2020年の映画を振り返る!ナガが選ぶ年間ベスト映画ランキングTOP10

みなさんこんにちは。ナガと申します。

今回はですね、タイトルの通り2020年の映画を振り返る記事を書いていきます。

ナガ
1年間、本当に様々な映画との出会いがありました…。

2020年は、本当に映画を鑑賞する人にとっても、そして映画業界にとっても激動の1年だったと思います。

3月頃から新型コロナウイルスの影響で、徐々に映画館に行きづらい状況となり、休業する映画館も多かったですね。

当ブログでも、第一波の時には劇場鑑賞を自粛させていただき、旧作とNetflix作品のレビューを主体として更新頻度を維持してきました。

そうして6月に入ってから実に2か月ぶりの劇場鑑賞として『許された子どもたち』を見に行ったのですが、もう映画館で映画を見られるという喜びを全身で噛み締め、思わず涙が出ました。

夏に差し掛かると、多くの洋画大作が公開延期ないし配信サービスでの公開を選択する中で、『TENET』だけが劇場での上映に踏み切ってくれました。

IMAXでの最速上映に参加させていただいたのですが、映画館で映画を見ることの意義を再確認させてくれたように思います。

『TENET』は製作費の回収も苦しい状況にはなってしまいましたが、それでも映画館というものの存在意義を改めて世界に発信してくれたと感じました。本当にありがとう。

しかし、徐々に冬が近づいていく中で、ディズニーが今後の上映ラインナップを自社配信サービスへと移行することを発表し、さらにワーナーが自社作品を劇場公開と同時にHBO MAXで配信すると発表しました。

こうした出来事により、映画業界は「新作を映画館で上映して収益を得る」ことを軸に据えたビジネスモデルからの脱却を求められているような気がします。

加えて、観客側としても、「映画を見る」という行為の形態が一層多様化しましたし、映画館という場所は単なる新作映画が見られる場所ではなくなってきました。

ナガ
新作映画が配信サービスでも同時に配信となれば、映画館以外でも新作を見られるわけですからね…。

新型コロナウイルスの影響が、直近1年で完全になくなるということは、正直想像できないですし、だからこそ映画観ないし映画業界も「サステナブル」な在り方を模索していく必要があると思います。

そして、何より「ポストコロナ」の時代は、元通りになるわけではなく、むしろ以前とはまるで違う状況になるものと考えています。もう不可逆なんですよね。

そういう流れもあり、当ブログの年間ベストでは、これまで頑なに配信でしか鑑賞していない作品をランキング対象外としてきましたが、2020年のものについては含める方向で検討しました。

「映画を鑑賞する」という行為が今後どう変容していくのか、そして「体験」の場としての役割をこれまで以上に求められる映画館は今後どうなっていくのか。

そんな映画をとりまくあれこれのターニングポイントとなった2020年を今回の記事ではゆっくりと振り返らせていただこうと思います。

また、記事の最後では当ブログ管理人が選ぶ2020年のベスト映画ランキングTOP10を発表させていただくつもりです。

良かったら最後までお付き合いください。

ナガ
なお「2020年ベスト映画ランキングTOP10」のみを読みたいという方は、下の目次で飛ばしちゃって下さい。




偏愛映画枠も公開中!

2020年公開作品の中から、個人的に「好き」度が高かった作品、世間評は良くないけど、自分は好きという作品を3つご紹介しました。

ナガ
良かったら動画の方チェックしてみてください!

2020年1月:特濃岩井汁を静脈注射!

1月鑑賞作品
  • 『フォードVSフェラーリ』○
  • 『カイジ ファイナルゲーム』✖
  • 『ティーンスピリット』△
  • 『リチャードジュエル』○
  • 『ラストレター』◎
  • 『ジョジョラビット』✖
  • 『mellow』○
  • 『シグナル100』✖
  • 『ロマンスドール』○
  • 『CATS』○
  • 『サヨナラまでの30分』◎
  • 『ナイブズアウト』○
  • 『AI崩壊』△

では、2020年1月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

まず、1月を総評するのであれば、とんでもない傑作ととんでもない駄作が同居していて耳キーンなったという他ないですね。

年間ベスト級と年間ワースト級を交互に見せられるような感じで、とにかく映画を見ている時の情緒が不安定でした(笑)

【ネタバレあり】『フォードVSフェラーリ』感想・解説:商業主義と純粋愛の二項対立を超えて

2020年1月4日
ナガ
『フォードVSフェラーリ』:圧倒的な劇場体験過ぎて、IMAXで見ると「チンさむ」連発でした!

【ネタバレあり】『カイジ ファイナルゲーム』感想・解説:他人の褌で相撲を取るカイジは面白くない

2020年1月11日
ナガ
『カイジ ファイナルゲーム』他人の褌で相撲を取るカイジなんて見たくなかった!映画を見ている僕の心がキンッキンに冷えました(笑

【ネタバレあり】『ティーンスピリット』感想・解説:エルファニングの静脈注射で幸せな気分に

2020年1月12日
ナガ
『ティーンスピリット』:あ…あ…あぁ…僕の身体が…エルファニングで満たされていくよ…。なんて…なんて幸せなんだ…。これが…死…。

【ネタバレあり】『リチャードジュエル』感想・解説:人生の全てが悪の担保にされていく恐怖

2020年1月13日
ナガ
『リチャードジュエル』:やっぱすげえよ…イーストウッド。この年でまだ新しいことに挑戦しようというエネルギーが漲ってやがる。

【ネタバレあり】『ラストレター』感想・解説:IFとREALの境界を超え、物語る小説家の本懐

2020年1月17日
ナガ
『ラストレター』最高級&特濃の岩井俊二汁を静脈注射するような感覚がありましたね!気持ち悪いんだけど、その後にとてつもない快感が襲ってくるヤバいやつですよ、これ。あ、あとこの映画の森七菜さん可愛すぎ。

【ネタバレあり】『ジョジョラビット』感想・解説:コメディでナチスを描くことの難しさ

2020年1月18日
ナガ
『ジョジョラビット』:好きな人が多いのも分かる。演出面が素晴らしいのも分かる。でも戦争映画のアプローチとして、どうしても受け入れ難いものがあったんです…。

【ネタバレあり】『mellow』感想・解説:他人事を自分事に思える距離からの定点観測

2020年1月19日
ナガ
『mellow』:片想い最高!!!本当、人生片想いだらけな自分としては、自分の人生まで温かく肯定されたような気持ちに!

【ネタバレあり】『シグナル100』感想・解説:このラストはどう考えても許容しがたい

2020年1月20日
ナガ
『シグナル100』「おくりびと」こと橋本環奈さんが、クラスメートの死に様を見届けていく映画!ほんとに酷いし、ラストシーンどうなってんだよ。橋本環奈さんがバカ怪力じゃねえと成立し得ねえだろ!(笑)

【ネタバレあり】『ロマンスドール』感想・解説:理想の容れ物としてのパートナーとその解放

2020年1月22日
ナガ
『ロマンスドール』:映画に影響を受けやすい私は、鑑賞後一時期ラブドールの購入を検討していました。あまりにも高いのと、一生愛し続ける自信が持てなかったので、購入を断念しました…。

【ネタバレあり】『CATS キャッツ』感想・解説:T・S・エリオット原作の戯れ歌集を映画化する

2020年1月24日
ナガ
『CATS』:普通によく出来ているし。SNS特有のバズ構文で不当に叩かれた印象。そもそも原作にも、ミュージカル版にもストーリーはあってないようなものだから、そんなの知らんがなと…。

【ネタバレあり】『サヨナラまでの30分』感想・解説:2つのブルーが紡ぐ新しい光のその先へ

2020年1月29日
ナガ
『サヨナラまでの30分』:青春映画の傑作!というかこの映画で完全に北村匠海さん沼に落ちたような気がします。劇中歌の『真夏の星座』の「包まって遮っていた」のとこが大好きだったのですが、ここで絶対ガッツポーズしそうになるんですよね…。通勤電車で聞くときは注意が必要です。

【ネタバレあり】『ナイブズアウト』感想・解説:古典的なビジュアルと現代的主題の融合

2020年1月31日
ナガ
『ナイブズアウト』:最近YouTubeのマンガ動画でよく見かけるような痛烈な逆転劇でしたね。ここは私のものよ。あなたたちは出て行きなさい。ほんと最高でした。ライアン・ジョンソンはやっぱり最っ高です。

【ネタバレあり】『AI崩壊』感想・解説:パニックエンタメとしてはアリだがSFとしては…

2020年2月1日
ナガ
『AI崩壊』:国家機密レベルのAIが廃校になった大学にノーセキュリティで放置されているというガバガバ設定ですが、邦画でここまでお金をかけた作品も珍しいですし、ハイウェイでの大規模なチェイスシーンは見応えがありました!

