構大切だと思うんですが、ローズに関してはそれが空回りしていたこともあって悪印象につながったのかもしれません。

 

作中であまりにも活躍していない

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(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. 

彼女はレジスタンスの整備士ということで登場したんですが、そもそも全然活躍していないんですよね。

中盤のフィンと一緒に行動するパートでもピーピー喚いているだけでほとんどお荷物でした。

さらには整備士であるという設定を活かす場面が特にないんですよね。

これは本当に酷い。これが無いから、彼女が本作に登場した意義がいまいち掴めないんです。

ナガ
良くも悪くもジャージャーの方が活躍していましたよ・・・(笑)

結局、脚本が良くないために、キャラクターを生かしきれていないんですよね

キャラクターの意義や魅力をしっかりと物語の中で描けなければ、見る側としては感情移入もできなければ、思い入れも湧きません。

整備士としての彼女の役割や存在意義がきちんと描き切れていれば、ここまで批判にさらされることもなかったでしょう。

 

危うく本作最大の戦犯に

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(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. 映画「スターウォーズ8:最後のジェダイ」予告編より引用 

この3つ目の部分が個人的に一番怒っているポイントです。

彼女はクレイトでのレジスタンスの存亡をかけた戦いにおいて、ジャージャービンクスを超えるのではないかというシリーズ最大の戦犯になりかけました。

整備士ってスピーダーに乗って戦えるんだ・・・というツッコミはさておいて、敵のキャノン砲に自らの命を犠牲にして特攻しようとするフィンのスピーダーに横から体当たりして妨害してしまうんですよね。

しかも、それがために敵のキャノン砲は停止せず、そのままレジスタンスの生命線であった強固な扉を破壊してしまいます。

さらに、フィンが駆け寄ってきた際には彼にキスをして意識を失います。

ナガ
もうこれはさすがに酷すぎるでしょうよ・・・。

日本の少女漫画に登場するキャラクター並みの恋愛脳ですよ・・・。

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自分のエゴでもって危うくレジスタンスを滅ぼしかけたわけですから酷い話です。

しかも、助けたのが「スターウォーズ」新シリーズのメインキャラクターの1人であるフィンだっただけに、本作のご都合主義感が一層増してしまい、作品にも悪影響を与えています。

このシーンで彼女はジャージャービンクスと並び立つ、「スターウォーズ」ファンのヘイトを集める存在になってしまいました。

 

だからと言って差別は許されない!

ローズを演じた女優ケリー・マリー・トランさんが差別や誹謗中傷にあうという悲しい出来事があったようです。

当ブログ管理人はあくまでもローズというキャラクターを好意的に思わないだけで、役者は無関係です。

脚本が悪い。その主張を崩すつもりはありません。

そもそも「スターウォーズ:最後のジェダイ」においてフィンの特攻を止めるのはポーの役割であるべきでした。

前半から彼が小さな犠牲を強いて勝利を手にしようとする人物でしたから、そうすれば彼の成長も描けていたはずなんです。

それをローズという8作目で初登場のキャラクターにやらせたのが不味かったと思います。

さらには、そこにキスシーンというメロドラマチックな描写を足して、余計に酷くなりました。

だからこそローズを誰が演じたのかは関係ないんです。

ローズというキャラクターを脚本に馴染ませられなかったのが悪いわけです。

酷い出来事だと思います。ローズを演じたケリーマリートランさんを当ブログ管理人は陰ながら応援しております。

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ローズというキャラクターの意義

私はここまでローズというキャラクターへの不満点を述べましたが、キャラクターコンセプトとして意義はあると思います。

それは彼女がレジスタンスの整備士という日の当たらない仕事をしていること、そして「スターウォーズ」シリーズに通底していた特攻精神への妄信的賛美へのアンチテーゼとしての役割です。

