年間マイベスト映画を決めるときにいつも思うこと

〇はじめに

 みなさんこんにちは。ナガと申します。

 今回はかなり短めの雑談記事になります。 

 みなさんは、特にTwitterで映画アカウントを運営されていう方は、特にですがそろそろ1年間に見た新作映画の中から自分のベスト映画をチョイスしていく時期ですよね。

 この作業というのは、自分が一年間に見てきた映画作品を振り返りながら、改めて評価しなおしていくという意味でも映画ファンにとってはすごく楽しい作業なのです。

 ただ、この作業をするときにいつも自分の中で迷うことがありまして今回はそれについて少しお話していけたらと思っております。




〇年間ベスト候補作品の絞り方


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映画「ゴッドブレスアメリカ」より引用


 たいていの方は今年の新作映画の中から年間ベストを選出しますよね?これは議論する必要も無いかと思います。

 ただそこで問題になってくるのが、年間ベスト候補作品は映画館で見た作品だけを含めるのか、それともその都市の新作であればネット配信やレンタル、セル版で見た作品も含めるのかどうか?ということです。

 まあこんなの個人の好きにしたら良いと言えばそれまでなのですが、おそらく映画ファンの中でもこの年間ベストの候補作絞りの方針に関しては意見が2分されると思うんです。

 皆さんの意見が気になるところですが、まずは私の個人的な見解を述べていきます。

 私は、年間ベスト映画を決めるときに、映画館で鑑賞した作品のみを候補にするようにしています。その年の新作であってもDVDやネット配信で鑑賞したものはすべて対象外にします。

 これはやっぱり「映画館で鑑賞した」という事実を尊重したいという思いがあるんですね。基本的に映画というものは映画館で見ることを前提にして作られています。もちろん現代はネット配信やセル版で鑑賞される機会も多いですから、映画館で見なければ意味がないなんてことはありません。

 それでもやはりあの独特の雰囲気と、音響環境と、テレビよりもずっと大きなスクリーンで見られる映画館という環境が、映画を見るという行為に最も適した場であることは今も昔も変わりありません。

 そのため同じ映画を見ても映画館で見た時と自宅で見た時では全然印象が変わるなんてことも日常茶飯事です。私がそれを一番感じたのは、映画「ゼログラビティ」を見た時ですね。映画館で見た時は、とんでもない傑作だと感激したのですが、自宅の小さなテレビ画面で見ると何とも微妙な作品に思えてしまったんですね。

 「ゼログラビティ」という作品が視覚志向型の作品であったという性質はもちろん関係していますが、他にも映画館で見た時と、自宅で見た時とでは評価が大きく変わる作品というのは珍しくありません。

サンドラ・ブロック
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2014-12-03




 そういう意味でもやはり評価基準を統一するという意味合いも込めて、私は映画館で鑑賞した新作に絞って候補作を選出するようにしています。

 また、私の敬愛するドイツ人映画監督ヴェルナー・ヘルツォークがヴェンダースのドキュメンタリー映画「666号室」でこんな言葉を残しています。

 「テレビは一種のジュークボックスのようなものに過ぎません。つまり、テレビをつけても人は映画館の空間、その映画自体の空間の中にいるわけではなく、視聴者のポジションも不安定なものです。それにスイッチを切って消してしまうこともできます。それに対して(映画館で見る)映画は、スイッチを切ることができません。」

(映画「666号室」より)




 つまりヘルツォークは映画館で見る映画とテレビで見る映画の間には、ライブで生に聞く音楽とジュークボックスで聞く音楽と同等の差異があると言っているわけです。それだけ映画館と言う空間を神聖視していたことが伺えます。

 この映画が撮られたのは1982年ですから、その当時と今では状況が大きく異なるのは認めます。大画面のテレビが登場し、自宅にほとんど疑似映画館的な設備を整えてしまうことさえ可能になりました。一方で、スマートフォンなどの小さな画面で手軽に映画を消費できてしまう時代にもなりました。

 でもどんなに時代が変わっても、私はやっぱり映画館で見る映画は特別だと思いたいのです。

 だからこそ、映画館で見た作品とそれ以外で見た作品を同等には語りたくないと思ってしまうわけです。

 余談ですが、じゃあオールタイムベストはどうするんだ?ってご指摘はあるかと思いますが、これに関してはもはや映画館で見ることは不可能な年代の作品も入っています。ですので映画館で見た新作映画を入れるときは逆にその作品を自宅のテレビで鑑賞してから考えるようにしています。つまり自宅のテレビでの鑑賞に評価基準を統一しているということです。

 まあこんなことを考えるのは面倒くさいという方もいらっしゃるとは思いますが、私自身はこんなことを考えながらできるだけ評価基準を統一したいなぁと思っている次第です。

(Netflix映画について放念しておりました。私は契約してないので、無論対象に入ってないです。これらの作品についてはNetflix向けに作られてるということで、Netflixで見ることで映画の持つ100%の魅力を発揮していると解釈してます。)

〇おわりに

 これはあくまで私自身の考え方で、この考え方や指針を皆さんに押し付けたいわけではありません。映画館で見ても自宅で見ても作品そのものは一緒じゃないかという反対の主張ももちろんあると思います。

 今回は、年間ベスト選出の時期が迫ってきたということで、皆さんが候補作品をどのように選出しているのか?その方針を伺ってみたく思い記事にしてみました。

 皆さんは年間ベスト映画を選ぶときに、映画館で見た新作のみを対象にしますか?それとも自宅で見た作品も対象にしますか?

 良かったら、ご意見をお聞かせください。

 今回も読んでくださった方ありがとうございました。





4 件のコメント

  • いつも楽しく拝読しています。
    私もナガさんと同じです!映画館でみたもののみ、対象としています。
    理由まで同じだったので、驚きました!
    ディスクや配信で超感動したときに、劇場で観なかったことを激しく後悔しがちです。笑

  • マイルスさんコメントありがとうございます!
    その後悔めちゃくちゃ分かります!自宅でDVD鑑賞して、劇場で見てたらベスト10入り確実だったなあって作品に出会うとすごく後悔しますよね!

  • 「ララランド」のDVDを家で見た時、私も同じように感じました。
    映画館の中で観るからこそ、あの物語に酔いしれ夢が見られたのだと思います。
    なので、やはり映画は映画館で。年間ベストも映画館鑑賞限定で行うべきだと思います。

  • Imanimoさんコメントありがとうございます。
    やはりその作品の100%の力が発揮されている環境で見た上で判断したいところですよね!

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