1月を振り返って、良かったなと思うのは、やはり岩井俊二監督の『ラストレター』ですね。

岩井俊二監督が、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『Love Letter』などを通じて描いてきた「IF」の物語の極限であり、それ故に苦手な人はとことん苦手、好きな人はとことん好きという映画になっていたと思います。

当ブログ管理人は後者となります。とにかくその本編に凝縮された濃厚な岩井汁を全身で堪能させていただきました。

そして、ダースホース枠は、『サヨナラまでの30分』ですかね。

当初は鑑賞予定リストにも入れていなかったのですが、完全に涙腺をやられました。

音楽面は言うまでもなく素晴らしいのですが、映像作品としてのレベルも高く、今作で撮影の今村圭佑さんの注目度は一層高まったと言えるでしょう。

 

2020年2月:早々に出会ってしまった年間ベスト級

2月鑑賞作品
  • 『his』◎
  • 『犬鳴村』△
  • 『ヲタクに恋は難しい』✖
  • 『グッドライアー』△
  • 『ミッドサマー』○
  • 『スマホを落としただけなのに2 囚われの殺人鬼』△
  • 『1917 命をかけた伝令』◎
  • 『影裏』○
  • 『Red』✖
  • 『スキャンダル』○
  • 『オリ・マキの人生で最も幸せ日』◎
  • 『初恋』○
  • 『SHIROBAKO』◎

では、2020年2月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

2月の鑑賞作品を総括するなれば、やはり年間ベスト候補に出会えたことが全てでしょうね…。

例年、ベストランキングの1位はかなり迷うのですが、今年は2月という早い段階で、ほとんど確定してしまっていました。

【ネタバレあり】映画『his』感想・解説:家族は蛇行し、転倒しながらも確かに前へと進む

2020年2月1日
ナガ
『his』嗚咽が漏れるほど泣いて、映画館から出ても涙が止まりませんでした。2月の段階で、今年はこれを越える映画には出会えないだろうという不思議な確信がありました…。

【ネタバレあり】『犬鳴村』感想・解説:実在した村に纏わる怖い話は村に行くまでがピーク?

2020年2月8日
ナガ
『犬鳴村』:前半はJホラー完全復活を確信する出来!後半はもっさりした犬女とのゆる~いチェイスを見せられる微妙な出来…。続編?の『樹海村』には期待!

【ネタバレあり】実写映画『ヲタクに恋は難しい』感想・解説:題材とミュージカルが水と油

2020年2月8日
ナガ
『ヲタクに恋は難しい』:とりあえず、アニメオタクと『LA LA LAND』ファンに謝ってくれ…(笑)

【ネタバレあり】『グッドライアー』感想・解説:嘘をつくと宣言されたらその嘘はもう真実

2020年2月9日
ナガ
『グッドライアー』:どこが「大人の騙し合い」なんだ…。嘘をついてますオーラが出過ぎていて、全然上手くねぇ…。もっとポーカーフェイスでやってくれい!

『ミッドサマー』ネタバレ解説・考察:伏線だらけの物語はアリアスターなりの家族映画

2020年2月13日
ナガ
『ミッドサマー』:究極の失恋からの立ち直り映画!あいつ許さねえから、燃やしちゃる…。ラストのダニーの表情が最っ高でした!

『スマホを落としただけなのに2 囚われの殺人鬼』ネタバレ感想・解説:ちゃんとスマホは落とします

2020年2月14日
ナガ
『スマホを落としただけなのに2 囚われの殺人鬼』:もはやスマホを落としてすらいないじゃん…と思ったら、そういうことね。ちょっとほっこりしたわ。スマホ落としたら千葉雄大に出会えるんだったら、俺もスマホ落としたいなぁ~。

『1917 命をかけた伝令』ネタバレ解説・考察:荘厳な映像美が織りなす聖書的な物語

2020年2月15日
ナガ
『1917 命をかけた伝令』2020年最高の映画観体験の1つ!昼のパートから夜のパートに移り変わるあの瞬間。もう圧倒的すぎて思わず声が漏れたよ!

『影裏』ネタバレ感想・解説:カルバンクラインのブリーフを穿いた綾野剛に刮目せよ

2020年2月15日
ナガ
『影裏』綾野剛さんのカルバンクラインボクサーパンツ姿にキュンキュンしました…。なんだよあのエロス…。

『Red レッド』ネタバレ感想・解説:女性が「性」を抱えて「母」として生きるということ

2020年2月19日
ナガ
『Red』不倫小説のその先を描いたからこそ高い評価を受けた原作を、なぜかただの不倫映画にするという愚行。なんたることか…。あともうちょっとエロさ欲しかったかも(本音)

『スキャンダル』ネタバレ感想・解説:民主党寄りハリウッドから保守党寄りFOXへのカウンター

2020年2月22日
ナガ
『スキャンダル』:2016年に起きたFOXを巡る騒動をこのスピード感で映画化できてしまうアメリカ社会に驚かされました!!

『オリマキの人生で最も幸せな日』ネタバレ感想:フィンランドのロッキーが勝ち取る小さな幸福

2020年2月22日
ナガ
『オリ・マキの人生で最も幸せ日』:モノクロで映し出されるフィンランド版『ロッキー』!ささやかな幸せの物語に胸が温かくなりました!

『初恋』ネタバレ感想・解説:一夜の群像劇の終着点に待つ、初恋の「おわりとはじまり」を描く

2020年2月29日
ナガ
『初恋』:これは三池崇史監督なりの『ワンスアポンアタイムインハリウッド』だったと思う!そして何と言ってもベッキーのビジュアルが最高にクールだった!

劇場版『SHIROBAKO』ネタバレ感想・解説:アニメーションで「食べていく」リアルと向き合う

2020年2月29日
ナガ
『SHIROBAKO』『アベンジャーズ エンドゲーム』ばりの絶望からの痛烈な逆転劇!京都アニメーションの放火事件が重なり、涙なしには見られない物語になっていました…。

2月に鑑賞した作品で真っ先に触れておきたいのは、『his』ですね。

この作品は、同性愛を描いた作品ではあるのですが、そうしたマジョリティ、マイノリティの隔てを越えて、人間の「愛」というものの本質を突いてくれた映画だと思うんですよね。

とりわけ裁判の描写もかなり丁寧でしたし、終盤に近づくにつれて、映画館で嗚咽が漏れるほど泣いてしまいました。

そして『1917 命をかけた伝令』は、映画体験としては圧巻でしたね。

全編ワンカット風なのですが、ワンシーンワンカットを繋ぐ構成を採用し、そこに演劇的なインターミッションのアプローチを持ち込むことで、様々な風景や時間帯を見せてくれたのが良かったです。

あとは『SHIROBAKO』ですね。偶然タイミングが…ということではありますが、京都アニメーションの一件を経て、この映画を見てしまうともう涙が止まらなかったですね。

全てのアニメに関わる人たちを温かく包み込み、肯定してくれるようなそんな奇跡のような映画だったと思います。

 

2020年3月:新型コロナウイルスの影響が徐々に

3月鑑賞作品
  • 『仮面病棟』○
  • 『Fukushima50』△
  • 『ジュディ 虹の彼方に』○
  • 『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』○
  • 『一度死んでみた』○
  • 『ハーレイクインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』○
  • 『弥生、三月 君を愛した30年』△
  • 『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』△

では、2020年3月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

3月の後半には、新型コロナウイルスの影響で、映画館に行くことができなくなってしまいましので、鑑賞作品が激減しましたね。

この3月については、正直取り立ててお話するほどの傑作はなかったように思います…が一応一言コメントでそれぞれ振り返っていきます。

『仮面病棟』ネタバレ感想・解説:ガタガタの原作を綺麗にリライトした脚本に拍手!