前者は本作のテーマ性にも深く関わっています。

レビュー記事の方で詳しく解説していますが、本作のテーマとして旧ジェダイ秩序の破壊と新ジェダイ秩序の誕生が挙げられます。

つまりジェダイは選ばれし存在ではなくて、銀河に生ける全ての「善」なる心を持つ者をジェダイとして「ジェダイオーダー」を書き換えたのです。

そんな本作の中で、整備士という日の当たらない職業の彼女が活躍することに、本作のテーマが絡んでいます。

また、「スターウォーズ」シリーズでは、自分の命を賭して特攻することに意義を見出す風潮がありましたが、本作ではそれを一新しようとしました。それがクレイトの戦いにおけるローズの行動に反映されたのだと思います。

ただそれにしてもローズというキャラクターの意義を脚本に落とし込めてなさすぎるんですよね。

やりたいことはすごく伝わってくるんですが、それが物語として全然活きていないんです。

特にクレイトでのローズの行動は物語として矛盾点がありすぎて、崇高なテーマ性以前の問題になっています。

せっかくローズというキャラクターには崇高な意義があったわけですから、それをしっかりと物語の中で機能する形で表現してもらいたかったですね。この点が残念でした。

 

『スターウォーズ エピソード9』の発表にあたって

スターウォーズセレブレーションにて、2019年のクリスマスに公開の『スターウォーズ EP9』についての情報と予告編が公開されました。

当然、ローズも引き続き出演するということで、女優のケリーマリートランさんも登壇されたようです。

そこで観客は大歓声で彼女のことを迎え、それを受けて彼女が涙するという一幕があったようです。

これまで心無い誹謗中傷を彼女のSNS等にぶつけるファンも多くいたようで、SNSそのものを閉鎖し、次回作への出演も誇示するのではないかとまで言われていた彼女ですが、こうして温かく迎えられたことを1人の『スターウォーズ』ファンとして嬉しく思います。

『スターウォーズ EP9』にて、前作では空回りしていた印象が強いローズが物語のキーマンとして活躍してくれると個人的にはうれしいです。

 

おわりに

みなさんは、このローズというキャラクターについてどう思いましたでしょうか?

決して悪い部分だけではないんですが、やはり作中で悪目立ちしている感はあったように思います。

私自身もキャラクターとして嫌いだと声高に言いたいわけではなくて、もっとローズというキャラクターを上手く物語に馴染ませられなかったのか?という点に疑問が残っています。

そしてローズジャージャービンクスよりも酷いと言われているのは、ジャージャーの場合はきちんと「スターウォーズ」の物語の中で機能しているからなんですよね。

ローズは正直言ってモチーフ的な意義はありますが、物語においてあまりに必要性が見出しにくいんです。

ナガ
だからこそ彼女がきちんとキャラクターとして活きる『スターウォーズ エピソード9』を期待したいと思います!

今回も読んでくださった方、ありがとうございました。

41件のコメント

はじめまして、ローズに関する記事、興味深く、読ませてもらいました。
そもそも、私もローズというキャラクターになんとなく嫌悪感を抱いていたので、その理由が明確になったようで気持ちよかったです(笑)
くわえて、ジャージャービンクスも嫌いでした!世間的にも、ジャージャービンクスって嫌われてるんですか?知らなかったです。
それに、ローズも嫌われてるってのもしらなかったけど、自分の感覚が間違っていなかったことがわかった気がしてよかったです。

もし仮に絶世の美女が同じ事をしたと仮定しよう。どうなるか?
多分、ヘイトは変わらない気がする。。
やっぱ脚本家いっぱいの継ぎ接ぎ過ぎて、テーマもへったくれも無くなってしまっているのが、ハリウッド映画としての限界に来てるような。
スターウォーズの皮を被った何か。。
もう、そういうもんだ。用意された物を楽しめる人が楽しめばいいんじゃないかな?
楽しめない人は、去ればいいて事じゃない?

基本的には凄く面白く見れたけど
ただの整備士のローズがムダに作戦についてきてたのはねちょっとね
ポーとフィンのコンビで動かしたほうが良かったかな
あのシーンはフィンの代わりに先に特攻かましてくれると思ったら・・・ですね
あと最後の子供がなにげにフォース使ってホウキとってたのは伏線かな?