2020年3月7日
ナガ
『仮面病棟』:原作が本当に酷いんだけど、この映画版良くぞここまで立て直してくれました…。

『Fukushima50』ネタバレ感想・解説:意義のある題材だが脚色と物語の着地に難がある

2020年3月7日
ナガ
『Fukushima50』:福島第一原発事故のリアルを描いた作品なのに、なぜ事故はもう「収束しましたよ」感を出すのか。現在進行形で戦い続けている人たちがたくさんいるというのに…。

『ジュディ 虹の彼方に』ネタバレ感想・解説:ぎこちなくケーキを食べる姿に垣間見える人生

2020年3月8日
ナガ
『ジュディ 虹の彼方に』:映画の中のジュディ・ガーランドの人生とそれを演じたレネー・ゼルウィガーの人生がリンクするあのラストライブのシーン。本当に涙が止まりませんでした…。

『ジョンFドノヴァンの死と生』ネタバレ解説・考察:大切な人が選べなかった「生」を生きる

2020年3月14日
ナガ
『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』:ドランの最新作は「死」した人間の「生」を描く良作でした。『マイ・プライベート・アイダホ』のオマージュやるのはずりぃよ…。

『一度死んでみた』ネタバレ感想・解説:不在性を客観視することで見えてくる本当の思い

2020年3月17日
ナガ
『一度死んでみた』広瀬すずさんはコメディもイケるんDEATHね!!

『ハーレイクインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』ネタバレ感想・解説:小鳥たちの華麗なるカウンター

2020年3月20日
ナガ
『ハーレイクインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』:女性ヒーローが向かってくる男を全員ぶっ倒していく痛烈なヒーローアクションムービー!これも失恋からの華麗なる復活映画ですね!

『弥生、三月 君を愛した30年』ネタバレ感想・解説:「ワンデイ」に似たプロットと異なる着地点

2020年3月19日
ナガ
『弥生、三月 君を愛した30年』:回想多すぎ!杉咲花さん可愛すぎ!もっと出番増やしてくれ!あと弥生、ちゃっかり不倫してるやん(笑)

『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』ネタバレ解説・考察:ザイルを手放さず生きるということ

2020年3月27日
ナガ
『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』ちゃんと完結させろや!(笑)

3月公開作品で、印象に残っているのは、やはり『ジュディ 虹の彼方に』ですね。

映画を見ていると、時々キャラクターとそれを演じている役者がぴったりと重なって見える瞬間があるんですが、この『ジュディ 虹の彼方に』のラストライブのシーンはまさしくそうでした。

映画の中のジュディ・ガーランドの人生とそれを演じたレネー・ゼルウィガーの人生が重なり、あのステージでしか、そして映画の世界でしか生きられない2人の生き様を見せつけられました。

レネー・ゼルウィガーのアカデミー賞主演女優賞は、文句なしでしょう。



2020年4月~6月:映画館への愛を再確認

4~6月鑑賞作品
  • 『フェアウェル』◎
  • 『37セカンズ』◎
  • 『タイラーレイク 命の奪還』(配信)○
  • 『デンジャラスライ』(配信)✖
  • 『ハーフオブイット』(配信)◎
  • 『ストーリーオブマイライフ』◎
  • 『許された子どもたち』◎
  • 『水曜日が消えた』○
  • 『グッドボーイズ』○
  • 『ザ・ファイブ・ブラッズ』(配信)○
  • 『泣きたい私は猫をかぶる』(配信)○
  • 『燕 Yan』○
  • 『ソニック ザ・ムービー』○
  • 『劇場』(配信)

さて、新型コロナウイルスの影響で鑑賞作品数が減ったので、4月から6月はまとめてお話します。

まず、パッと見た時に配信で鑑賞した作品が一気に増えたことが伺えますね。

そして配信作品の中で『ハーフオブイット』という青春映画の新しいマスターピースとも言える1本に出会うこともできました。

『フェアウェル』ネタバレ感想・解説:アイデンティティ危機とそこに示された温かな希望と救い

2020年4月4日
ナガ
『フェアウェル』:中国とアメリカ。2つの国にルーツを持つ女性のアイデンティティの揺らぎを描く傑作!個人的には本年度ナンバーワンのラストカットだったと思います!

【ネタバレあり】『37セカンズ』解説・考察:人よりも見下され、見上げ続けたからこそ見える景色

2020年4月18日
ナガ
『37セカンズ』:圧倒的な映像表現に脱帽!障がいを抱えた少女の成長譚を綺麗ごと抜きに描き切ったことに拍手を贈りたいです!

『タイラーレイク 命の奪還』ネタバレ感想・解説:水の底で感じる大切なあなたとの繋がり

2020年4月25日
ナガ
『タイラーレイク 命の奪還』:Netflixでこの規模の配信映画が見られてしまうなんて…。『アトミックブロンド』なんかを想起させる狭所での長回しアクションが圧巻で、何度も見ちゃいました。

【ネタバレあり】『デンジャラスライ』感想・解説:作られた情報が「英雄」を疑惑に変える

2020年5月1日
ナガ
『デンジャラスライ』もう記憶から消えました…。

『ハーフオブイット 面白いのはこれから』ネタバレ感想・解説:愛を、自分の言葉で語れよ!

2020年5月1日
ナガ
『ハーフオブイット』:監督の映画の引用のセンスが最高すぎて、とにかく握手がしたいです。コロナが収まったら、飲みにでも行きませんか?映画談義させてください…。

『ストーリーオブマイライフ』ネタバレ解説・考察:原作「若草物語」からの脚色に込められた現代性

2020年5月24日
ナガ
『ストーリーオブマイライフ』:『若草物語』を現代のフェミニズムの文脈に基づいて再構築し、作者と主人公のリンクを強調したメタフィクションとして仕上げたグレタ・ガーヴィグの手腕に脱帽!

『許された子どもたち』ネタバレ感想・解説:裁かれなかったが故に与えられなかった赦しの主体

2020年6月5日
ナガ
『許された子どもたち』今年の邦画で1番「攻めた」映画だった!少年法の庇護下で裁かれなかった少年の地獄巡りを描く。あまりの強烈さに痺れました。

『水曜日が消えた』ネタバレ感想・解説:多重人格モノであり、共存と寛容の大切さを説く物語だ!

2020年6月7日
ナガ
『水曜日が消えた』:『セブンシスターズ』のパクリかと思いきや、中村倫也さんの1人7役の演技が冴えわたるハートウォーミングな映画でした!

『グッドボーイズ』ネタバレ感想・解説:安直な下ネタローティーン青春映画ではないぞ!

2020年6月12日
ナガ
『グッドボーイズ』:下ネタ満載のコメディ映画!ジェイコブくんはこれまで可愛らしい役ばかりだったのもあって、こういうちょっとちょけた役にギャップ萌えしてしまいました(笑)

『ザファイブブラッズ』ネタバレ解説・考察:黒人史から読み解くベトナム戦争と現在のリンク

2020年6月15日
ナガ
『ザ・ファイブ・ブラッズ』:スパイク・リー監督がとにかくやりたい放題!BLMがアメリカで過熱する中で、この映画が公開された意義は大きい。ここ数年の話じゃない、脈々と続いてきた黒人とアメリカの歴史を独自の切り口で描いた意欲作だ!

『泣きたい私は猫をかぶる』ネタバレ感想・解説:愛されるための主体性。目交わらない視線。

2020年6月18日
ナガ
『泣きたい私は猫をかぶる』俺も猫になりてぇ…。猫になってかわいいあの子にちやほやされてぇ…。そんな理想を具現化したようなアニメ映画。ヨルシカの楽曲と力強い映像のリンクに胸が熱くなる!

『燕 Yan』ネタバレ感想・解説:2つのルーツ、2つの名前。そしてたった1人の自分。

2020年6月20日
ナガ
『燕 Yan』:今、最も注目の撮影監督今村圭佑さんの初監督作品!このタイトル何て読むんやろ?と思ってましたが、「つばめ やん」と読むんですね。何だか関西弁風で、ええやん(笑)

映画『ソニック ザ ムービー』ネタバレ感想・解説:驚きはないが、安心して見られる実写版だ!

2020年6月24日
ナガ
『ソニック ザ・ムービー』:ゲームの実写化は基本おもんないという事前の先入観を見事に壊してくれた良作!当初はソニックのビジュアルが「どこの誰だよ?」って感じだったのですが、修正して正解でしたな!

映画『ソニック ザ ムービー』ネタバレ感想・解説:驚きはないが、安心して見られる実写版だ!

2020年6月24日
ナガ
『劇場』松岡茉優さんの演じた「吸引力の変わらないただ1つのダメ男バキューム」みたいなヒロインの魅力に完全にやられてしまいました。来世は松岡茉優さんのヒモになりたいとそう強く決意したのでした。

4月から6月は鑑賞作品がどうしても少なかったのですが、傑作には多くで会うことができました。

まずはやはり『ハーフオブイット』ですよね。

アメリカのハイスクールものにステレオタイプ的なイメージを持っている人は、ぜひ今作を見て欲しいです。

マイノリティのキャラクターを自然に作品の中に内包しつつも、それを超えた普遍的な「愛」の物語として作劇していく様は、本当に「今」の映画なんだなということを強く感じます。

あとは、『37セカンズ』でしょうか。

HIKARI監督は、今作で世界中から注目を集めたわけですが、日本人監督と言われますが、拠点はロサンゼルスに置いています。

それもあってか、邦画では考えられないようなアプローチで作られた作品となっていて、そうした作りの面でも日本のクリエイターに大きな影響を与えたと言えるのではないでしょうか。

 

2020年7月:韓国と日本、2つの国の青春映画に感動

7月鑑賞作品
  • 『MOTHER』✖
  • 『はちどり』◎
  • 『アングスト 不安』△
  • 『透明人間』○
  • 『オールドガード』(配信)△
  • 『コンフィデンスマンJP プリンセス編』○
  • 『アルプススタンドのはしの方』◎
  • 『君が世界のはじまり』✖

では、2020年7月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

例年7月は大作が目白押しになる時期なのですが、大作と呼べる作品は『コンフィデンスマンJP プリンセス編』くらいのもので、少し寂しい夏の始まりとなりました。

しかし、『パラサイト』と共に世界を席巻した韓国映画の傑作『はちどり』やピンク映画の監督が手がけた青春映画『アルプススタンドのはしの方』が公開されるなど、優れた作品に出会うことができた実りのある月であったことも事実です。

映画『MOTHER』(2020)ネタバレ感想・解説:善意では救えない領域にどう踏み込めばいいのか?

2020年7月3日
ナガ
『MOTHER』:題材は面白いが、長澤まさみさんの演技が役に追いついていない印象。息子役の奥平大兼さんはこれからブレイクしそうです!

『はちどり』ネタバレ感想・解説:死と生のオルタナティブ。「あなた」ではない「私」を生きる

2020年7月4日
ナガ
『はちどり』:1人の少女の小さな物語と、韓国激動の時代の大きな社会の物語をリンクさせていく手腕が圧倒的!こんなにも普遍的で、温かく、生きる勇気をもらえる作品にはそう出会えないだろう!

『アングスト 不安』ネタバレ感想・解説:極めて意図的な不協和音!その「気持ち悪さ」を考察!

2020年7月5日
ナガ
『アングスト 不安』:シリアルキラーの視点を追体験できる頭のおかしい映画。映像の撮り方がとんでもなさ過ぎて、終盤は完全に酔って、吐くかと思いました…。

『透明人間』ネタバレ解説・考察:見えない恐怖と戦い続けてきた「狂った女性」のリベンジ!

2020年7月8日
ナガ
『透明人間』:超低予算映画なのですが、映像の完成度の高さは圧倒的!そして虐げられ、搾取されてきた主人公の痛烈な復讐劇に思わずガッツポーズ!よくぞやってくれたぜ!

『オールドガード』ネタバレ感想・解説:「これまで」を作ってきた人と「これから」を作る人の共闘

2020年7月11日
ナガ
『オールドガード』:不死身という設定を活かしたチームバトルがかなり見応えありましたね!プロットは『ローガン』のような趣もあり、こちらもなかなか楽しめました!

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ネタバレ感想・解説:観客の「信用」を逆手に取る史上最大のコンゲーム

2020年7月23日
ナガ
『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ドラマシリーズも含めてのシリーズ最高傑作でしょう。「嘘」を描いてきた作品だからこそ、そこに描かれる一抹の「真実」に心を奪われる。古沢さんの脚本には毎度驚かされます…。

『アルプススタンドのはしの方』ネタバレ感想・解説:いつか「そこ」に立つあなたのための代理戦争

2020年7月26日
ナガ
『アルプススタンドのはしの方』応援している視線の先にあるものを一切描かない。その視線にあるのは、きっと自分自身なんだろう。いつかそこに立つ日の「私」を私は今応援しているんだと、そう思った。ありがとう。この映画を作ってくれて。涙が止まらないよ。

『君が世界のはじまり』ネタバレ感想・解説:何もかもがあって、何もかもがない「ここ」に生きる

2020年8月1日
ナガ
『君が世界のはじまり』:いくらなんでもこれを令和の世に「青春映画」として公開されるのは、きついような…。世界観も物語も何もかもが既視感に満ちていて、古臭い。この映画を見ても何も「はじまら」なかった。

さて、7月は本当に『はちどり』『アルプススタンドのはしの方』の存在感が際立っていましたね。

まず『はちどり』は「空気感」の作り方が抜群に上手いと思いました。

日常の積み重ねの中で少しずつ主人公のウニが家父長制の犠牲者になっていく様を演出することで、その緩やかな地獄を観客に体感させることに成功したのです。

一方の『アルプススタンドのはしの方』は原作の舞台を、上手く映画の媒体に落とし込めていました。

そして、青春の中心にいられなかった者たちの悲哀と小さな喜びに焦点を当て、それを肯定していく青春讃歌になっていましたね。

2020年は本当につらく苦しいことが続きましたが、この映画に励まされた方も多いのではないでしょうか?

 

2020年8月:大作がない夏は寂しいなぁ

8月鑑賞作品
  • 『#ハンド全力』◎
  • 『ドラえもん のび太の新恐竜』○
  • 『ぐらんぶる』✖
  • 『ディックロングはなぜ死んだのか?』△
  • 『ドロステの果てで僕ら』△
  • 『糸』✖
  • 『弱虫ペダル』○
  • 『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写)○
  • 『2分の1の魔法』○
  • 『きっと、またあえる』◎
  • 『青くて痛くて脆い』○
  • 『事故物件 恐い間取り』○

では、2020年8月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

8月は、ようやく新型コロナウイルスの影響から少し解放されてきたような空気も漂い、本格的に劇場での作品鑑賞を再開しました。

跳び抜けた傑作にこそ出会えませんでしたが、比較的作品のレベルは高く、個人的には楽しめました。

『#ハンド全力』ネタバレ感想・解説:震災が「生活」の人と震災を「物語」として享受する人

2020年8月2日
ナガ
『#ハンド全力』:「スポ根×復興×SNS」をストレートに描くなんてことは松居監督に限ってなかった!「頑張ること」と「承認されること」という切り口からスポ根を現代的にアレンジした素晴らしい作品です!