いや、これ読んで確かに(゚д゚)!ってなっちゃいました。
やっぱ上手いっすね~勉強になりました。
ローズの戦犯シーンは、かなり突っ込んじゃいましたね。
9でも活躍しますかね。

ジャージャービンクスもローズも嫌い
ジェダイの活躍全部を無にする並の無能ツートップ
ライトセイバーで真っ二つにされるべき

じんちゅさんコメントありがとうございます!!
スターウォーズ2後半以降の出来事は大体元を辿ればジャージャーに行き着く節がありますからね…笑 個人的にはそんなに嫌いではないですがε-(´∀`; )

なななさんコメントありがとうございます!
ローズに限らずですが、今回脚本の不味い部分は目立ちましたよね…。

ジャージャーさんコメントありがとうございます!
この記事に「ジャージャー」というニックネームでコメントしてくださったことにまず大爆笑しております。
キャラクターコンセプトは悪くないんですが、物語の中で説得力を出して欲しかったかなぁと思いました。
ラストはもしかしたら噂されているEP10以降の伏線かもしれませんね。

いごっそうさんいつもありがとうございます!!
おそらく9にも登場しますよね。個人的には9で大活躍して、今回の自分の論を覆してほしいと思っている次第です!

ゆさんコメントありがとうございます!
やはりキャラクターの好き嫌いははっきり分かれますよね…。
ライトセーバーで真っ二つは過激な気もしますがε-(´∀`; )

んー、正直偏見過ぎる意見ですね。悪いこと言おうという目線でしかないです。たしかにキスはあれですけど、そもそもあのシーン問題にするならその前の作戦立てたフィンやらポーも戦犯。それなかったらバレることもなかったしあの攻められるシーンもなかったし。ほか色々つっこむところあるけどこれ書いた人ぶっとんでる。見直した方がいいですね。

あーまんさんコメントありがとうございます!(^ ^)
悪いことが言いたいだけではないことは、キャラクターコンセプトに触れている点で分かっていただけませんかね?別に批判だけがしたいわけでは決してありません。キャラクターコンセプトもローズというキャラクターの存在意義も分かった上で、もう少し上手い形で物語に馴染ませられなかったのかなぁ〜?というお話です。

私もフィンとローズのキスシーンはさすがにないかなーと…。ただストーリー上ローズが必要ないかというと、そんなことないと思ってます。
中盤でフィンとローズがカジノのある星に行き、ローズの口から武器を売るお金で潤う富裕層がいると語られ、それに対しローズが憤っているシーンがありました。そういった銀河系の仕組みへの怒りもレジスタンスメンバーでありつつも整備士であり、一般庶民に近い感情の持ち主ならではであると思います。
軍人やレジスタンスの前線で戦うメンバーとはまた違った視点の持ち主がいるとスターウォーズの世界観がより広がりを見せると思います。
世の中のお金の仕組みとか、日々戦いに身を投じてる人には気にする余裕ないですしね。
もしかしたら、知っていて見て見ぬふりしてるのかもしれないですし。そう考えると、レジスタンス=善、と完全には言い切れなくなります。
また、偶然とはいえ、競馬に似たギャンブルで虐待されていた生物(名前わすれました)を助けることができましたし、それによって虐待に加担させられていた子供たちを救うことにも成功しました。
奴隷のような状況は変わっていませんが、ラストのシーンから、少年の心はローズたちレジスタンスに救われたことがわかります。
この星に立ち寄った意味はちゃんとあったはずです。そのような台詞もありました。
ローグワンでは歴史に名前の残らない者たちの活躍を描いていました。彼らの活躍があったからこそ帝国を倒す足がかりが生まれてルークが神格化されたわけです。(ナガさんなら百も承知でしょうが汗)
もしラストシーンが今後の伏線であった場合、ローズはかなりのキーマンになります。少年がフォースを覚醒させたきっかけを作ったかもしれないからです。最初から使えていた可能性もありますが。
長々と失礼しました。ツイッターや評価サイト等であまりにもローズが批判されていたので…。

私もローズは嫌いですがひとつだけ弁護させて頂きます。失神させられた時のフィンはレイに危機を伝えて合流しないよう忠告しに行くという敵前逃亡のうえ援軍の合流阻止という非常に重い罪を背負おうとしていたので失神させられてむしろ良かったのではないでしょうか。
むしろ今作の不快点はポーもフィンもルークもなぜか性格がねじ曲がっていて3人とも普段ならやらないような行動を取っている所ではないでしょうか。

映画を観る前にチラッと記事を見てしまいなんとなくモヤモヤしていたのですが、映画を観て納得しました。自分も記事と大体同じ感想です。
はっきりいってローズというキャラ自体に不快感は全然ないのですが、このキャラ自体が無理にストーリーに組み込まれている感じがどこか違和感を感じました。
ギャンブルの星での流れはまあ良かったとしても、突然のキスには驚きました。そんな兆候まったくなかったと思うのですが。
もっと肝っ玉のあるおかんキャラなら良かったんじゃ。

みはるさんコメントありがとうございます!
みはるさんの仰っている趣旨は分かりますし、間違いなくそれがローズのキャラクターコンセプトなんだとは思います。
ただ、今回のスターウォーズは脚本の粗が目立っていて、その粗が目立つシーンにローズが絡んでいることが多いんですよね。
個人的には今作のテーマ性を体現するキャラクターになるローズを活躍させるために無茶な脚本に仕上がっているように見えてしまったんです。
だからローズは嫌いではないんですが、もう少し物語ないし脚本に馴染ませられなかったのか?という疑問を持った次第です。

ネタバレなんて怖くないさんコメントありがとうございます!
まああのシーンは正直フィンも悪いですよね。レイとルークの居場所が知れないようにコンダクターを持って身を隠すという意図をちゃんと伝えられてなかったですし。

ピヨさんコメントありがとうございます!
どうしてもあのキスは引っかかりますよね…。個人的にはどうしても納得がいかなかったです。

整備士とはいえレジスタンスという命懸けの職場で働いているっていう自覚が足りないのが引っ掛かりましたね…
特に特攻阻止シーンは見ててかなり腑に落ちませんでした。そもそもあんな速度で衝突したら普通両方とも死ぬだろと…
去年ローグワンで使命の為に戦場で命懸けで戦う一般兵士達を見て感動したので余計悪印象が…愚痴っぽくなってすみません…

リンさんコメントありがとうございます!
そうなんですよ。ローズを活躍させようとするあまり脚本に粗ができたり、ご都合主義感が増したりしてしまってるんですよね。
もう少し脚本の完成度を上げつつ、そこに自然な形でローズというキャラクターを登場させられなかったのかな?と疑問に思ってしまうのです…。

私もローズはあまり好きなキャラクターじゃありません。
登場した瞬間から(見た目的な意味で)違和感。そして「ローズ」という普通な名前に更に違和感。(ルークはさておき)それからの活躍はまあ別に良かったのですが、やはりあのキスシーンで違和感再発。思わず「なんでやねん!」と心のなかで叫んでしまいました。
死んで英雄になるのは間違っている、と言うシーンはホルドとポーのやり取りでもあったので、特攻を止めるのは別にいいんです。ただ、それが「敵を憎むより愛する人を救う」っていうセリフと合わないというか。
個人的にはローズ姉のペイジの方が好みだったので、ペイジ役の人がローズ演じてたら感じ方が違ったのではと思っております。

おっしゃる通り、ローズというキャラクターは製作者の主張を表現するという点では、非常に重要なキャラクターのようでしたね。
記事で言及されている特攻精神の否定に関しても、その直前に女提督が同じ事をして成功している訳で、その直後にローズがフィンの特攻を阻止する意味がわかりませんでした。
女の特攻は良い特攻、男の特攻は悪い特攻なのか?
今作「最後のジェダイ」の主義主張は、とても良く伝わりましたが、そこへ至る過程がローズに限らずとても雑で無理矢理で、その点が残念でなりませんでした。

ナガさん、こんばんは。
2回目(吹替)見てきました。
1回目(字幕)の時は、ローズに嫌悪感しかなかったですが、
二回目やから抗体ができたのか、
不思議なくらい普通に受け入れて見てました。
でも、
EP9でローズとフィンの恋愛模様を描くのは、やめてほしいです。
恋愛感情ではないと思いますが、
レイがフィンを見る時の表情が好きなんです。
二人の関係にローズが入ってきてほしくないです。
EP9で、
ローズが、おとなしくしていてくれるのを願うばかりです。