『ドラえもん のび太の新恐竜』ネタバレ感想・解説:君と一緒に飛んで、広がる世界と未来

2020年8月7日
ナガ
『ドラえもん のび太の新恐竜』:誰かに強いられた努力ではなく、自らの気づきと主体性がもたらす努力が自分を変えていく!のび太とキューの熱い成長譚に涙が止まらない!あとMr.children の主題歌は反則…。

実写映画『ぐらんぶる』ネタバレ感想・解説:拷問紛いの107分を与田祐希の可愛さで乗り切る!

2020年8月8日
ナガ
『ぐらんぶる』:冒頭10分くらいは笑えるけど、その後あまりにも同じパターンのギャグ連発に溺れて死にそうになる。それでも「与田祐希の可愛さ」という”酸素”を与えられて、多幸感に包まれながら2時間尺延命される感覚。与田祐希さんがいなかったら溺死してたわ…。

『ディックロングはなぜ死んだのか?』ネタバレ感想・解説:無知の上のささやかな幸福とその崩壊

2020年8月9日
ナガ
『ディックロングはなぜ死んだのか?』死んだ理由が衝撃的すぎるでしょ…(笑)不倫バレたとかよりも遥かに地獄みたいな空気感を体感することができる不思議な映画です。

『ドロステのはてで僕ら』ネタバレ感想・解説:1つのアイデアを絶妙な反芻と多彩な展開で魅せる

2020年8月10日
ナガ
『ドロステの果てで僕ら』:劇団ヨーロッパ企画ないし上田誠さんらしい作品ではあるけど、題材や主題とあのラストは噛み合ってないかなぁ…。でもドロステレビちょっとやってみたいかも

映画『糸』ネタバレ感想・解説:平成史を丸ごと内包する壮大な運命と結びの物語

2020年8月12日
ナガ
『糸』:当ブログ管理人がもし、この映画のファイナルカットを担当できるなら、ラスト5分以外は全てカットします(笑)こんなのMVでええやん。映画にしなくても…。

実写映画『弱虫ペダル』ネタバレ感想・解説:「焦点化」と「前倒し」で原作を小さな1つの物語へ

2020年8月14日
ナガ
『弱虫ペダル』原作の序盤のパートを巧く再構成した実写版でした。これのためにアニメ『弱虫ペダル』を第1期から第4期まで一気見しましたが、これ話が進まなすぎでしょ。アニメ1話で10メートルくらいしか進まないこともあるし、テンポが悪すぎる(笑)

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』ネタバレ感想・解説:劇伴音楽と光の使い方のディテールに惚れた

2020年8月14日
ナガ
『思い、思われ、ふり、ふられ』少女漫画原作の青春映画で『MAD MAX』みたいなメッセージ性を打ち出した異色の作品!浜辺美波さんの透明感よ、ったく北村匠海さんそこ代わってくれや…。

『2分の1の魔法』ネタバレ感想・解説:何気ない路地が冒険の標に見えたあの頃が鮮明に蘇る!

2020年8月19日
ナガ
『2分の1の魔法』:幼稚園や小学校からの帰り道の入り組んだ路地がダンジョンに思えてきたり、不思議なオブジェが冒険の標に見えてきたりした経験が蘇るピクサーの良作!最後の再会のシーンは本当に巧かった!

『きっと、またあえる』ネタバレ感想・解説:ウェットな問題を120%のポジティブで軌道修正する!

2020年8月22日
ナガ
『きっと、またあえる』:とんでもなく悲しく、苦しいシチュエーションなのに、ウェットになることがなく、とびきりのポジティブさで希望を手繰り寄せていくインド映画のこういう作品、本当に大好きです!『きっと、うまくいく』にも負けず劣らずの傑作です!

『青くて痛くて脆い』ネタバレ解説・考察:憎しみの対象が血の通った人間という当たり前の事実の放念

2020年8月23日
ナガ
『青くて痛くて脆い』応援してるミュージシャンが売れてから「昔の方が良かった。」しか言えなくなった古参ファンの話です(笑)とにかく杉咲花さんがいいな~。ほんと大好きです(本音)

『事故物件 恐い間取り』ネタバレ感想・解説:怖いと笑い、実録ホラーと除霊バトルが融合した総合エンタメ!

2020年8月29日
ナガ
『事故物件 恐い間取り』:途中まで実録ものの真面目なホラー映画なのに、ラストでいきなり幽霊との除霊コンバットに突入するの、本当に笑わせてもらいました。評判悪いですが、僕は好きですよ。

8月は年間ベスト上位に入るような飛び抜けた作品はありませんでしたが、粒ぞろいな月でしたね。

『#ハンド全力』は「ネオ・スポ根」として非常によくできた作品でしたし、そこにSNSや震災の要素を絡めてきたのも素晴らしかったです。

あとは、『きっと、またあえる』が本当にグッときました。

日本で余命ものというか病気や重症(意識不明)を設定に据えた映画を作ると、どうしてもウェットになるのですが、インド映画がこれをやると、本当にカラッとポジティブな作品になるんですよね。

ですので、心の底から笑わせてもらいましたし、それでいて心の底から感動させてもらいました。



2020年9月:ありがとう『TENET』

9月鑑賞作品
  • 『宇宙でいちばん明るい屋根』○
  • 『ムーラン』(配信)○
  • 『もう終わりにしよう』(配信)◎
  • 『窮鼠はチーズの夢を見る』○
  • 『クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』◎
  • 『悪魔はいつもそこに』(配信)△
  • 『TENET』○
  • 劇場版『ヴァイオレットエヴァーガーデン』◎
  • 『思い、思われ、ふり、ふられ』(アニメ)○
  • 『ミッドナイトスワン』○
  • 『mid90s』○

では、2020年9月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

9月は正直「ハズレ」枠が全くと言っていいほどになかった月ですね。2020年の中でも飛び抜けてレベルが高かったような気がします。

何と言っても、『TENET』が公開されて、久しぶりに洋画大作を映画館で見られたのが嬉しかったですね。

岸和田という大阪の僻地の最速上映にわざわざビジネスホテルを予約してまで参加してしまいましたし、結局トータルで5回鑑賞してしまいました。

『宇宙でいちばんあかるい屋根』ネタバレ感想・解説:その屋根は消えることないあなたの居場所

2020年9月3日
ナガ
『宇宙でいちばん明るい屋根』桃井かおりさんの存在感はすごいんだけど、それに負けず劣らずの熱演を見せた清原果耶さんに拍手!家族の温もりを思い出させてくれる温かな映画でした。

実写『ムーラン』ネタバレ感想・解説:ディズニー実写映画史上最高の映像とアクション!そして脚色!

2020年9月4日
ナガ
『ムーラン』:アニメ版にあったコメディ要素の一切が排除されたことで、世間的には不評ですが、個人的にはディズニーの実写映画における最高傑作だと思います!映像が本当に重厚感があって素晴らしかったので、映画館で見たかった…。

Netflix『もう終わりにしよう』ネタバレ解説・考察:「オクラホマ!」ありきの謎めいた結末の意味とは?

2020年9月5日
ナガ
『もう終わりにしよう』:1人の男がひたすらに「終わり」に向かっていく様を描いた会話劇。こんなに果てしない絶望感に裏打ちされた物語は見たことがないですし、最後まで希望の光が差し込むことはありません。しかし、その悲哀に妙に共感してしまう。本当に不思議な映画です

【ネタバレ】『窮鼠はチーズの夢を見る』解説・考察:劇伴音楽とオルフェから読み取る希望の結末

2020年9月12日
ナガ
『窮鼠はチーズの夢を見る』「メンヘラ成田凌」に心を奪われた!なんであんなに気持ち悪いのに、あんなに可愛いんだよ。反則だろ。濡れ場もなかなかに強烈で、そうした描写を正面から描いたことでリアルさが増していました!