バラ子さんコメントありがとうございます。
あのキスシーンはどうしても…ですよね。
>死んで英雄になるのは間違っている、と言うシーンはホルドとポーのやり取りでもあったので、特攻を止めるのは別にいいんです。ただ、それが「敵を憎むより愛する人を救う」っていうセリフと合わないというか。< そうなんですよね。無理矢理感といいますか、取って付けた感といいますか…。キャラクターコンセプトは悪くなかっただけに残念でした。

まさたろさんコメントありがとうございます。
>女提督が同じ事をして成功している訳で、その直後にローズがフィンの特攻を阻止する意味がわかりませんでした。
女の特攻は良い特攻、男の特攻は悪い特攻なのか?< これは仰る通りですよね。作品の中で主張が一貫していないようにも感じられましたね…。ただ本作は前半は旧来スターウォーズ的な善と悪のカオス、後半は善と悪のコントラストを描いているようにみえたので、作品の中で、価値観の変容を描き出してるのかな?なんてことも思いました。

ゴロさんコメントありがとうございます。
>恋愛感情ではないと思いますが、
レイがフィンを見る時の表情が好きなんです。二人の関係にローズが入ってきてほしくないです。< レイとフィンの関係良いですよね!自分も大好きです。ローズが入ってきて、その辺りも複雑になってしまいましたね…

ローズさん、他の人はどんな評価してるのかなーと気になりこの記事にたどり着きました
個人的な感想も添えて….
本編通して彼女の″行動″が″全く″と言っていいほど話に影響を及ぼしてない点では無いのかなーと思ってます
本編で彼女はフィンと主に行動を共にしますが
整備士である彼女の見せ場は無かったのではないかと思います…
フィンとキャプテンファズマの決着後脱出機を確保したのもBB-8でしたし、もう少し整備士としてキャラ立てして活躍の場を設けれると良かったのではないかと思います
正直厳し目に言ってフィンと同行するのが全く別の人、ないしフィン1人でも何とかなったのではないか
そこがちょっと自分が観て気になった点でした

本日鑑賞してまいりましたので、ローズを肯定する意見も置いておきますね。
>①私のところから逃げる奴絶対許さないマン
ヒーローという肩書きに惑わされることなく、まともな組織のまともな構成員として当然の判断を下し、逃亡犯を捕縛するというあたりまえの行動をとった。
組織の構成員としては、あたりまえのことがあたりまえにできる超優秀な人材
>②作中であまりにも活躍していない
世間知らずのフィンに世界の仕組みの裏側などなど教えるガイド役
次回作に出てきそうな少年に影響を与えている。
フィンの命を救っている。
>③危うく本作最大の戦犯に
指揮者が防御隔壁の防衛失敗と判断し撤退命令を下した。
つまり、フィンが特攻しようがしまいが組織の判断の上では隔壁の防衛はすでに失敗していた。
フィンが命を捨てて特攻した結果、隔壁を防衛できていたかは疑問
撤退命令を無視し犬死寸前だったフィンの命を守る為に自分の身を顧みず制止した。(これこそが特攻であった)

帯初さんコメントありがとうございます!
>フィンとキャプテンファズマの決着後脱出機を確保したのもBB-8でしたし、もう少し整備士としてキャラ立てして活躍の場を設けれると良かったのではないかと思います< この辺りをしっかり描けていたら、また印象も変わってましたよね。彼女が本作の「物語」に不可欠だった!という根拠がどうも弱いですよね…

肯定派さんコメントありがとうございます!!
非常に参考になるご意見でした(^ ^)
③の特攻に関しては、ホルド将軍が作中でやっちゃったのもあって、終盤の戦いで急にそれを助けるのに違和感がありましたし、助けたのがフィンだったので、余計にご都合主義感を感じてしまいました。
①は自分のような見方を裏返せば、肯定派さんのご意見になるかと思います。

私は逆にローズというキャラクターに好感を持ったので、
ジャージャーと並んで嫌われキャラと知って驚いています。
確かに存在そのものがスターウォーズの世界観に合わない感じがしますが、非戦闘員はあんな感じではないかと。
今後フィンを巡ってレイとの三角関係を予想してしまいましたが、
それが何だかスターウォーズらしくない気もしますが…。