【ネタバレ考察】『クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』に胸が熱くなった3つの論点!

2020年9月12日
ナガ
『クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』:多分『オトナ帝国の逆襲』に匹敵する傑作だと思う!ぶりぶりざえもんに泣かされると思わなかったもん…。CV神谷浩史はずるいよな~(笑)

『悪魔はいつもそこに』ネタバレ解説・考察:終わらない暴力の連鎖とその結末が示す希望の道

2020年9月17日
ナガ
『悪魔はいつもそこに』ドエロいロバート・パティンソンに男の自分まで虜になってしまいました…。まぢエロい。

【ネタバレ】『TENET テネット』解説・考察:ノーランの作り出す美しき物語の「円」に惚れた!

2020年9月18日
ナガ
『TENET』映画館で映画を見るという体験の価値を再確認させてくれた最高の作品!クライマックスの「挟撃作戦」は見たこともないような映像体験に、脳汁がドバドバ出ました!

『劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン』ネタバレ解説・考察:堂々の完結編が描いた、アニメがもたらす「生」とは?

2020年9月18日
ナガ
劇場版『ヴァイオレットエヴァーガーデン』映画が始まってから終わるまで、一瞬たりともハンカチを手放せないという衝撃的な映画体験になりました。京都アニメーションさん本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
ナガ
アニメ『思い、思われ、ふり、ふられ』:実写版とは違った視点で描き、メディアミックスを仕掛けるという面白いアプローチでしたね!脚本はアニメ版の方が良くて、好きなのは実写版かな…という印象です。

【ネタバレ】『ミッドナイトスワン』感想・解説:「心」の痛みが「肉体」を軋ませ、血を奪う

2020年9月26日
ナガ
『ミッドナイトスワン』:草なぎ剛さんの演技も素晴らしいのですが、何より服部樹咲さんの演技とバレエダンスに圧倒されました。今後注目の女優ではないでしょうか…。

【ネタバレ】『mid90s』感想・解説:「近景」として追体験し「遠景」より振り返る青春の記憶

2020年9月27日
ナガ
『mid90s』子どもの頃の少し「背伸び」をしたくなる心情を瑞々しく切り取った青春映画!しかし、リアルタイムで追っていくというよりは、大人になった主人公たちがかつての思い出を憧憬するようなノスタルジーと共に描かれていて、本当に空気感が好きな映画でした。

9月は総じてレベルが高かったですが、その中でも『もう終わりにしよう』は傑出していましたね。

当初は、ホラー映画を思わせるような、不思議な会話劇を独特のアングルとテンポで描いていくのですが、終盤にかけて作品の構造が明らかになっていくにつれて、絶望と悲哀が浮かび上がってくるので、本当に心を抉られました。

気分が落ち込んでいる時に見ると、そのネガティブさに引きずり込まれそうになるほどの引力がある映画ですが、出来栄えは圧倒的です。

そして、何と言っても放火事件や新型コロナウイルスの影響を経て、ようやく公開を迎えた『ヴァイオレットエヴァーガーデン』ですよね。

本作は、クリエイター讃歌の側面も強い作品だと感じましたし、だからこそ今京都アニメーションがこの作品を送り出す意義や決意を強く感じました。

 

2020年10月:ハイレベルな秋の陣

10月鑑賞作品
  • 『BURN THE WITCH』△
  • 『浅田家!』○
  • 『望み』○
  • 『星の子』◎
  • 『82年、生まれキム・ジヨン』△
  • 『異端の鳥』○
  • 『鬼滅の刃 無限列車編』○
  • 『シカゴ7裁判』(配信)◎
  • 『彼女は夢で踊る』◎
  • 『きみの瞳が問いかけている』
  • 『スパイの妻』◎
  • 『朝が来る』○
  • 『罪の声』○
  • 『とんかつDJアゲ太郎』△

では、2020年10月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

10月の映画業界はもう「鬼滅」一色という感じでしたね。

苦しい日本映画界を救ってくれた救世主的存在でしたし、既に日本の興行記録を塗り替えましたが、今後同じようなことは起こらないのではないかとすら思います。

「Not in my Life」な出来事を目撃することができ、貴重な経験をすることができましたね。

【ネタバレ】『BURN THE WITCH』感想・解説:女性を主役に据えた『BLEACH』の正統進化形!

2020年10月2日
ナガ
『BURN THE WITCH』:やっぱ久保T人先生の描く作品はスタイリッシュでかっけえです!というよりクールな女性を描くのが本当に巧いですよね。

【ネタバレ】『浅田家!』感想・解説:写真を撮る行為そのものに宿る家族のつながりを描く

2020年10月3日
ナガ
『浅田家!』主人公が写真家として生きることを決意するまでの繊細な葛藤を二宮和也さんが見事に表現してくれました!「嵐」としては活動が2020年で休止に入るようですが、役者の方は続けて欲しいですね!

映画『望み』ネタバレ感想・解説:望み、望まれの双方向性が変えていく家族のカタチ

2020年10月8日
ナガ
『望み』:最近の堤監督は良作と駄作を交互に作っている気がするね…(笑)今回は良作の方でした。

【ネタバレ】『星の子』解説・考察:このラストが示すのは救いなのかそれとも地獄なのか?

2020年10月8日
ナガ
『星の子』:芦田愛菜さんの演技レベルがとんでもないことになってましたね。私の演技力は「53万」ですとか言い出しそうなオーラでした。原作も大好きですが、この映画版本当によくできてますね…。大森監督作品では初めてハマりました!

【ネタバレ】『82年生まれ、キムジヨン』感想・解説:「鏡」が突きつける残酷な現実に震える

2020年10月9日
ナガ
『82年、生まれキム・ジヨン』原作が強烈すぎただけに、この映画はちょっと牙を抜かれた印象が否めないね…。ただ、カウンターだけに徹するのではなく、協調とその先の未来に焦点を当てていた点は良かったです。

【ネタバレ】『異端の鳥』解説・考察:少年と旅する暴力と性的倒錯渦巻く169分の地獄巡り

2020年10月10日
ナガ
『異端の鳥』い:やグロテスクすぎるでしょ…。開始1分で、犬が焼き殺される描写は流石にきつすぎました。犬飼っている人は見ない方が良いかも?後半にかけて主人公が闇堕ちしていき、周囲の人に復讐をするようになっていくパートに入ると、彼が人を陥れるたびにガッツポーズしてました。そんな自分が怖いですね(笑)

【ネタバレ】『鬼滅の刃 無限列車編』解説・考察:鬼と人間。永遠と継承を巡る戦いの結末に涙する

2020年10月17日
ナガ
『鬼滅の刃 無限列車編』心を燃やせ!!ありがとう!!最高でした!!ただ、僕のブログは全く読まれず、なぜかパロディAVの『鬼詰のオメコ』の記事ばかりが読まれました(笑)

【ネタバレ】『シカゴ7裁判』感想・解説:60年代を描いた映画に紛れもない「現在」を見た!

2020年10月17日
ナガ
『シカゴ7裁判』「おれは ”60年代末”のシカゴセブンを題材にした映画を見ていたと思ったら、いつのまにか‘’今”のアメリカや世界を見ていたんだ」そんな感覚を覚える素晴らしい映画でした。あの情報量を裁ききるアーロン・ソーキンの手腕には、圧倒されました。

【ネタバレ無】『彼女は夢で踊る』感想:現実と幻想のカオス!劇場という「場」が孕む「呪い」を描く

2020年10月18日
ナガ
『彼女は夢で踊る』:広島に実在するストリップ劇場の支配人の人生に焦点を当てた虚実入り混じる不思議な作品!全部エロおやじの幻想じゃん!なんて言わないで。この映画はストリップに真摯に向き合った男の物語なんだよ!

【ネタバレ】『きみの瞳が問いかけている』解説・考察:「椰子の実」の詩に込められた結末の本当の意味とは?

2020年10月21日
ナガ
『きみの瞳が問いかけている』吉高由里子さんって本当に良い意味で変わらないですよね。はぁ~好きだなぁ~。『蛇とピアス』の頃から変わらず大好きです。
ナガ
『スパイの妻』お見事~!!!!

【ネタバレ】『朝が来る』解説・考察:2人の母、2つの世界。その断絶と調和を描く。

2020年10月24日
ナガ
『朝が来る』:河瀨監督が描く2つの「母」の物語は映像詩的で美しかった…。そして何より蒔田彩珠さんの熱演ですよね!今の10代の女優で演技力の面で言うと、頭2つくらい抜けた実力者なんじゃないかな?と思いました。

【ネタバレ】『罪の声』感想・解説:「声」によって奪われた未来を自らの「声」で取り戻す

2020年10月30日
ナガ
『罪の声』野木さんは本当に天才ですね。あの情報量の原作を2時間映画にして面白くなるわけがないと思っていましたが、これがびっくりめちゃくちゃ面白かったです。本当によくまとめましたね。

【ネタバレ】実写映画『とんかつDJアゲ太郎』感想・解説:映画館がちょっとしたクラブに!

2020年10月31日
ナガ
『とんかつDJアゲ太郎』公開前に出演者が「アゲられ」まくるという主演の北村匠海さんにとっては気の毒な状況になってしまいましたが、本編はよく出来ていました。主人公、全然練習してないやん!というツッコミは分かりますが、『けいおん!』大好き人間なので、それほど違和感なかったですね(笑)

10月公開作品は、基本的に原作とセットで鑑賞したのですが、その再構築という点で、明暗が分かれた印象ですね。

『星の子』『罪の声』は本当に巧く作ったと思いますし、それでいて単なる再現になっていなかった点に好感を持ちました。

一方で『82年、生まれキム・ジヨン』はちょっと残念でしたかね。

というより原作が偉大過ぎましたかね。韓国の歴史と社会を取り巻く「空気」をひたすらに描く原作に対し、映画版はすごくミニマルな夫婦の物語に終始してしまった印象が強いです。

小説の原作を映画に落とし込む難しさを改めて感じた10月でしたし、『罪の声』の野木さんは本当に天才なのだと再確認しました。



2020年11月:大好きな監督の最新作にべた惚れ

11月鑑賞作品
  • 『ジオラマボーイ パノラマガール』○
  • 『おらおらでひとりいぐも』◎
  • 『ドクターデスの遺産』✖
  • 『さくら』✖
  • 『ミッシングリンク』○
  • 『STAND BY ME ドラえもん2』△
  • 『ばるぼら』△
  • 『Mank』(配信)◎
  • 『君は彼方』✖
  • 『10万分の1』△

では、2020年11月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

11月はやはり沖田監督最新作の『おらおらでひとりいぐも』デヴィッド・フィンチャー最新作の『Mank』が圧倒的でしたね。

逆にそれ以外の映画はかなり不作で、『ドクターデスの遺産』『君は彼方』というここ5年で見てもワースト級みたいな作品がポンポーンと出てきて流石に衝撃でした。

【ネタバレ】『ジオラマボーイ パノラマガール』解説・考察:つまらない再放送とそこに宿る「福」

2020年11月2日
ナガ
『ジオラマボーイ パノラマガール』岡崎京子さんの原作を瀬田なつき監督が自分色に染め上げた良作!無関心に裏打ちされ、時代性から切り離された私たちが今を生きるための物語になっていました!

【ネタバレ】『おらおらでひとりいぐも』感想・解説:人生の「これがら」はいつからだって始められる!

2020年11月3日
ナガ
『おらおらでひとりいぐも』:大好きな監督の最新作は、とても力強く温かい人生のリブートの物語でした!田中裕子さんが、人生の晩年に夫を失った女性の人生の主体性奪還譚を穏やかに、そして確かな足取りで表現しています。「生きる」ということをこんなにも肯定してくれる映画も他にないでしょう!

【ネタバレ】『ドクターデスの遺産』解説・考察:追う者と追われる者のシュミラリティの先に

2020年11月12日
ナガ
『ドクターデスの遺産』シンプルに出来が悪い(ノブ風)

【ネタバレ】『さくら』感想・解説:小松菜奈さんの御手に糞をするあの犬に俺はなりたい

2020年11月14日
ナガ
『さくら』劇中の問題を糞尿で解決すな~(ノブ風)

【ネタバレ】『ミッシングリンク』感想・解説:冒険のロマンに満ちた、多様性を「見せる」映画

2020年11月14日
ナガ
『ミッシングリンク』:スタジオライカの最新作はコロナ禍の世界で、「旅」をすることの魅力を思い出させてくれるような豊かなアニメーション作品でした!もうストップモーションには見えないんですが、一体どうやって作ってるんだ?

【ネタバレ】『STAND BY ME ドラえもん2』感想・解説:「できないこと」を描くのも大切では?

2020年11月20日
ナガ
『STAND BY ME ドラえもん2』1作目の10倍は面白い。でも1作目は限りなく0点に近い点数だから、10倍しても大した点数ではない。「おばあちゃんとの思い出」の尊さが失われてしまったような…。描いて欲しくなかった後日譚かなぁ。

【ネタバレ】『ばるぼら』解説・考察:芸術と世俗のジレンマから生まれる究極の結末を目撃せよ!

2020年11月19日
ナガ
『ばるぼら』稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんの強烈な濡れ場が印象的な1本でした!原作は手塚治虫さんなのですが、ちょっと端折りすぎて、映像詩的な側面が強まりすぎたのは勿体なかったかな…。

【ネタバレ】『Mank マンク』解説・考察:フィンチャーが描く「バラのつぼみ」の新解釈だ!

2020年11月20日
ナガ
『Mank』:名作『市民ケーン』の裏に隠れた鬼才マンクに焦点を当てるフィンチャーなりの「ワンハリ」でした!圧倒的な情報量ながら理路整然としていて面白く、モノクロの味わい深さと美しさを感じさせてくれる映像は圧巻でした!

【ネタバレ】『君は彼方』感想・解説:既視感のパッチワークと自己解決で進行する物語

2020年11月27日
ナガ
『君は彼方』2時間の記憶喪失。虚無。圧倒的な虚無。

【ネタバレ】映画『10万分の1』感想・解説:「俺が君を守るから」を脱構築した先にあるもの

2020年11月28日
ナガ
『10万分の1』:卒業式までみんなで頑張ろう!と盛り上がった2秒後にいきなり卒業式のシーンにぶっ飛ばされるなど、とにかく詰め込み過ぎて、時間がジャンプしまくる映画。ただ、少女漫画の脱構築的なアプローチは面白かった!

11月は本当にやばい映画がたくさんありましたね。

まずは単純に全ての要素の出来が悪すぎる『ドクターデスの遺産』ですね。

原作のヴィランはまさに悪のカリスマという感じだったんですが、なぜか映画版のヴィランは3流サイコパスに成り下がるという改悪。

原作者は怒っていいと思いました(笑)

そして、何と言っても2020年を代表する「虚無」たる『君は彼方』ですよね。

加えて、作画も劇場版クオリティとはとても思えないような代物で、令和の世にこんなレベルのアニメが見られるなんてという驚きはありました。

 

2020年12月:ピクサー最新作に心を救われた!