あけましておめでとうございます
ようやく最後のジェダイを見れました、そして多くの人々と同じようにローズと言うキャラが大嫌いなのでローズに対して思った事をコメントします
ローズ嫌いな人はそれぞれ理由があると思いますが皆様のローズが嫌いな一番の、根底にある最たる理由はブスだからです、しかしただ単に「ブスが一丁前に悲劇のヒロインを演じ、ラブストーリーをしているから嫌い」と言う訳ではなく、スターウォーズ好きなブスが書いた「夢小説」を見せつけられているような気分にさせるのが、皆様の気分を害し、ローズを嫌いにさせる理由だと思います
ローズと言うキャラをヘイト無く立たせるなら彼女は明るく、天然、またはおっちょこちょいな感じのキャラにすべきだったと思います(もしくは男キャラの方が良かったかも?)
ぽっと出のブサイクキャラのくせに悲劇のヒロインの様に振る舞い、レイを一途に思っていたフィンの横に突然現れラブストーリーを演じる様はまさに夢小説の主人公と言うほかありません…
皆様が不快な思いをする気持ちが良く分かりましたが、ローズと言うキャラは脚本の所為で大勢の人から嫌われてしまったある意味、悲劇のヒロインかもしれませんね…

私はローズの最後の行動が許せません
反乱軍は「火花」として生き抜かなければならないと作中で語っています。「火花」を消させないためにフィンは特攻のような行動をとったのだと思います、それに対しローズが横から機体をぶつけて妨害、「敵を倒すより愛する人を守ることが勝利すること」みたいなことをローズは言いキスをしますが、その後ろで反乱軍基地の扉はぶち壊されてます。反乱軍の維持より愛する人を守ったと感動的な場面なのかも知れませんが、まったく生きてません、ただ矛盾しか感じませんでした。

はじめまして、ローズ役の女優さんについて調べていてこちらに着きました。アジアがどうのとか言う人、夢がないなあ…現実の宇宙にも、我々が会ったことも想像したこともない生き物がいるかもしれないのに。
ただ今作はポンコツだらけで話にならん、て感じでした。
強引な攻撃で犠牲を出すポー
うっかり斬られたスノーク
DJを信用してしまったフィン
時間稼ぎに気づけなかったカイロレンetc.
ローズだけが嫌われるのは、ちと気の毒に思えました。

@りりあんさん
コメントありがとうございます!
ローズを活躍させたいが為に脚本が破綻してる節もあるので、どうしても好きになりづらいんですよね。
あとはリリアンさんも仰っている三角関係ですね。

@最後から二番目のジェダイさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよね。本作のテーマ性を背負わされたローズが同時に脚本の責任も背負わされた節はありますよね〜

@名無しさんさん
個人的にはあれがポーだったら良かったと思うんですよ。最初の作戦で犠牲を良しとしていた彼の成長も描けますし。ポッと出のローズにあれをやらせたのは不味かったですね…

@パク・サランさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよね。基本的に脚本が荒いので、キャラクターが生きてないです。その最たる例がローズだったような気がしました。

レイアのアレとローズの前評判のせいで
劇場はスルーしたけど
観た結果、ローズ結構気に入ったわ
逆にあのキャラを8等身モデルみたいな人が演じていたら
余計に叩かれていたような気がする
非常にメアリー・スー的で

ローズに限らずキャラクター全般的に説得力が無かったと思う。
ルークやレイアの行動も意味が分からなかった。

ファンとしては今作自体が問題でルークやレイアのキャラクターを批判するのは難しい。
で、ローズは恰好の非難対象だったと思う。
いちいち理由を説明する気が起きないほど出鱈目なキャラクターだった。

???さん、コメントありがとうございます。

結局そうなりますよね。本作がやろうとしたことは面白かったと思うんですが、あまりに脚本がお粗末だったので、粗が目立つ印象です。

ローズもローズを演じた女優も映画そのものの不出来に巻き込まれてしまったんでしょうね…。