12月鑑賞作品
  • 『燃ゆる女の肖像』◎
  • 『サイレントトーキョー』✖
  • 『新解釈 三國志』✖
  • 『佐々木、イン、マイマイン』○
  • 『ワンダーウーマン1984』○
  • 『私をくいとめて』◎
  • 『ジョゼと虎と魚たち』◎
  • 『ポケットモンスター ココ』◎
  • 『ソウルフルワールド』(配信)◎
  • 『ミッドナイトスカイ』(配信)○
  • 『AWAKE』◎
  • 『れいこいるか』△

では、2020年12月に鑑賞した作品を一言ずつ感想を添えながら、振り返っていこうと思います。

12月は序盤こそ、酷すぎて開いた口が塞がらない様な映画が連続できましたが、後半にかけては1年の締めくくりにふさわしい良作に出会えたような気がします。

特にピクサー最新作の『ソウルフルワールド』は、ピクサー最高傑作とも言える出来栄えで、心を鷲掴みにされてしまいました…。

【ネタバレ】『燃ゆる女の肖像』解説・考察:振り返らない、されど溢れ出すその涙に宿る力強さ

2020年12月4日
ナガ
『燃ゆる女の肖像』あの力強いラストカットに映画を見ている自分まで身体の震えが止まりませんでした!静かに心の内に燃え上がるような2人の女性のラブストーリーに完全に心を奪われました!素晴らしい!

【ネタバレ】『サイレントトーキョー』感想・解説:責任放棄を批判する映画が責任放棄をしている

2020年12月5日
ナガ
『サイレントトーキョー』犯人がバカ。

【ネタバレ】『新解釈 三國志』感想・解説:「三国無双」の呂布を完全再現した城田優さんに拍手!

2020年12月12日
ナガ
『新解釈 三國志』始まってから1時間30分くらい経過して、内輪ノリで盛り上がり始めた、自分の知り合いが全くいない飲み会にシラフで放り込まれる地獄を手軽に味わえる映画。静まり返った劇場でコメディを見るという唯一無二の劇場体験に。

【ネタバレ】『佐々木、イン、マイマイン』感想・解説:エゴと祈り。救えなかったあいつへ

2020年12月17日
ナガ
『佐々木、イン、マイマイン』誰もあの頃共に過ごした「佐々木」を思い出してしまう青春映画!終盤にかけて伏線が一気に回収されていき、加速していく物語は秀逸!ラストシーンはまさしく創作が生んだ奇跡と形容する他ないでしょう!

【ネタバレ】『ワンダーウーマン1984』感想・解説:真実の愛はいつだって強いんだ!

2020年12月19日
ナガ
『ワンダーウーマン1984』:社会派な物語とは対照的に、作劇やアクション、演出は80年代のアクション映画とりわけ『コマンドー』を思わせるようなゆる~いテイスト。そのギャップがまた愛おしい映画でしたね!

【ネタバレ】『私をくいとめて』感想・解説:自分と他人のチューニングで世界を広げよう!

2020年12月20日
ナガ
『私をくいとめて』:脚本の段階では軽自動車くらいの推進力しかない物語だが、そこにのんさんというスーパーカーのエンジンが加わることで、とんでもない勢いで加速していく!のんさんと橋本愛さんの共演シーンは感涙。あんなのずるいよ…。

【ネタバレ】アニメ『ジョゼと虎と魚たち』感想・解説:ジョゼの「夢」という一節を昇華させた傑作

2020年12月23日
ナガ
『ジョゼと虎と魚たち』:実写版とは違う形で、30ページほどの短編原作を拡張した傑作アニメーション!「夢」に手を伸ばすことの苦しみを描きつつ、それを2人で共に乗り越えていこうとするプロセスに涙が溢れました!

【ネタバレ】『ポケットモンスター ココ』感想・解説:血縁や種族を超えた親子の「似る」を描く

2020年12月26日
ナガ
『ポケットモンスター ココ』「ミュウツーの逆襲」に匹敵するポケモン映画の新しいマスターピース!ポケモンと人間の境界で葛藤する少年のアイデンティティの物語として、この上ない着地点を導き出した!

【ネタバレ】『ソウルフルワールド』感想・解説:ピクサーが描いた「夢の続き」の物語!

2020年12月27日
ナガ
『ソウルフルワールド』文句なしのピクサー最高傑作ではないでしょうか!夢のその先にある「人生のきらめき」に焦点を当てる物語。生まれる前の魂という斬新なキャラクター。その斬新なアイデアと人生をまるっと肯定してくれるような包容力に心を奪われました。ありがとう。この映画を生み出してくれて。

【ネタバレ】『ミッドナイトスカイ』解説・考察:終わりに際して人は置き去りにした過去を思う

2020年12月29日
ナガ
『ミッドナイトスカイ』:静かで映像詩的なSF映画。映像があまりにも美しく雄大なので、これは映画館で見れば良かったかも。2つの世界の終わりから「通信」という形で人と人が交わる物語は何ともロマンチックでした。

【ネタバレ】『AWAKE』感想・解説:音と光の対比が演出する、将棋に賭けた2人の男の物語

2020年12月31日
ナガ
『AWAKE』2020年終盤のサプライズでした!ひたすらに映像と役者の表情や仕草で見せるドラマに目が釘付け。特に音と光が印象的にあしらわれた映画で、目を閉じていても心地良く、本当に豊かな映画だと思いました!
ナガ
『れいこいるか』:阪神淡路大震災を経験した者たちのその後の「普通」の生活に焦点を当てた作品!緩やかな悲しみと小さな喜び。それらを映像に閉じ込められています。ただ、登場人物が失明していたのに、途中でいきなり視力回復するのはよく意味が分かんない。というか映画を見ていて、時々殴られて意識を失ったのかと思うくらい、意味の分からない「ジャンプ」が多発していました。



2020年ベスト映画ランキングTOP10

さて、ここまでの前置きが長くなってしまいましたが、ランキングについてはサラッと発表させていただきますね。

2020年ベスト映画ランキングTOP10
  1. 『his』
  2. 『ソウルフルワールド』
  3. 『もう終わりにしよう。』
  4. 『ラストレター』
  5. 『37セカンズ』
  6. 『はちどり』
  7. 『ハーフオブイット』
  8. 『おらおらでひとりいぐも』
  9. 『燃ゆる女の肖像』
  10. 『アルプススタンドのはしの方』
ナガ
ということで、このようになりました!

冒頭にも書きましたが、2020年は自分の中でも映画鑑賞の在り方が変革した年だったように思います。

このランキングを見てみると、配信で鑑賞した作品が『ソウルフルワールド』『もう終わりにしよう。』『ハーフオブイット』と3作品をランクインしており、そのうち2つは3本の指に入っています。

その一方で、映画館で作品を見ることの価値を再確認できた1年でもありました。

1位に挙げた『his』や6位に挙げた『はちどり』なんかは映像的なスケールが大きな作品ではないのですが、やはりあの空間で鑑賞することで、より深く登場人物や描かれる世界観に寄り添うことができたような気がします。

ナガ
そして何より、この2作品は個人的にエンドロールで涙が止まらなくなったんですよ。

映画館でしか味わえない、真っ暗な空間で体験するエンドロールは、自分にとって「余韻」を味わう大切な時間です。

そうした余韻が映画館での映画鑑賞の体験をより豊かで味わい深いものにしてくれるのだと、痛感しましたね。

上記のランキングには挙げませんでしたが、個人的に最後まで悩んだ作品を5つだけ最後に挙げておきます。

  • 『許された子どもたち』
  • 『クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』
  • 『#ハンド全力』
  • 『きっと、またあえる』
  • 『Mank』
ナガ
どれも素晴らしい作品なので、気になった方はご覧になってみてください!

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は2020年の当ブログ管理人が選ぶベスト映画ランキングTOP10を発表させていただきました。

2020年は「ナガの映画の果てまで」をご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。

ナガ
そして、既にTwitter等で告知させていただいているように、2021年からは当ブログの公式YouTubeチャンネルが始動しました。
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2021年も、より多くの方に映画の面白さ、奥深さを伝えて行けたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回も読んでくださった方、ありがとうございました。

 

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